【人口密度100東京】－隕石衝突まであと十年。地球の最後でアンドロイドに恋をした－

『2XXX年、地球に巨大な隕石が直撃します』
二十年前、政府は国民に衝撃的な声明を発表した。

それからというもの人類は隕石から逃れる為に、
着々と惑星「オアシス」への移住を進めていく。

八割の人間が移住を終え、すっかり人気のなくなった東京。
友人や家族が地球を発っても、とある女性は地球に残ったままだった。

彼女が廃れた東京に残っている理由は、たった一つの淡い恋。
以前、危ない所を助けてくれた男性アンドロイド、コニーが地球に居るからだ。
アンドロイドは移住権が無く、地球と共に滅びるしかないのである。

彼女はコニーと共に地球に残るのか、それとも移住するのか？
アンドロイドと想いを通わせることはできるのか？

オアシスで待っている家族からの連絡や、突然の大停電に、
彼女の心は度々移住へ傾きかける。
そして遂に、オアシス行き転送マシンのチケットを手にした彼女だが……。

まるで感情があるみたいな、人間じみたコニーと繰り広げる
切ないようで優しい、甘い、純愛物語。

それは最後の最後で、以外な結末を迎える。

★★★

※本作品は過去に掲載していた作品を大幅改稿したものです。
※創作サイト、複数小説投稿サイトに掲載しています。

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