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プロローグ~秘密の図書館~

 ようこそ、ワインストーン家が誇る秘密の図書館へ。


(ここはどこ、、?さっきまで、寝ていたはずなんだけどな。夢かな。)


いいえ、ここは夢とはまた違う空間で、貴方様はこの図書館に呼ばれたお客様でございます。


(あまりピンとこないな、。というか、この人は誰なんだろう?)


失礼、自己紹介が遅れました。

私はこの秘密の図書館の番人をしております、ワインストーン伯爵と申します。


(秘密の図書館、番人??)


なぜ司書ではなく、「番人」かって?それは、、なぜでしょうかね?

気になりますか?

しかし、【とても】残念ですがあまり時間がありませんからまたいつかお話いたしましょう。


(なんだか、胡散臭そうな人だな、)


ゴホンッ、まあ、とにかくここの説明の方へ移りましょう。

ここはワインストーン伯爵家のどこかにある、限られた人しか入れない、

通称:秘密の図書館でございます。

ここには著名な作家たちの作品、忘れ去られた名作、そして、世界が隠した

禁忌の書物など、すべての作品を取り揃えております。


(禁忌、、ちょっと怖そう。)


安心してください、この図書館はお客様の魂に見合った作品しか

お出ししませんから。

平凡な魂をもつお客様は全く気にすることはありませんよ。


(安心したけど、なんか言い方が嫌だな)


まあまあ、そういわずに、禁忌の書物などに好かれるなんて

面倒でしかないですから、平凡とは意外といいものなんですよ。

では、お客様はどんなものを望まれますか?

ワクワクするような冒険?愛と悲劇の物語?それとも、摩訶不思議な日記?


(最近はずっと忙しくて疲れてるから、ほっこりするようなあたたかい物語がいいな、、。)


最近の人間のお客様は皆さん大変なようですね。

特にニホンジン?とかはなぜか自分を追い込みすぎるとか。

そんな馬鹿げたことをどうしてわざわざするのか私には到底わかりませんな。


(チクチク言葉が多いな)


要は手抜きでいいということですよ。さ、早く適当に選んでくださいな。


(この人めんどくさくなってきてるな。 あ、この黄色?青?の本いいな。)


おっ、これはなかなか良い本を見つけましたな。

これは、海に囲まれた美しい島に住んでいた少女の人生を記録したものです。


(記録?物語じゃなくて?)


まあ、それはまたいつか話しましょう。

にしても、この本を見つけるとはお客様、やりますね。

彼女の人生はきっとつかれた貴方様を癒してくれるでしょう。

さ、本をお開きになって。


(開いたはいいけど、文字が読めないんだけれど、、。これは何語?)


ああ、安心してください、ここでは少し変わった読み方をするのです。

深呼吸して、優しく本をもって。そう、そうです。

この本があなたをそのまま導きますから。


(本が、導く、、?)


ではまたお会いしましょう。


(なんだか段々と気が遠くなってきた、、。)


(潮風のにおいがする。)

 

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