出会い
この小説を読もうと思ってくれたあなた!
ありがとうございます!!
来春から夢の高校生活!甘酸っぱい恋!仲間と高め合う部活動!青春!!
高校生活に期待を高める男!我が名は斎藤孔!!
さあ!その第一歩を踏みしめ...る前に躓いた。
「孔、お前は高校入ったら一人暮らしな」
「は!?親父ィ!?何いってんの!!?ついに狂ったか!?」
「狂ってねえよ!」
「じゃあなんで俺に一人暮らしさせんだよ!」
「実はな...俺の古い知人が理事長をやってる高校があってな...孔にはそこに入学してもらうことになったんだ...(*ノω・*)テヘ」
「(*ノω・*)テヘ...じゃねえよ!なにしてくれちゃってんの!?」
「うるさい!決定事項だ!!」
「逆ギレ!?」
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くっそ...
なんで一人暮らしさせんだよ...
親父が詫びとか言って全部やってくれたらしいが...
俺の新居はなんだか壁とかが新しい部屋だった。
「なんだ、案外きれいなとこじゃん」
引っ越しも終わり今日は初めてこの新居で寝る日。
案外、家事とかを除けば一人暮らしも悪くないな...
その後は夕飯をカップ麺ですまし寝た。
「zzz...zzz...」
「zzz...ピキーン」( ゜д゜ )クワッ!!
え?金縛り!?えっちょ!こっわ!
ゆッ幽霊!?
おおおおおちつけ!俺!!
確か金縛りは科学で証明されてるはず!!!!
『ア〜』
ヒギィ!!!?
「hふgyすさjhかァァァァアアァァァ」
『あびし!』
大声をあげたひょうしに体が動きナニかを蹴る感触(?)があり、俺はそのまま気絶した。
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「う、う〜ん...」
素晴らしい目覚め...とはならず朝を迎える。
「ここ...事故物件じゃね?」
ふと何気なくぐるりと辺りを見回すと。
...尻だ。ふすまから尻が出てる...
白装束?らしき服だな...
とりあえず触ってみ...手がスカった。
んん?
.......みなかったことにしよう...。
『ふわぁぁ〜』
オレハナニモキイテナイシキコエナイ
『あのぉ〜、最近越してきた人ですよね?』
『おーい?聞こえてないかな?でも昨日は聞こえてたっぽいし...』
やっべー、なんか女の子の声が聞こえてるよ!
え?幻聴?
『ピーンポーン』
「はーい!」
振り返った、いや、振り返ってしまった。
『あっやっぱり聞こえてた!』
そこには宙に浮いてる美少女がいた。
『ねぇねぇ、やっぱり聞こえてたんでしょう?』
「...キコエマセーン」
『やっぱり聞こえてるじゃないですか!』
「さっきの尻の人?」
『尻?』
「いや、なんでもないです。気にしないでくださいぃ!」
やばい、危うくセクハラで祟られるところだった。
『えーと、尻が何なのかはわかりませんが、私はこの家の地縛霊です!』
「幽霊...?」
『そうです!』エッヘン
いや胸を張るところじゃないでしょ幽霊は...
『あなたのお名前は何ていうんですか?』
「アッハイ、斎藤孔と申します。」
「孔さんですか!これからよろしくです!』
えー、いきなり名前呼び、随分フレンドリーな幽霊だな。
「そういうあなたの名前は?」
『覚えていません!』
あっそうなんだー、覚えてないんだね。←もう非現実過ぎて驚かなくなってる俺氏
「なんと呼べば?」
『てきとうにあなたが決めてください!』
えー...
「じゃあ、ジ◯ニャンで」
『ダメです!』
「じゃあ幽奈で」
『いい名前ですがそれもアウトです!!」
そんなこんなあってこの地縛霊さんの呼び名は
幽さん
に決まったとさ。
読んでいただきありがとうございました