表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
巡り巡る 〜漢字の意味が世界を変える世界〜  作者: 暇な鍼灸師


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/15

第8章 凍てつく独房と暴走する金属の怪物

◾︎警察署の外れ 生い茂る植え込みの深い影の中

音無賢人は、石像のように動かず、警察署全体を「耳」で包み込んでいた。

(……聞こえた)

賢人の脳内に、署内の会話がクリアに響く。

『……金剛寺』

『……ドローン』

『……接触』

(あの女記者たち……やはり金剛寺と繋がっているのか。ドローンを使って氷川に接触しようとしている)

さらに、応接室からの会話も拾う。

『……音無賢人。彼が、現場にいたんだ』

(……バレたか。防犯カメラまでは気が回らなかったな)

賢人は小さく息を吐いた。

警察は自分の存在を認識した。だが、彼らが自分を「指名手配犯」として追うのか、それとも「協力者」として見るのかは、まだ判然としない。

(……俺は今、喉から手が出るほど味方が欲しい。だが……まだだ)

賢人は自分の震える手を握りしめた。

(彼らが敵か味方か、まだ確信が持てない。ここで姿を晒すわけにはいかない)

賢人はさらに深く茂みに身を潜め、気配を完全に「無」にしたまま、次なる情報を求めて神経を研ぎ澄ませた。

◾︎同時刻 警察署から数キロ離れた砂浜

ザパーン……ザパーン……。

打ち寄せる波打ち際から、ずぶ濡れの巨大な物体が這い上がってきた。

「……ぐ、ぁ……げほっ! げほっ!」

熊井猛だ。

彼は海水を吐き出しながら、重い体を砂浜に引き上げた。

「……ハァ、ハァ……! 畜生……一体何が起きやがった……?」

熊井は混乱していた。

さっきまで警察署の前にいたはずだ。それが気づけば空の上にいて、次の瞬間には海面に叩きつけられていた。

「……あのスーツの野郎か? いや、あいつは殴っただけだ。……なら、あのヒョロい野郎か?」

熊井は濡れた髪をかき上げ、充血した目で警察署の方角を睨みつけた。

理屈は分からない。だが、一つだけはっきりしていることがある。

「……ナメやがって。タダで済むと思うなよ」

熊井はギリギリと歯を食いしばった。

「次は油断しねぇ。最初から『熊』の全力で……全員ひねり潰してやる!」

全身から湯気のような殺気を立ち昇らせ、びしょ濡れの怪物は再び警察署へと歩き出した。

◾︎警察署 廊下

トイレの前のベンチで、サラ・コッホはバッグの中に隠した小型ドローンの設定を調整していた。

「ねえ、アレックス。もしドローンで氷川……じゃなくて、音無の情報を聞き出せたとして、彼本人にコンタクトが取れたら、なんて伝えるつもり?」

横で携帯をいじるフリをして見張りをしているアレックスは、低い声で答えた。

「……決まってる。『とりあえず身を隠せ』、『警察署には近づくな』……だろうな」

サラは手元のコントローラーを操作しながら、寂しげに笑った。

「そうね。それが、私たちの『祖国』と『この国』……両国の破滅を阻止する唯一の方法だものね」

「ああ。音無をグレイに渡せば戦争が変わる。それを防ぐには、奴を逃すしかない」

「……その後の私たちの処遇、処罰に関しては?」

「後から考えようぜ。今は、目の前の任務(裏切り)に集中だ」

「ふふ、オーケー。相棒」

サラはバッグを持って女子トイレへと入っていった。

個室に入ると、換気ダクトのカバーを外し、そこへ虫のような極小ドローンを放つ。

標的は地下留置場。氷川智宏だ。

この会話を、二人の男が別の場所から聞いていた。

一人は、署の外の茂みに潜む音無賢人。

(……『両国の破滅』? 俺を逃がすことが、それを防ぐことになるのか?)

賢人は彼らの会話から、明確な意思を感じ取った。

(彼らはスパイだ。だが……敵じゃない。むしろ、俺を守ろうとしている?)

もう一人は、応接室にいる谷雄一。

「谷」の能力で、廊下の会話を完全に拾っていた。

(……おいおい、どういうことだ? 『両国の破滅』? ただのスクープ狙いじゃねぇ。そんなスケールのデカい話なのか?)

