88話
お待たせしました!
88話
さて、今は帰宅していつでも寝れるように準備をしてログインするところだ。
「美琴決勝頑張ろうぜ!」
「だね!じゃぁ、ログインしようよ!」
「あぁ!」
オレと美琴はフリースキルオンラインにログインして南の森のダンジョンのダンジョンマスタールームの寝室で起きた。
そこからメインのダンジョンコアがある部屋へと移動した。
そこで一言
「みんな、今日もがんばろう!」
「「「「おー!」」」」
「で、今日の決勝の相手だけどチーム鈍器ーが相手だけどどうも力と防御がとかにかく高いようだから攻撃を食らうのはやばそうだな。」
「そうね。あとは体力も高そうだからオーバーキル気味のほうがいいのかもね。」
「僕に任せてよ!ブレスで吹き飛ばすから!」
「やり過ぎ注意な!」
「ヤサメ君もね!」
「あ、あぁ・・・」
「さて、そろそろ向かわないとね!」
□ □ □ □
そして、会場へとついた。
オレたちは待合室へと向かう途中会場の盛り上がりに驚いていた。
それというのも中は昨日までよりもさらなる盛り上がりを見せており声援が地鳴りのようになっていた。
「凄いな」
「そうね。なんだか人気アイドルのライブ会場に来たみたい。」
「ライブってこんなかんじなの?」
「うん!ヤサメ君、行ったことないの?」
「あぁ、とくに好きな歌手もいないしなぁ。」
「そうなんだ。今度私の好きな歌手のコンサート一緒に行ってみない?」
「そうだな。少し興味あるから今度な!」
そんな話をしていたら時間になったようで
『それでは時間となりましたので団体戦の決勝を始めたいと思います!
まずは、決勝に進出したチームの紹介です!
まずはここまで無傷で圧倒的な強さを魅せてきたダンジョン運営委員会!
対するは鈍器一筋刃物なんて邪道!と豪語するマッスル集団!チーム鈍器ー!
さぁ!両者が入場してきます!皆様拍手でお出迎えください!』
そう、この決勝は転移せずに東西の入り口前に転移してそこから出るように言われていたので運営の言葉を聞いたオレたちは舞台へと進んだ。
すると溢れんばかりの拍手と歓声が聞こえてきた。
『お前たちのダンジョンいくからなぁー!』
『ミトさん今日も綺麗です!』
『キャールナお姉さまぁ!』
『アイリスちゃーん!』
『フリューゲルカッコいい!』
『『『『『せーの、ヤサメサマー!きゃー!!』』』』』
『『『『リア充は爆発しろー!!!』』』』
『会場は溢れんばかりの声援です!』
「いって!なんだよミト?」
オレは何故かミトに太ももを詰められた・・・
「「「「・・・・」」」」
「皆で無言はやめて?!」
「「「「あははは」」」」
次に聞こえてきたのは
『おおー、今日も豪快な鈍器捌きみせてくれー!』
『盾でなぐりとばせー!!』
『ヤサメだけぶっ飛ばせーーー!』
『『『『そうだ!そうだ!』』』』
『鈍器ーーーーー!!』
うん、なんか男の応援が集中してるな。
なんでかはわからんでもないけどなぜ俺だけぶっ飛ばされるんだろうか・・・
『えー、会場は溢れんばかりの歓声とヤサメ選手への罵声で埋め尽くされております!ちなみにですがフリューゲルさんを覗いたメンバーは皆ヤサメ選手のハーレムメンバーですか?』
なんてことをきいてくるだ?!
「ちっがーーーーーう!オレの愛するのはミトだけだーーーーー!!!━━━━━あ」
「もう、ヤサメくんだら♪」
『『『『『『『くっそーーーーーー!!うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん』』』』』』』』
『『『『『『『そんなーーーー』』』』』』』
『えぇ、会場はヤサメ選手の告白で男性陣のミト選手ファンの怨念めいた泣き声と女性陣の一途宣言で残念がる集団にわかれルナ選手とアイリス選手のファンは安堵の雰囲気に包まれております!かくいう私はアイリスせ━━━━ごほん。えぇ、気を取り直してそろそろ試合の方へ戻したいと思います!
ただいまダンジョン運営委員会の意気込み?を聞きましたので次は鈍器ーの意気込みを聞いてみたいと思います!』
「それでは鈍器ーを代表してワシチーム鈍器ーリーダー盾使いのゴンゾウが一言」
リーダーあのシールドバッシュの人なのか・・・
「ごほん!鈍器最高!盾がいちばんだーーーーー!っぐほ」
『おっとーゴンゾウ選手の一言のあとパーティーメンバーが鉄拳制裁が!?
なぜなんでしょうか!』
そりゃぁ、盾以外を使っている人たちからしたら到底認めれないことだろうからなぁ。
『あのー、試合前にゴンゾウ選手が退場しそうなのでそろそろ・・・・』
なんとか運営の人の仲裁を受け入れた?ようには見えないが止まったので今度こそ始まるようだ。
『えーいろいろありましたがそろそろ試合を、始めたいと思います!それでは、パーティー戦決勝始め!』
『『『『『『わあああああああ』』』』』』
こうして決勝の火蓋が切って落とされた!




