お互いに相手の好きな筋肉を正直に言わないと出られない部屋
【肉の日マッスルフェスティバル企画用テンプレート】
1.あなたのユーザーネームを教えてください。
若松ユウです。
2.ゴリマッチョ派ですか? 細マッチョ派ですか? それ以外ですか?
どちらかといえば、細マッチョ派。
3.あなたの作品の中で一番のゴリマッチョを教えてください。
キャラ名:五木ユキ
出演作品:あすなろハイム(https://ncode.syosetu.com/n7460ep/)
語りたい事があれば:女性キャラですが、登場する誰よりも漢らしい性格です。
4.あなたの作品の中で一番の細マッチョを教えてください。
キャラ名:オリバー・オズワルド
出演作品:イヌ科の惑星(https://ncode.syosetu.com/n2148ex/)及び、同Ⅱ(https://ncode.syosetu.com/n5794ey/)
語りたい事があれば:探偵ですが、安楽椅子に座って頭で考えるより、足で稼ぐタイプです。
5.あなたの作品の中で、一番好みの筋肉をしているキャラとその体つきを教えてください。
キャラ名:ニッシ・ヘルム
出演作品:デュークと女子大生(https://ncode.syosetu.com/n5304em/)以下、Dシリーズ内で何度か登場
体つき:9.参照。
語りたい事があれば:若くして騎士団の副長に登り詰めた、努力家です。
6.漫画、アニメ、ゲームキャラの中で好きな筋肉の部位を1〜5箇所あげてください。(例:DBのベジータの大臀筋が好き等)
これは、キャラを5つ挙げて、それぞれに好きな筋肉の部位を1~5箇所答えるのでしょうか。
①『スラムダンク』の木暮公延がコートを駆ける時の上腕筋やヒラメ筋が好き
②『そうしそうあい』の菊池千洋が袖まくりした時に見える上腕二頭筋が好き
③『女の友情と筋肉』の村上イオリのムキムキな上腕筋が好き
④『テイルズ オブ ジ アビス』のガイ・セシルの大胸筋が好き
⑤『スパイダーマン』のスーツ越しに見える腹直筋や大臀筋が好き
どれか1つのキャラの、という意味でしたら、①が一番見どころが多くて好きです。
ドラゴンボールやワンピースも好きですが、他の方と被りそうなので、あえて外しました。
7.一番好きな筋肉の部位はどこですか?(何筋フェチ?)
王道ですが、腹筋ですね。鍛えていても、なかなか六つに割れないものですから、キレイに割れてるのを見ると凄いなぁと。
8.あなたにとって筋肉とは何ですか?
努力を裏切らない唯一の存在。
9.筋肉キャラの絵を載せてください。絵を描かない方は10にお進みください。
モノクロ版
カラー版
本当は、訓練中に負傷した際の痕跡があるのですが、みてみんに載せられないかもしれないので、綺麗な状態にしました。
10.あなたの作品のキャラを使って、200字以上の筋肉SSを書いてください。
ニッシとサーラは、取っ手の無い無機質な引き戸が一枚あるだけの、殺風景な部屋に閉じ込められた。
「導入が雑すぎる!」
「まぁまぁ、そう怒るな、ニッシ。これはギャグ時空だから、何でもアリだ」
「しれっとメタ発言するな、サーラ」
サーラは、ニッシを無視して話を進める。
「ところで、ニッシ。どうやったら、私たちは、ここを出られるのだろう?」
「ドアを開けるしかないんじゃないか? ぐおおぉ!」
ニッシはドアの隙間に指を掛け、力の限り横へスライドさせようとするが、びくともしない。
「駄目だ、開かない。サーラも手伝ってくれ」
「王女に命令するとは、良い度胸だな」
「そんなこと言ってる場合かよ」
「冗談だ。それっ!」
二人掛かりでスライドさせようとするが、それでも引き戸は開きません。
「くっ、駄目か」
「ここは、閉じ込められた原因を突き止める方向へシフトしたほうが、建設的ではないか? ここへ来る前、何をしていた?」
「俺は、訓練上がりにグレイと鉢合わせして、珍しく奢ってやるって言うから、そのまま水牛亭に行ったんだ」
「私は、シエルとティータイムを楽しんでいるところへ、フィアがグレイからの小包を持って来たから、中を検めていた」
「……」
「……」
「「あいつが犯人か!」」
原因が明らかになったところへ、引き戸の隙間に一枚の紙が挟まれた。
親愛なるサーラ王女とニッシ副長へ
ごきげんいかがでしょうか。
その部屋は、お互いに相手の好きな筋肉を正直に言わないと出られない部屋です。
それ以外の方法で、引き戸が開くことは決してありません。
引き戸は、象が踏んでも壊れない異世界の素材で作られていますので、体当たりするだけ無駄です。
諦めて、赤裸々に告白することを強くオススメします。
親友グレイより
紙を読み終えた二人は、お互いに顔を見合わせ、しばし気まずい沈黙を保っていたが、やがてニッシが口を開いた。
「レディーファーストでいけよ」
「わかった。ただし、笑ったら首を刎ねるから、心して聞くように」
「とんだ暴君だな。わかった。真面目に聞こう」
「鍛え上げられた肉体美は、どこも賞賛に値するものがあると思うが、一番を選ぶとすれば、逞しい腕だな。……おい、リアクションは無いのか?」
「褒められ慣れないから、むず痒いんだよ。察してくれ」
「なんだ、そういうことか。さっ、今度はニッシの番だ。期待しているぞ」
「ハードルを上げるな。そうだなぁ。毎朝の乗馬を欠かさないだけあって、均整の取れた身体をしてると思うが、俺としては、しなやかな脚が好きだな。……おい、むせるな」
「すまない。私の脚を、そんな目で見てるとは思わなかったものだから」
「何だと! サーラだって、俺の腕を、そういう目で見てたんだろう?」
「侮辱する気か! 撤回しろ!」
年甲斐もなく、二人が童心に返って取っ組み合っていると、引き戸が開いた。
引き戸の向こうには、ヤヨイとキサラギがいたが、サーラが寝転んだニッシの腹の上に馬乗りになっているのを見て、ススッと引き戸を戻そうとした。
「「どうぞ、ごゆっくり……」」
「「待て、閉めるな!」」
このあと、サーラは二人の誤解をとき、ニッシはグレイに、たっぷりと御礼をしたそうである。
グレイの手当てをしながら、フィアは「だから、やめておけば良かったのに」と言ったとか。