87話
遅くなりました!
87話
オレと美琴はお昼を食べるために気になっていたお握り屋という所にきている。
ここは噂を聞く限りかなりの種類の具材があるという。
しかも王道の梅干しや鮭、ツナマヨといったものはもちろんあるが普通に天むすや変わり種だとチョコレートなどあるそうだ。
「そろそろ俺たちの順番だけどなにがあるかたのしみだよな。」
「だよねー。あ、前の人たち終わったから私たちだねー」
「いらっしゃいませ。メニューはそちらになりますので決まりましたら声をかけてください。」
「わかりました。━━さて、メニューはこれか?なになに?」
「さすが噂になるだけあって種類が多いね。」
「だな。此だけあると迷うよな?」
「んー、っあ!これなんてどう?」
「おーそうだなこれがいいかもしれない!」
「だよね!オススメランダム盛り合わせ二人前!」
「チョコレートとか入ってなければいいけどなぁ。」
「んー、そうだけどそこは運まかせだよね。 」
「だな。すいません!このオススメランダム盛り合わせ二人前をください!」
「わかりました。それでは会計を先にお願いしますね。合計1404円になります。」
「どうぞ。」
「それでは1404円ちょうどをお預かりいたします。それとこちらが商品です。ありがとうございました!」
「どうも」
「どこでたべようか?」
「そうだなぁ。中庭の一角にイートインスペースあるみたいだからそこに行かないか?」
「うんいいよ!」
そうしてオレと美琴は中庭のイートインスペースへとやって来た。
「時間的に早めだけど殆どうまってるみたいだな。」
「あ、あそこ空いてる!」
「お、そこにしようか!」
オレたちは空いていたテーブルについてお握りと途中買い足したおかず?を広げた。
「さて、どれからたべようかな?それにしても一口サイズみたいだけどかなりの量がはいっているよなぁ。迷うな。」
「どれがなにかわからないから私が選んであげるね!これにしよ!あーん」
あーんだと!?
「たべないの?」
「たべるよ?自分で」
「だーめ!あーん」
っく、結構周りから見られている気がするのに・・・
っくそ、しかたない!
「あぐ!モグモグ━━━これは!!」
「具なんだったの?」
「たぶんあんこだな。」
「いいなぁ!あたりじゃん!」
「あたりか?」
「いってみればおはぎでしょ?当たりじゃない?」
「確かにそう言われたら当たりなのか?」
「あたりだよ!」
「うーんそしたら次はオレが選んでやるからな!これに決めた!」
オレがお握りを持ち上げた瞬間!
「あぐ!」
「!!」
美琴が食いつてきた!
「!!━━━これは!」
「たく、それでなに入っていたんだ?」
「んぐ。えっとね。焼き鳥かな?」
「焼き鳥まであるのか。」
その後オレたちはお握りを楽しみ?食事を終えた。
「さて、遊ぶか!」
「うん!」
「どこ行こうか?」
「そうだなぁ。」
オレは構内の案内地図を広げた。
「このへんいってみるか?王道の射撃とかあるみたいだし?」
「うん!」
そして、オレたちは移動して射撃や輪投げなどのミニゲームが集まったエリアにやって来た。
「おー何気にいろいろあるなぁ。」
「だけど最終日だから商品は少なそうだね。」
「まぁ、それは仕方ないよ。」
「さて、どれするかな?」
「あれは?」
「あれかぁ。」
美琴がいうあれとはオモチャの弓で的にあてそれの点数によって景品を貰うゲームだ。
「薫くん弓すきでしょ?頑張ってね!」
「いや、好きだけどリアルではなぁ。」
「えー大丈夫だよ!」
「で、やりますか?」
そう、このやり取りは弓あてゲームの店の前でやっているのでもちろん担当の生徒に見られていたわけで。
「や、やる!」
「毎度、矢3本で500円ね。」
「意外とするけど、500円ね。」
「はい、たしかに。それでは点数別で選べる景品は違うからあとで点数をみて選んでくれ」
「わかった!」
「薫くん頑張ってね!」
「あぁ」
さて、この弓は・・・。んーやっぱりオモチャだよなぁ。
弦を引いてみるとびよんびよんいっている・・・
何度か引いてみてから1つめの矢を構えて的を狙うことにした。
的までやく3mだけど・・・
狙いを定めて射つとなんとかではあるが的の端に中った。
次は少し狙いを修正して中心付近に中り、次のも中心付近に中ることができた。
「ふう、よかった。」
「おー凄い!景品このランクの中で選んでくれよ!」
そう言われて出されたのはアクセサリー数点だった。
んー、美琴にあげるとしてどれがいいかな?
ネックレスでいいかな?
このすこしガラスかクリスタルか?わからないけどそんなのが宝石のように小さくカットされたものがついたおしゃれな感じのネックレスを選んだ。
「これで。」
「はいよ。つけていくか?
「あぁ」
「そしたら、それの箱は別に渡すからな」
「あぁ」
そして、受け取ったオレは美琴の所へ戻った。
「美琴首を出してくれ」
「ネックレス?」
「あぁ、安物だろうけどな。」
「ふーん?━━━ん?薫くんその箱見せて」
「これか?」
オレは美琴にこのネックレスの入れ物を渡した。
「薫くんこれ安物だけと安物じゃないよ?若者向けの今人気のブランドだから1万はするよ?」
「高いな・・・、もしかしておれかなり好成績?」
「かもね。」
そうして、そのあともミニゲームなどを楽しみ帰宅時間となったのでその日は帰宅することになった。
次回でPvPイベントが終わりその次で文化祭が終わる予定です。
なかなか執筆時間が取れず遅々とした進行で申し訳ないですがこれからもよろしくお願いします!