チェンジリング!
~チェンジリング~
取り替え子とも呼ばれるヨーロッパの伝承で、フェアリー・エルフ・トロールなど伝承の生物の子と、人間の子供が秘密裏に取り替えられること、またその取り替えられた子のことをいう。
明らかに取り替えられたと分かるような、木のかけらがたちまち弱って枯れてしまうこともあった。
このようなことをする動機は、人間の子を召使いにしたい、人間の子を可愛がりたいという望み、また悪意からであるとされた。
また妖精は洗礼前の赤子、金髪の若い女性などを好んで拐うとされ、その対処法として、懐に刃物を忍ばせる、食事を卵のからの上で調理する、卵のからの上でビールを醸す、木の実のからの上でビールを醸す、鞭で打つ、ジキタリスという薬草を煎じたお湯につけるなどがあるが、まぁぶっちゃけ眉唾物である。
一部の民俗学者は妖精が多神教時代のヨーロッパの住人で、侵略を受けて地下へ隠れたと信じている。
それによると、実際に取り替え子を引き起こした人々は、自分たちのひ弱な子供の代わりに、侵略者である人間の健康な子と取り替えたとの事。
もし、これが本当ならエルフの様な美形種族が居たかもしれない。大変胸熱なことである。