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前世の記憶6

『いや〜、本当に久しぶりだね~。…前も言ったけど…勝手に敷地入ったんだ。その関係者全員逃がさないよ』


目の前の化け物がこちらに近づいたと同時に私は…化け物に質問した。


「ねぇ、敷地に入ったって言うけど…あの館と貴方、何か関係あるの?」

『どうして…そんな事を聞くんだい?』

「どうしても気になってさ」

『まぁ、君には関係無いよ』

「確かに私は関係ないよ」

『だったら良いでしょう。』


どこか焦って居るような化け物。その話から必死に逸らそうとしている。


『君もしつこいね〜。気が変わったよ…最初は君からにするよ』


そう言うと、化け物は私に襲い掛ってきた。


「貴方の言葉って可笑しくない?」


再び、私の言葉で動きを止めて怪訝そうな顔で私を見る。


『それって…どう意味?』

「どう意味って…言葉の通りだよ。…貴方は、敷地に入った人達から次から次へと魂も遺体も貴方達の体内の中に収まったんでしょう?私の大切な友達の魂も遺体も…」

『だから…始めからそう言っている』

「いやいや、嘘付かないでよ。…貴方もあの館と無関係なんでしょう?」


『…ッッ!!』


私の言葉で一気に化け物の呼吸が乱れた。

ー畳み掛けるのなら今!!


「呼吸が乱れたわね。貴方もあの館とは無関係じゃない、貴方も勝手に敷地の中に入っているじゃない。…貴方の近くに居るわよ、館に住んでいた本人達が貴方の事をとても睨んでいるわよ」


ー『自分は悪くない、悪いのはアイツだ』


私が言った後は、化け物が下を向いたまま動かない。

…どうしたのかしら??


「…ッ!!(何、急に強くなった!!)」


『うるさい、うるさい…自分は悪くない。…悪いのはアイツだ!!』


急に化け物が私に襲い掛ってきた。

私は、相手の攻撃に備えて構えた。

…でも、化け物の攻撃は私に届かない。


『…ッ!!(な、何だ…身体動かない)』

「残念だったわね、貴方の行動は封じたわ。…さぁ、今のうちに」

「はい…!!」

『(まさか、この2人がこんなに強いとは…少々、甘く見ていた…)』

「…返して貰うわよ、遺体ムリだけど…魂だけは…私の大切な友達の魂だけは返して貰うわよ」


私は、化け物に術を唱えた。

化け物の身体が青い光が放つ。

化け物の身体に吸い込まれた7つの魂が出てきた。


『(まずい…このままでは…奪われる。)』


化け物は、手下に助けを求めるが…既にヤラれていた。まさか、あの2人がやったのか?

あの巫女は、私の動きを封じている。

もう1人の女は、身体に取り込んだ魂を奪おうとしている。

ーでは、一体誰が…?


『ねぇ、さっきからどこ見てるの?』

『……!!』

『お前、あの頃から変わらないな。人生を終わらせても…こんな事をしているなんてな。しかも人の家でこんな事をしているなんてね』

『うるさい、自分は悪くない』

『どうしたってお前が悪いじゃないか』

『うるさい、お前なんか…こうしてやる!…ッ!』

『魂を奪い返えしたんだね、良かった。』

『ふん、7つの魂を奪い返したって自分には今まで奪い取った魂がある…ッて、えぇ~…』


化け物が立っていらず膝をつく。

ー『(一体、どうしたのだ…。力が全く入らない)』


『あれ、戸惑っている感じかな。今までお前が奪い取った魂を全部返して貰うよ』

『そんな事させない、お前らを道連れにしてやる!!』


コイツ、本気か…!!!!

あの2人を守らなければ……!!


化け物の身体が爆発した。

近くに居た私と巫女さんは巻き込まれてしまった。

その後は、憶えて居ない…。

気が付いたら、私は歩いていた…。

必死に何から逃げていた…。


…ハァ、…ハァ。


…誰か…助けて…。


『みぃ〜つけたぁ~。』


『あぁ~…!!』



お父さんから全て話を聞き、完全に私は思い出した。

毎日私の夢で見る人は、私の前世の人だった。

私は、涙が止まらなかった…。

そんな私をお父さんさんとお母さんさんは抱きしめてくれました。


私が泣き止むまで…ずっと…ずっと…。

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