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1.変装

新作です

地球上にダンジョンと呼ばれるファンタジーが現れて100年…、モンスターが溢れかえることもなく、人類はダンジョンと共生していた。

ダンジョンによって深度が異なり、最奥にはダンジョンマスターが存在する。深度によってダンジョンの難易度は変動する、まぁ深ければ深いほど難しくなるってことだ。



ダンジョンの出現によって人類にも変化が現れた。魔力が満ちることによって人類に「ステータス」という能力値が見えるようになった。そしいてそこには1/100の「レベル」の表記。上限は100まで上げることができるという。だがいまだかつて100まで上げた人間はいない。



ダンジョンに入った自衛隊、彼らが目にしたのは見たこともない生き物、植物、まさに異世界だった。

ダンジョンを進む彼らがモンスターを重火器で倒した時、彼らの身体を光の輪が駆け巡った。

モンスターを倒し、経験値を得ればレベルが上がる、まさにファンタジーそのものだった。



年月が経つにつれ、ダンジョンの調査は進んだ。

法的整備も進み一般人も資格を取れるようになったころにはダンジョンの資源によって生活はより豊かなものになっていた。

ダンジョンに入る人は冒険職があり、人によってはレアな冒険職もあるらしい。

そしてもう一つは「スキル」。剣技や火属性の魔法といった持っているだけで使える技能。

ダンジョンの生協により専門の学校まで作られるようになった、その中でも国内最大級の都立管理超能育成高等学校。ここから物語は動き出す…。



いつもと変わらない日常。食べて勉強して寝て起きて…その繰り返し。

だか特別な非日常へと変わるのはいつも突然だ。

俺の場合は、今日この瞬間だと…直感した。



都立管理超(とりつかんりちょう)能育成高等(のういくせいこうとう)学校(がっこう)、全国から優秀なスキルを持つ子供を招待し、応じた者が進学できる国内最大級の冒険者育成高校。

俺、小鷹 昌永(おだか しょうえい)はその高校に通う二年生。冒険職は剣士だ。

今現在、学校の授業で高校管理の内三大ダンジョンの一つ「アルヴァアロン」の浅い層に潜っている…のだが。



「おい『落ちこぼれ』!今日も足引っ張んじゃねぇぞ!」



このパーティのリーダー、吉永 ヒビキが俺に怒声を浴びせた。反論するのも面倒なので無言を貫くと他二人がクスクス笑っている。パーティーメンバーは俺を含めて前衛三人、後衛二人の五人体制だ。俺はパーティの荷物持ちを任されて(ほぼ押し付けられて)おり、一度戦闘になるとパーティメンバーのサポートや囮を担っている。



「…もう!ギスギスはだめだよみんな!昌永君、私は頼りにしてるからね?」



そう俺に声をかけたのは後衛の魔法職、一色 絵美(いっしきえみ )さん。うちのパーティの紅一点で蔑まれている俺にも優しく接してくれるような人だ。

また彼女はSランクのスキル、スキルとしては最高峰のものを持っている。その名も「聖女」、慈悲深く回復に長けた破格のスキルらしい。

学校にはファンクラブもあるとかないとか…。

なぜそんな彼女が優しく接してくれているかはよくわからない…哀れまれているのかな…?



先ほどダンジョンの浅い所に出現するゴブリンとの戦闘を終えた所だ。倒したモンスターからドロップしたアイテムを回収している。



「ゴブリンごときじゃ相手になんねぇな!もっと歯応えがねぇと!」



「まぁ落ちこぼれにはゴブリン相手もキツいかぁ???がははは!」



こんな蔑みもいつものこと…一年この学校に通っているがこれはずっと変わらなかった。むしろ慣れてしまった。



「…気にしなくて良いからね昌永君…。」



絵美さんが慰めの言葉をかけてくれるだけでも俺にとっては救いだ。

さてドロップアイテムを回収回収っと…。…ん?

俺はそこで違和感に気づいた。ゴツゴツとしたダンジョンの壁が僅かに動いた気がしたからだ。


壁が…動いている!?これは石の壁じゃない!

まさかモンスター!?



「戦闘体制!」



「!?」



俺の合図を聞いてパーティメンバーはすぐさま武器を構えた。

予感は的中した…、壁だと思っていたものはみるみる形を露わにしていき…大きな四足歩行のドラゴンへと変わった。



「アース…ドラゴン!?」



ここ数年、このダンジョンでは出現が確認されていないアースドラゴンの姿、見間違いではない。その巨体が放つ威圧感は強者の風格。


俺も剣を抜いたは良いものの体が強張るのを感じる。

とりあえず、いつも通り注意を引いtッ…!?

