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ネタボックスと称したボツ原稿  作者: 現状思考
1/1

まったく子供って奴は恐ろしい第1節ボツ

ちょっと方向性を変えるために使わなくなった言い回しとか流れが書いてあります。




「何言ってるんだ、そんなわけないだろ。俺は上からの命令であの魔獣を倒した奴を探してるだけだ。あの場の避難が完了していたのは良いことは幸いだったが、俺たちが到着した頃には既に倒されていた」



「ヨーグ・ボロッゴ、7日間の拘留の後、国を出ろ」


「……え?」


何度目とも知れない戸惑いの声がヨーグから漏れ出る。

それに対してカイラットはさらさらと言葉を続ける。


「お前、こっちの警告無視し過ぎだ。目的に情熱を燃やすのも良いけどよ。取れる許可はちゃんと取れよ。そこに散らばる書類全部の罰金を合計すると、残りの人生大半が牢獄暮らしと奴隷の生活で終わるぞ」


「仕方ねぇだろうが、許可を取ろうにも管理所の奴らが馬鹿にして許可をおろさねぇんだからよ。第一、この国は自由を尊重する国だろうが」


「平和を尊重する国だ。あと自由を好き勝手と履き違えるなよ」






ブレロの書斎に慌ただしい足音に急かすようなノックが数回打たれる。その音は、バリくちゃと咀嚼音を立てる書斎主へと届き、ブレロはようやく間食の手を休める。


「…グェップ………。入れ」


「し、失礼します。ブレロ様へ至急、報告がございますっ!」


ノックの音に短く答えたブレロ声を聞き、速やかに部下が書斎へ入り、そう告げる。

部下の放った至急という単語にブレロは目を光らせ、部下の報告を促した。


「いい、続けろ」


「はっ!14:42にて一体の魔獣が商業区域へと侵入しました。西南西より接近する魔獣に対して、兵を配置し撃退を試みるも、これに失敗。魔獣は外壁上部を飛行して、上空から商業区域へと侵入されました」


「な、っ!!何をやっとるか貴様らはっ!!!」


背筋を伸ばし胸を張って起立する部下から報告を聞くや否や、ブレロは菓子の入った大箱を部下へ向けて投げ飛ばした。


「他国が攻めて来たわけでもなかろうに、たかが魔獣一体すら撃退できないとはっ!この能無しどもがっ!」


食べかすと唾を飛ばしながら叫ぶブレロは、苛立ちを隠すことなくダンッ、と書斎机を拳で叩く。だが、部下はそれに怯むことなく再び報告を続けた。


「魔獣は、鋼の鱗を持つ竜種との報告が上がっております。現在、商業区域へ援軍を派遣中です。しかし、既に現場では警邏中だった警備兵、そして多数の住民に被害が」


「討伐隊を編成するまでまだ時間を要します。なにか

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