谷は額に汗を滲ませ、隣にいる白川真純に向き直った。

「……白川」

「はい? どうしました、谷さん」

「怒らないで聞いてくれ。……俺は今、能力を使った」

「えっ!?」

谷はバツが悪そうに頭をかいた。

「廊下にいる記者たちだ。あいつらの会話を盗み聞きした。……あいつら、ただの記者じゃねぇ。海外のスパイだ」

白川は驚いた顔をしたが、すぐにふっと表情を緩め、小さく笑った。

「……奇遇ですね、谷さん。実は私も、先ほど使いました」

「……え?」

「防犯カメラの映像を見た時です。『川(因果)』の能力で、音無賢人がなぜあそこにいたのか、その流れを読みました。彼は……鈴木さんたちを助けるために、あえてリスクを冒して能力を使ったんです」

二人は顔を見合わせ、僅かにほくそ笑んだ。

「……共犯ですね、俺たち」

「ええ。始末書じゃ済みませんよ」

谷は真剣な表情に戻った。

「情報を共有しましょう。音無賢人は、スパイたちに狙われているが、同時に逃がそうともされている。……俺たちは警察として、彼をどう保護するかです」

「はい。彼を犯罪者としてではなく、重要参考人として……いえ、被害者として守りましょう」

同じ応接室のソファ。

鈴木浩三と髙橋俊明は、冷めたコーヒーを啜りながら話していた。

「しかしよぉ、その『音無』って兄ちゃんも可哀想になぁ」

鈴木が天井を見上げてぼやいた。

「姿が見えねぇんだろ? なのに、あんな変な連中(氷川たち)に目をつけられて……一体どんなトラブルに巻き込まれてるんだか」

「同感ですね」

髙橋も頷いた。

「俺たちと同じ覚醒者……。もし会えたら力になってやりたいところですが」

「違げぇねぇ。覚醒者として、覚醒者の犯罪やトラブルを減らせればいいんだが……」

鈴木は自嘲気味に笑った。

「現状、俺たちにできるのは、目の前を偶然通りかかった困ってる人を助けるくらいだからなぁ」

「それが一番大事なんですよ、鈴木さん。……ま、俺たちがここにいることで、彼への囮くらいにはなれてるかもしれませんし」

外の茂みの中。

賢人は、全ての会話を聞いていた。

(……刑事の二人は、俺を守ろうとしてくれている)

(鈴木さんと髙橋さんは、俺に同情し、心配してくれている)

(記者の二人は……俺を逃がすために国を裏切ろうとしている)

賢人は拳を握りしめた。

(……六人。動機はそれぞれ違うが、全員が俺に敵意を持っていない。……いや、味方だ)

孤独だった賢人の胸に、熱いものが込み上げた。

もう、コソコソ隠れる必要はない。彼らを信じて、情報を渡し、共に戦うべきだ。

賢人は意を決して立ち上がった。

「無」の能力を解く。

気配を、音を、存在を、世界に晒す。

彼は堂々と警察署の自動ドアをくぐった。

◾︎警察署 正面玄関

ウィーン。

「こんにちは。ご用件は?」

受付の警察官が事務的に尋ねる。

賢人はフードを上げ、はっきりとした声で告げた。

「……音無賢人です。担当の刑事さんに会わせてください」

その声は、応接室まで届いた。

ガタッ!

谷と白川が、弾かれたように席を立ち上がった。

「まさか……!」

「正面から!?」

二人が慌ててロビーへ飛び出そうとした、その時だった。

ズドォォォォォォォン!!!

署の地下、留置場の方角から、建物全体を揺るがすような異様な轟音と衝撃が響き渡った。

「な、なんだ!?」

「爆発!?」

音無賢人が姿を現したのと同時刻。

地下では、「最悪の事態」が動き出していた。

◾︎警察署・地下留置場(音無が署に入る数分前)

冷たく硬い感触が、頬に伝わってくる。

消毒液と、淀んだ空気の臭い。

「……ん、あ?」

氷川智宏は、重い瞼をゆっくりと開けた。

視界に映るのは、無機質なコンクリートの天井と、太い鉄格子。

「……ここ、どこだ? 留置場?」

氷川はのっそりと体を起こし、頭を振った。記憶が曖昧だ。

確か、警察署の前で黒スーツの大男(鈴木)に話しかけ、氷漬けにしてやろうと能力を発動した瞬間……プツリと意識が途切れた。

「……貧血か? 俺が?」

氷川は自分の手首を掴み、脈を測った。正常だ。

「ハハッ、笑えねぇ。俺、貧血で倒れたことなんて一度もないんだけどなぁ……。不摂生がたたったか? 健康面、気をつけないと死ぬなこりゃ」

氷川が首をコキコキと鳴らしながら独りごちていると、向かいの独房から野太い声がかかった。

「そうだぜ、にいちゃん。健康面は大事だぜぇ?」

「あ?」

氷川が顔を上げると、鉄格子の向こう側、薄暗い独房の中にあぐらをかいた男がいた。

小太りで、ふてぶてしい顔つきをした男——郵便局強盗の犯人、金子だ。

「……誰だ、アンタ」

「俺か? 俺は金子だ。……『覚醒者様』だぜ!」

金子はニヤリと笑い、誇らしげに両腕のミトンで自分の胸を叩いた。

「俺は選ばれた人間なんだ! ここにいるのは警察が俺の力にビビってるからよ。すぐにここを出て、またデカいことやってやるんだ」

(……うわぁ)