反射的に防御の構えを取ったわずかコンマ1秒ほど、

俺は壁に打ち付けられていた。

アースドラゴンの体当たりだ。

戦闘直後だったため、身体強化をしていたがこの衝撃…。レベルが違いすぎる



「昌永君!」



「チッ!落ちこぼれが!!」



勇敢にもヒビキがアースドラゴンへと攻撃をするが僅かな傷を与えるだけだ。

ダメだ…いくらSランクのスキルを持っていても経験値が無さすぎる…。このままじゃパーティが全滅してしまう。

だが不幸は連続する、アースドラゴンの攻撃の衝撃が強かった為か…俺が起き上がった足場が…崩れた。

なんとか手を伸ばして端に掴むが、力が抜けて…まずい落ちる!!



「ダメッ!」



咄嗟に現れた絵美さんが俺の手を握る。

しかしSランクのスキルを持っていると言っても、腕力を強化することはできないスキルだ…俺を引っ張り上げることはは難しいだろう。



「ダメだッ!絵美さんまで落ちてしまう!!」



「イヤ!ここで昌永くんを話したら私はこの先ずっと後悔する!」



彼女は引っ張り上げようとしてくれるがどうしても上がらない、その背後にはアースドラゴンの姿!?



「絵美さんから離れろ!」



ヒビキが勢いよく大剣を振り下ろしアースドラゴンに一撃を喰らわせる。地面が揺れるほどの衝撃!その衝撃が仇となり、絵美さんがいる所まで穴は広がった…。



その瞬間、俺たちは落ちた。



浮遊感が全身にまとわりつく



瓦礫と一緒に絵美さんが宙を舞っているのが見えた。

必死に手を伸ばして、伸ばして届いた!彼女の手を引き寄せ抱き止める。



「君だけでも!助けてみせる…!」



「昌永君!?」



深い深い穴のようだ…これはどこまで落ちる?

彼女だけでも護るにはどうしたら良い?鞄を盾にするか?いやそれだけでは衝撃は耐えられないだろう。

いざとなったら俺も盾に…

覚悟を決めようとしたその時、世界が黒く…時が止まったような感覚に襲われた。



目の前にどこからともなく小さな鳥が現れた!?


「キサマ、チカラヲ欲スルカ?」



口を開けて応答しようとするがどうにも体が思うように動かない。



「フム…コノ時ノ中デ動ケル者ハ限ラレテイタナ…」



よくわからないことを言っている



「マァ!ドウデモイイ!キサマニチカラヲヤロウ!」



小鳥が光り輝き、俺の右手首の所に何か付いたような感覚があった。



「サア起キロ!キサマモ今コノ瞬間ヒーロートナルッ!!」



その声と共に、世界が動き出した!

落ちている状態は変わらない…さっきのは幻覚なのだろうか?

期待せず右手を見やると見覚えのない手まで覆う腕輪が付いていた。俺は…この腕輪の使い方を知っている…?なぜかしっくりとくる感覚、まるで身体が覚えているようだ。



「昌永くん!!もう地面が見えて…!」



「絵美さん、絶対助けるから…!」



俺は右腕の手を覆う腕輪に左手で手をかざす。



『get…ready?』



腕輪が男とも女ととも聞き取れる声が俺に問いかける。

俺は答えるかのように無機質なデザインの回転部を思いっきり回した!



「変装!」



腕輪から黒い霧が溢れた。

体が闇に覆われるのがわかる。黒く、深く、だがイヤな感じはしない…むしろ力が湧いてくる!



disguise(変装)arrogance(あろがんす)!!』



顔まで覆われ変化が止まった!この変化に頼るしかない!

俺のスキルで身体を強化して、さらにこのスーツ?なら大丈夫な予感がする!

再び絵美さんの手を引き、失礼ながらお姫様抱っこと呼ばれる抱え方をする。

わずか2秒後、地面へと着地…できた?

うそ死んでない?

モクモクと粉塵が舞って視界が真っ白だ。

ゴホゴホと咳き込む人の声、両手で抱えた絵美さんの声だ。



「…嘘…私…生きてる?」



「ていうか貴方…昌永君なの?」



怪訝な顔をこちらに向ける絵美さん。



「正真正銘、小鷹昌永です…。」



もう俺100%。

抱えた絵美さんを降ろす…手がなんか違う!?っていうか身体もなんか見たこともない装備になってる!?

さっきは身体が口が勝手に動いた感じがしたんだけれど…。っていうかなんであの高さから落ちて生きれたんだ!?!?



「俺どうなっちゃったの!?!?」



叫び声がダンジョン内でこだまする。こだまするほど広いここはダンジョンの深さの中でも最も深いところ…「深淵」と呼ばれるところだった…。

所謂変身モノです。

楽しんでいただけたら幸いです!

設定などこれから書いていきますのでお楽しみに

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