装備をそろえる#4
「ふわぁぁ~」
目を覚まし、両腕を限界まで伸ばし欠伸をする。
「早速、冒険者っぽくなるためギルドで勉強するか。」
キイィ・・・
とドアを開けると、昨日の光景とは違い、パーティがたくさん集まってクエスト掲示板のようなものを見ている。
「活動は朝からなのか・・・」
そして俺は冒険者たちの格好に注目した。
「あ、防具と武器か…」
俺は冒険者として大事なものを忘れていた。
買いに行くか。っと、その前に
俺は『鑑定』を一人の冒険者に向けて発動する。
___________________________________________
名前:ジェイ 種族:ヒューマン 職業:冒険者
Lv.25 Dランク
HP:2,000/2,000 MP:500/500 体力:1,000/1,000
攻撃力:2,000
防御力:2,000
魔 力:1,000
精神力:1,000
属性:火Lv.40
水Lv.20
スキル:剣術Lv.3
体術Lv.2
___________________________________________
「これが平均か…」
ちなみにステータスの説明をすると、職業が冒険者になるとランクも表示される。
そして属性は1人2つまで。最大レベルが50で、そうなると各属性の上位魔法が使えるようになる。
その次が最上位になってる。
スキルは最大レベルが10で戦闘で使ったことがあるものが増えていく。
「まずは、装備から整えるか」
___________________________________________
ガチャ
「こんにちは、黒色の装備一式ってありますか?」
俺が立ち寄ったのはギルドの近くにあった鍛冶屋。
「ああ、あるぞ」
店主だと思われる人物は、ガタイの良い人間。50代くらいの白髪の男性だ。
「こっちにあるぞ、ついてこい」
男性に案内されついていくとそこには、想像したものと同じ装備があった。
ゲームの中ではドロップ品か報酬でしかもらえなかったのでこういった場所はとてもわくわくする。
「じゃあ、黒のアーマー、黒のローブ、黒のガントレット、黒のブーツ、あとこの白い剣ください」
「あいよ」
とりあえず一式選んで会計へ進む。
「金貨6枚だよ」
「はい」
俺は店主に見えない角度で手から金貨を出し、渡した。
ここで通貨の単位の説明。
銅貨1枚100円。銀貨1枚1,000円。金貨1枚10,000円。白銀貨1枚100,000円。白金貨1枚1,000,000円。
「まいど」
よーし、これで装備がそろった。宿で装着してみるか。
___________________________________________
「なんだこれ…っ…き…ついっ!」
ここで想定外の事件。装備化きつくて入らない。身長が180という無駄に大きいせいもあるのか。
「もう、今やるか」
といい、装備品に改造で能力を掛けることにした。
掛けた内容は、
HP・MP超自動回復
使用者固定
自動調節
完全無欠
といった感じにチートにしといた。
そうして、いじり終わった装備を〈MENU〉から装備した。一瞬で装備できるので便利だ。
結構これで冒険者っぽくなったんじゃないか。
あとはランクをあげるだけか。じゃあステータスを偽装するか。