足纏
汀で砂と砂が擦れて鳴る
幾許かの海馬の破損で
草原と違える
杜若が見えているみたいだ
貝殻を耳に当てる
トンネルの道路照明がまだ橙で
精子のように進む
足が取られる
水田に面した長靴の引力
ずびりざりり
ガラス細工を口に含む
無窮だ
吐き出すと
帰巣したのが
もう悠遠の昔だ
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汀で砂と砂が擦れて鳴る
幾許かの海馬の破損で
草原と違える
杜若が見えているみたいだ
貝殻を耳に当てる
トンネルの道路照明がまだ橙で
精子のように進む
足が取られる
水田に面した長靴の引力
ずびりざりり
ガラス細工を口に含む
無窮だ
吐き出すと
帰巣したのが
もう悠遠の昔だ
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