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――竜の息子と聖嶺の大地――  作者: たけまこと
第一章 落ちてきた男
19/221

お父さんの特訓

1ー019

  

――お父さんの特訓――

 

 探索から戻った次の日にメディナはカロロの元を訪れた、カロロは『獅子の咆哮』が巨大翼竜の探索に向かった事を聞いてずいぶん心配していたみたいだった。

 

「メディナー!ぶじだったー?」

 メディナが竜の巣を訪れるとカロロが飛びついてきた。

 これでもメディナと同級生である。滑舌かつぜつが悪く幼く見えるがメディナと同い年であり、今は高等科の学校に通っている、薄緑色の体色の竜人族だ。

 初等科の頃はよくふたりで一緒に魔法の練習をしたり、勉強をした仲であったが、メディナが13歳になる前に父親が亡くなったので、中等部の学校はやめて家を手伝うことになった。

 その母親も15歳の時に亡くなり、天涯孤独の身となってしまった。

 生活に困ったときに幼馴染の犬耳族のバレスに誘われて『獅子の咆哮』に入ったのである。

  

「やあメディナちゃん、良くいらっしゃいました。結構早かったですね~、調査の方はうまくいきましたか?」

 その後ろからふくよかな体形の竜が現れる。カロロの兄のコタロウだ。薄茶色の体色の腹をユサユサと揺らして歩いてくる。

 竜人族のいかつい顔つきにも関わらずにこやかな笑顔を見せる。元の人相が笑い顔なので穏やかそうに見える。

 100歳を超えているのだが、竜人族は長生きなので実はまだ子供なのである。

 妹であるカロロとの仲はとても良く、年中肩や頭の上に乗せている。

 竜人族の成体は10メートル以上の身長が有り、成人に達するのに500年近くかかるそうでまだまだ大きくなるらしい。

 今でも身長は2,3メートルもあり、そのふくよかな体形と合わせてなかなかの迫力である。

 

「コタロウさんにお渡しする物も有りましてね、お父さんの具合はいかがですか?」

「まあ…精神的打撃が大きかったのか…少し落ち込んでいましてね。それより何でしょうか?」

「調査で手に入れた翼竜の糞です、100キロほど先で採取しました、どうやらそこで翼竜は食事をしたらしく木が根こそぎ無くなっていました」

「おお〜っ、これはありがとうございます、早速大学に行って分析してみましょう。場所はどの辺でしょうか?明日にでも行ってみますよ」

 

 この竜は街にあるコンブリッグス大学の教授の他に、首都カルディナーンに有るイエール大学でも教鞭をとっているらしい。他にも様々な仕事をこなしているそうで、非常に多忙な生活を送っている。

 カルカロスから王都カルディナーンまでは馬車で1日位かかるが、竜人族であるコタロウであれば3時間程度で着くことが出来るそうだ。

 生活の拠点はカルカロスであるが、カルディナーンの大学を卒業したという事で特別講師をやっている。様々な資料や充実した図書館が有るのでまだ続けているらしい、竜人族ならではと言う生活様式である。

『その割には全然痩せないんだよな〜』

「ふにゃ〜っ?」

 メディナは肩の上にしがみつくカロロを見て余計な思考を払い飛ばす。

  

「コタロウさんはあの翼竜をどんな生き物だと考えているんですか?」

「ああ、超大型魔獣ドリュックの一種だと思いますよ、魔獣器官を使った魔力でないと飛行はおろか骨格の維持も難しいのでは無いでしょうか」

「でも竜人族はあんなに大きくて飛行するでは有りませんか?」 

「ボクらには魔獣器官が無いと言われています、その代わり山ほど魔獣の肉を食べて魔獣細胞を体内に備蓄しています。それでもあれだけの巨体の骨格を維持し、さらに飛行までするとなれば相当に大きな魔獣器官がなければ無理だと考えています」

 メディナはコタロウの言っている意味が良くはわからなかった。ただこの竜人はとても知識を増やすことに喜びを感じている様に感じられた。

 

「ああ~ら、メディナさんひさしぶりですね~、来ていただいて嬉しいですわ~」

 竜のお母さんのファフニである。大人の竜は流石に大きく、身長11メートルの水色の体色の非常に美しい竜である。

 その後ろの方で何かがうずくまっている、骨だけになった背中の翼と顔に巻かれた包帯が痛々しい。本来は暗緑色の表皮もあちこちに焦げが目立つ。

 竜の巣は屋根も壁も無いので隠れる場所も無い、逆に雨に濡れて風邪を引くような生き物でもない。

 

「羽はどうされたのですか?」

「だいぶ燃えちゃったので医院長さんが刈り込んじゃったのよ、綺麗に治るからって」

 あああ〜っ、あの医院長やっぱりアレ《・・》だからな〜、傷口に塩を磨りこむような真似を無意識にしちゃう人だし〜。 

「翼が出来るまで飛べないじゃありませんか、それじゃ落ち込みますわね~」

「うちの人、竜のプライドをズタズタにされちゃって、まだ立ち直れないみたいなのよ~」

 声を潜めてお母さんが話してくれたが、実は本当にお父さんの心を叩き潰した原因には気が付いていない。

 