氷川は心の中でドン引きした。

その目は「コイツ、頭いってんのかな?」という冷ややかな侮蔑に満ちていた。

状況もわきまえずに自慢話。典型的な、力に溺れただけの小者だ。

だが、氷川は表情には出さず、人当たりの良い笑みを浮かべた。

「へぇ、そりゃすげぇや。俺も覚醒者なんだけどさ、気が合いそうだね」

「おっ、そうか! 仲間か! なら俺が出たら手下にしてやってもいいぞ?」

「あはは、光栄だねぇ」

氷川は適当に話を合わせながら、ふと、あることを思い出した。

(……待てよ。こいつ、もしかして)

「……ああ、そうだ金子さん。あんた、顔広そうだし知ってるかな?」

「なんだ?」

氷川は鉄格子越しに身を乗り出し、声を潜めた。

「**『音無賢人』**ってガキ、知らないか?」

「ッ!?」

その名前が出た瞬間。

金子の体が、電流が走ったようにビクンと跳ね上がった。

氷川は観察を続ける。

金子の顔から、サーッと血の気が引いていく。

あぐらをかいていた足が震え出し、視線が狂ったように宙を彷徨い始めた。

留置場の壁、廊下の影、天井の隅。

何もない空間を、何かに怯えるように凝視している。

(……いるのか? また、あいつが……そこに……!)

あのパトカーでの恐怖。音のない恫喝。心臓を直接握り潰されるような、あの冷たい感触。

金子はガタガタと震え出し、独房の隅へ、後ずさりした。

「お、おい? どうした?」

「し、知らねぇ……!」

金子は裏返った声で叫んだ。

「俺は知らねぇ! 何も知らねぇぞ! 名前も聞いたことねぇ!」

その過剰な反応。

焦点の定まらない怯えた目。

明らかに「何か」を知っている、異常な態度。

氷川は鉄格子越しに、ニチャリと粘着質な笑みを浮かべた。

(……ほう?)

「へぇ、知らないのかぁ。……その割には、随分と怖がってるみたいだけど? まるで、今そこに『誰か』がいるみたいに」

「う、うるせぇ! 知らねぇって言ったら知らねぇんだよ! 向こう行け!」

金子はベッドの上にある毛布を頭から被り、ダンゴムシのように丸まってしまった。

「うぅ……うぅ……」と小さく呻き声が聞こえる。

氷川は指先でコンコンと鉄格子をリズミカルに叩いた。

(……ビンゴだ。こいつ、音無と接触してる。しかも、相当な恐怖を植え付けられてるな)

氷川の目に、サディスティックで、かつ計算高い光が宿る。

恐怖で支配された人間ほど、扱いやすい駒はない。

(こいつぁ……使えそうだ)

留置場の冷たい空気の中で、氷川は新たな「玩具」を見つけた子供のように、静かに嗤った。

「なぁ、金子ちゃん?」

氷川は軽薄な調子で話しかけた。

「そんなにビビらなくても大丈夫だって。ここには音無なんていないよ」

「……ひっ! そ、そんなん分かんねぇだろ!」

金子は毛布を被ったまま叫んだ。

「あいつは化物だ! 見えねぇんだよ! 今だって、俺の目の前に立って笑ってるかもしれねぇんだぞ!?」

「あーはいはい、分かった分かった」

氷川は立ち上がり、鉄格子に指を掛けた。

「じゃあさ、証明してあげるよ。金子ちゃん、今からこの部屋の壁も天井も、全部凍らせるからさ。……君、ベッドの上に移動してくんない?」

「は、はぁ? 何言って……」

「いいから。死にたくなきゃ早く乗りな」

氷川の目からハイライトが消える。金子は悲鳴を上げて、狭いパイプベッドの上に飛び乗った。

「い、いいぞ……?」

「——『氷』」

パキィィィィィン!!

