20140302
さっきあらすじを書いたと思うんですけどって僕は言いたいんですが。眠いので簡潔に完結させましょう。あ、ちょっと今うまいこと言いませんでした!?言いませんでしたよね、はい。前書きもなにも彼女について僕が勝手に語っちゃうそんな自己満足なんですけど、読んでいただけたらいいなぁとぼんやり思います。
赤松悠が日記をつけ始めた理由は特にない。彼女の考えはいつも突発的で、行動と突然である。故に、日が沈んでから本屋に向かうこともあれば日が現れる前にジャージ姿で散歩に出かけたりする。散歩はランニングしようとした残念な結果だったりする。だから、僕が日記をつけ始めた彼女を観察して語りはじめた理由も特にない。ただ、僕は彼女に一番近くにいて、彼女のことが大好きであることを、世界に伝えたいだけなのである。先ほどの代名詞から読み取れるように彼女は生物学的に見て、女性である。見た目を詳しく説明するならば、ややつり目でその下には大概クマがぼんやりと浮かんでいて、ひょいっと毛先が跳ねてしまう黒髪ショートヘアーである。鼻と口、耳などはぱっと見たところ普通である。彼女に言わせれば、口は低温が苦手でよく明け方の雲のように紫がかるらしい。鼻と耳は彼女的にも普通で説明が面倒くさいらしかった。ほかに彼女の顔についているものといえば毛の類いであろうか。眉毛は生まれてから一度も弄られていない。年齢的にも可愛らしくしたいと思うところらしいのだが生憎校則で違反されているためにおおっぴらに弄っている友人がおらず、機会がないのだと言う。校則、といえば彼女の身分について触れていない。彼女は高校生である。れっきとした女子高生なのだ。女子高生、というだけでとりあえず何か誇れる気持ちになる。どや顔で言おう。彼女は女子高生なのである! 人のことなのに自慢げに言った自分の心は羞恥心で満たされました。話を戻して、彼女はちなみに1年生である。幽霊部員なので先輩後輩などの上下関係には困っていない。1年生なのに後輩、というのは中高一貫の私立に通っているために発生している状態である。彼女は高校受験をしてこの学校に入学した。ちなみに、それなりに名の通った学校だったりする。、、、と言っても地球の、陸地を195に分けたうちの、ちっぽけな島国の、47で分けたうちの中で名の通った学校だから有名なのか彼女自身にはいまいちぴんと来ていないようだ。しかし、病院で校名を聞かれたときの優越感はいいものだ、と彼女は口角を少しだけあげたりもしちゃう。本当はやはりぴんと来ているようだった。そんな彼女は進級をかけた学年末テストまで残り1週間となって勉強に明け暮れてはいなかった。ばっちり夜更かしをしたあと、今から眠るようだ。僕もこれを投稿したあと眠ろうと思う。僕が誰かという説明については面倒くさいので省略、もしくは延期することで勘弁していただこう。僕も彼女と共に一夜を過ごしたので眠たいのだ。もちろん高校生にとって危ない関係ではない。彼女の高校は仏教なので、不純な関係は不邪淫とかいって禁じられている。かの有名なWikipedia大先生にお尋ねしたところ不邪婬の意味は微妙に違ったが、とりあえず僕と彼女は恋人とかいう関係ではないのであった。残念なことに。
そして、彼女が目覚めたのはつい4時間前の話である。訂正。実際は4時間半前に意識を取り戻していたが30分ほど布団に籠城し抵抗していた。睡眠欲を優先したがために朝食、昼食を食べそびれた彼女は台所へと向かう。残念ながら、即席で食べられそうな食材はない。唯一見つけた薩摩芋をアルミホイルで包んでレンジに放り込んだ。アルミホイルやラップをちぎるのは難しいと思うのは僕だけでしょうか。安納紅、という品種であるその小振りな薩摩芋を30分かけて調理していざ食べようとしたところ、買い出しに出ていた彼女の母が帰宅した。彼女と彼女の母は似ている。髪型のせいでもあるだろうが、眼鏡をかければ彼女は母になれる。母性愛を存分に受けたいところである。それと、彼女の母はあまり身長が高くない。それもあって彼女の身長も158センチと並みのサイズである。個人的にはとても好ましい身長であると思うのだ。そんな僕の思いに反して、彼女は毎日牛乳を飲んでいる。というか単に彼女は牛乳が好きなのだ。乳製品も好きである。学校に行く日は毎朝、1杯の牛乳とヨーグルトを食べている。しかし、彼女は最近3日に1日は学校に行かず布団に引きこもっている。そんなときの彼女の表情は、さながら死人。能面のような彼女の表情は見ていて面白くない。だから、僕は明日は学校に行ってくれればいいなぁと思っているのだ。さらに、このまま学校に行かなければ進級できないという問題が出てくるのだ。世界は引きこもりに厳しい。今、彼女は眠気と戦いつつ矢印を多量に書き込む数学Aの提出物と奮闘しているところ、、、のようでラノベを読んでいた。提出物に全く手をつけていないという状態にあるにもかかわらず危機感のない彼女を僕は今日も見守っている。そんな僕自身も提出物が真っ白であることは彼女には秘密だ。