「ウッ、ウッ、ウッ、もうダメ、ワシダメ…立ち直れない…」

 向こうからなにやら小さな声が聞こえてくる。

 

「ま、まあそんな感じで…向こうでお話をいたしましょう」

 お兄ちゃんがメディナを小屋にいざなう、カロロを育てる為に作った小屋だが、子供の頃はメディナとカロロの勉強部屋であった。

   

「そうですか、せめてお見舞いにでもと思いましたが、お加減はいかがでしょうか?」

「まあ、少し焦げてはいるけど、すぐに治るでしょう。竜人はほらっ、丈夫に出来ていますから」

「翼竜の方は海の方に向かって飛んで行ったようです。ギルドの方で飛んで行った方向の街に早馬を走らせて様子を聞きに行っているそうでもうじき確認ができるでしょう」

「するともう翼竜はこの国から去って行ったと言う事ですね、木が食われていた場所を教えてもらえますか?」

 コタロウが地図を出そうと立ち上がると、カロロがパタパタと飛び上がって父親の方に飛んで行く。

 

「お父ちゃーん、翼竜はもう海の方に行っちゃったってー♡」

 突然お父さんがガバッと首をもたげる。

「ホント…?」

 チラッとコタロウのいる小屋の方を見つめるとすぐにまた頭を下げる。心に負ったトラウマはそう簡単には払拭されないものだ。

 

「おほほほ、お昼ごはんの支度をしなくちゃいけないわね~」

 お父さんは焦げているので今日はまだ狩りには行っていない、明日のご飯はどうしようかな~、と考えるお母さんである。

 お父さんの代わりに近場に行ってサクッと獲物を狩ってきましょうかしら、と考えていた。

 

「あの翼竜は草食だってー、メディナが木を食べた跡を発見して糞を持ち帰ったー」

「………………!!」

 その言葉を聞いて竜人はプルプルと震えていた、余程怖かったのだろうか? 

「ウッ、ウッ、ウッ…」

「おとーちゃん、ど〜したの〜?」

「許さ~~~ん!!」

「ふにゃーっ?」

 突然の大声に驚いて飛び上がるカロロ。

 

「あの怪物め~~っ、断じて許さんぞ~~っ」

 どうやら怒りの為にプルプル震えていたようだ。

「今度来てみろ~~っ絶対に黒焦げにしてやる~~~っ!!」

 怒りを込めて大声を張り上げるお父さん、周囲の木々がゆっさゆっさと揺れる。

「おのれ~~草食と知っておれば遅れは取らなかった物を~~っ」

 お父さん、草食竜と知って勇気100倍の様である。

「「はあああ~~~っ」」

 食性を聞いた途端に元気になるお父さんを見てため息をつくカロロとお兄ちゃん。

 

「ワシ魔法の修業をする!」

 ヌックと立ち上がると、お父さんらしからぬ言葉を吐く。

「いきなりどうしたの、お父ちゃん?」

「少し前にお前達の魔法の練習を手伝ったじゃろうが、今度はワシの訓練を手伝え」

 少し前と言われてもメディナがまだ初等部の学校の頃でもう7〜8年も前の事である。

 何千年も生きて来た竜人に取っては昨日のようなものかもしれないが。

 

「お前ヘル・ファイアの魔法が使えたじゃろう、ワシに教えろ」

「いやいや父さん、『こんなもの出来るか、ワシにはブレスが有ればいい!』あの時はそう言って逃げ出したじゃないですか」

「あの時はあの時、状況が変わったんじゃ」

 まあ…いまだに黒焦げの恰好を見ているとその気持ちもわからなくはないが。

 

「困ったな~、大学の講義がまた遅れちゃうよ~」

「カロロ頑張るーっ♪」

 カロロちゃんは状況が見えていない、お兄ちゃんが頭を抱えている。 

「そ、それじゃ私は仕事が有るので先に帰りますね」

「メディナさ~ん、ボク一人置いてかないでよ~~~っ」

 背中からか細い声が聞こえる。いつの間にかお兄さんがメディナの後ろに回り込んでいた。

  

…ちっ、逃げ損ねたか。

 

 お父さんの魔法の練習となれば嵐の中を潜り抜ける覚悟が必要である。

 竜人は体が大きいだけに、単にそれだけでも魔法の威力は大きい。火事の中で砲弾をもてあそぶ度胸が必要なのだ。

 もっとも一般的なブレスであってもその威力は半端ではなく、カルカロス全体を敵に回しても壊滅できるくらいの威力が有るのだ。

 それだけにお父さんのヘル・ファイアがどの位の威力になるのか?想像したくはない。

 

 ブレスは広範囲に連続的に吐き出される炎の魔法である、それ故にコントロールするのはたやすい。

 しかしヘル・ファイアは体全体の魔力エネルギーを吐き出す時にそれを圧縮し、収束して一瞬に打ち出すのだ。

 ブレスを火炎放射器に例えるならヘル・ファイアは砲弾である。まとまったエネルギーが固まって光速で飛んで行くのだ。

 以前は面白がっていたが、実際に竜人族がヘル・ファイアを使用するのはものすごく危険だという事に気が付いた。

 砲弾程度ならともかく核兵器並みのエネルギーだったら洒落にはならない。下手をすれば街一つ平らに均される事になる。

 