空気が悲鳴を上げた。

氷川を中心とした爆発的な冷気が、鉄格子をすり抜け、金子の独房へと雪崩れ込む。

床が、壁が、天井が、そして廊下のコンクリートさえもが、瞬きする間に分厚い氷で覆われた。

「う、うわぁぁぁ……!?」

金子はポカンと口を開け、白く染まった世界を見渡した。

ダイヤモンドダストが舞う極寒の牢獄。

目の前の優男が、自分とは「覚醒者」としての格が違うことを、嫌というほど見せつけられた。

「……さあ、金子ちゃん。見てみなよ」

氷川は氷漬けになった独房を指差した。

「部屋中カチコチだ。もしそこに透明人間がいたら、そいつの形に氷が盛り上がってるはずだろ? ……残るはあんたのベッドの上だけだ。何かいるかい?」

金子はゴクリと喉を鳴らした。

恐る恐る、自分の座っているベッドの空間に、ミトンで拘束された両手や足を伸ばしてみる。

空を切る感触。何かにぶつかる感触はない。

ブンッ、ブンッ。

「……いない」

金子の顔に、じわじわと生気が戻ってくる。

「い、いない……何もいない! ここには音無がいない!!」

「いないぞぉぉぉぉ!!」

金子は歓喜のあまり叫び、ケタケタと笑い出した。

「ヒャハハハ! いねぇ! あの野郎、いねぇぞ! 俺は自由だ!」

金子は涙目で氷川の方を振り向いた。

「す、すげぇよあんた! あんたのおかげで助かった! ……あの、これから氷川さんのこと、『アニキ』って呼んで良いですか!?」

氷川は内心で舌を出した。

(……あぁ、いいけどさ。チョロすぎて引くわ。ま、使えなくなって用が無くなったら捨てるか)

「いいよぉ。よろしくな、相棒」

氷川がニッコリ笑うと、金子は身を乗り出した。

「そうと分かればアニキ! このミトン外してくだせぇ!」

金子は布で覆われた両手を突き出した。

「この金属だらけの部屋なら、俺の能力で好きなだけぶっ壊せますよ! ……へへへ、まずは手始めに、ここにいる警察官全員、嬲り殺しにしましょうぜ!」

金子の目に狂気が宿る。

だが、氷川は人差し指を振った。

「ノンノン、金子ちゃん。嬲り殺しはダメだ」

「えぇ~? なんでです?」

「俺さぁ、ここにいる人たちに『聞きたい事』があってきたんだよねぇ。死なれちゃ困るわけ。だから……」

氷川は冷酷な目で釘を刺した。

「手と足だったら幾らでもやっちゃっていいから、胴体と頭は攻撃しないでね? ……約束できる?」

金子は一瞬怯んだが、すぐにヘラヘラと笑った。

「ヘイ、アニキ! 手足ですね! 了解っす!」

(……マジでチョロいなぁ~)

氷川は呆れながら指示を出した。

「じゃあ、そのミトンの拘束具を前方に突き出して」

「こうすか?」

「そうそう。そのまま鉄格子にくっつけて」

金子がミトンを鉄格子に押し付ける。

氷川が触れると、一瞬でミトンの繊維と鉄格子が氷結し、一体化した。

「よし。これで固定された。……金子ちゃん、思いっきり手を引っこ抜けばいけるんじゃない?」

「なるほど! さすがアニキ、頭いいっすね!」

金子は鉄格子に両足をかけ、顔を真っ赤にして踏ん張った。

「ぬんっ! ……ぐぐぐっ……ふんぬぁぁぁぁ!!」

スポォォォン!!

勢いよく両手がミトンから引き抜かれ、金子は尻餅をついた。

自由になった両手。指先に感じる鉄格子の感触。

「やった……やったぞぉぉぉ! 自由だぁ!」

金子は狂喜乱舞した。

氷川はパチパチと拍手をした。

「おめでとう。……よぉし金子ちゃん、今度は君の番だ! 派手に頼むよ?」

(さっさとしろよ。時間がねぇんだ)

「へい! 待ってました!!」

金子は立ち上がり、両手を広げた。

「見てろよ警察共! 俺を閉じ込めやがって!」

——『金』。

ドクン、と地下空間全体が脈動した。

バギィッ! メキョォォッ!

鉄格子が飴細工のようにねじ曲がり、独房の扉が吹き飛ぶ。

それだけではない。壁の中を走る水道管、ガス管、配線管。全ての金属が金子の意思に呼応して暴れだす。

ズドォォォォォン!!

ガス管が破裂し、凄まじい爆音が響き渡る。

「ヒャハハハハ! どうですかアニキ! 俺の能力! 凄いでしょう!?」

金子は破裂した配管を蛇のように操りながら、得意げに振り返った。

氷川は瓦礫を避けながら、大袈裟に頷いた。

「あぁ凄いね! 君はやっぱり凄い才能の持ち主だよ!」

そう言って調子に乗せつつ、氷川は冷めた目で金子の背中を見つめていた。

(……金属操作ねぇ。規模も精度も、金剛寺の『超劣化バージョン』だなぁ。ま、目くらましには十分か)

「行くぞオラァ! 道を開けろ!」

「はいはい、お供しますよ」

周りの金属の形を変えながら進む暴走機関車・金子。

その瓦礫の道を、両手をポケットに入れたまま悠々と歩く死神・氷川。

最悪のコンビが、地上への階段を登り始めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