「魔力コントロールがちゃんとできれば問題はないからさ~」

 言っているコタロウの声もいささか弱々しい。

 幸いコタロウは若かった事も有り、努力の末に魔力のコントロールを身に着けていた。

 それでも最初のころは撃った後では全魔力を喪失してお父さんにぶら下げられて戻って来たものだ。

 お父さんが魔力のコントロールが出来ずにヘル・ファイアを撃ったら大惨事を起こす事になることだけは想像がつく。

 冷汗がメディナの全身から流れ落ちる。

 

 実の所、魔力のコントロールはカロロとメディナの方がコタロウよりずっと上手に出来るのだ。

 と言うよりコタロウに魔力調整を教えたのはこの二人である。

 カロロとメディナは魔力が強すぎたので学校内で浮いた存在になった事が有ったのだ。  

 そこでは二人で一緒に魔力を小さく見せる訓練をしていた。コタロウはあくまでも二人に付き合って練習をした結果であった

 ただコタロウが試したところ、ヘル・ファイアの前兆である口の中の光が見えたので、カロロが思いっきり頭をぶん殴って止めたのだ。

 

「いや~っ、あの時のカロロの尻尾パンチはいい思い出だよね~」

…やめて欲しい、思いっきり寿命が縮まったのだから。

 

 

 それで訓練をする為に近くの小高い山に行く事にする。この近くでは一番高い山なので誰かを巻き込む危険性は無かった。

 以前にお兄ちゃんがヘル・ファイアの練習をした時に周囲に被害が出ない場所を探して来ていた所だ。

 丸くなった山の頂上付近は少し大きめの空き地になっている。ここでみんなで魔法の訓練をしたので木が全部無くなっちゃったのである。

 

 メディナはおコタロウが抱えて、カロロはお父さんの焦げた頭にしがみ付いてやってきた。

 お父さんの翼は骨だけなのでいささか頼りないがまっすぐ飛ぶだけなら問題が無い。

「くそおお~~っ、こんなみっともない姿で飛ばされるなんて~~~っ、見ておれよ~~っ絶対に敵は取ってやる~~っ」 

 なぜかお母さんも一緒に付いてくる。

「ほら、あんなおっきな怪物がまた現れたら怖いでしょ~、お母さんも少し魔法の練習をしようと思って~」

 なんとも大らかに微笑むお母さんである。サクッと大型魔獣を狩ってきて今は狩人ギルドに解体を頼んでいる。

 

「それにお父さんがヘル・ファイアに成功したら動けなくなっちゃうんでしょう、獅子族さんみたいに~」

「そ、そんな事は無い。竜人族は獅子族とは違うんだ」

 ぐさりと弱点を突かれて狼狽するお父さん。

「そおお〜っ?お父さん結構不器用なんだから~♡」

 コタロウもカロロもメディナもうんうんと頷いていた。

 

「それじゃお父さーん、最初はファイアボールのお手玉なのー♪」

「な、なんじゃそりゃ?」

「お父さんが全力でヘル・ファイアを撃ったら、たぶん街が無くなるのー」

 核兵器並みの威力と考えれば十分にあり得るはなしである。

 

「だから魔力コントロールをして威力を抑える訓練なのー」

「そ、そんなに威力が有るのか?」

「お父さんのヘル・ファイアはね、絶対下に向けて撃っちゃだめだよ、本当にこの辺一帯が無くなっちゃうからね」

 お兄ちゃんのヘル・ファイアは体の大きさからしても獅子族並みで済んでいるのだ、身長12メートルのお父さんでは考えるだけでも恐ろしい。

 

「絶対!絶対だからね!!」

「わ、わかった。絶対に下には向けないから」

 お兄ちゃんの迫力に気圧されるお父さんである。

 

…世界最強の生体核兵器である。使いどころをしっかり考えないと世界が滅びる。

 

「それじゃお父ーさん、ファイアボールを二つ作るのー」

 ポン、ポンと口からファイアボールを吐き出すと、それを手に乗せて器用にお手玉をするカロロ。

「ほっ、ほっ、ほっ!」 

「こ、こうすればいいのか?」

 お父さんが吐きだしたファイアボールを手で捕まえようとすると顔の前でボンッと爆発する。

 焦げた皮膚と包帯が飛び散って少し綺麗な顔になる。

 

「爆発しないようにー、ボールの渦をコントロールするのー」

 更にボールを増やして3つのボールでお手玉をするカロロ、その横で手で受ける度に爆発させるお父さん。

「にゃっほーっ♪」

 その横でポンポンとファイアボールでお手玉をするカロロ、お父さんはなかなかボールを受け取れない。

 

「ああ~ら、カロロちゃん器用ね~~」

 初めてカロロのお手玉を見て感心して手をたたくお母さんである。

「感心していないで母さんもやってみたらどうかね?」

 ファイアボールで頭のお焦げを何度も吹き飛ばすお父さんがお母さんに振って来る 

「え~と、こうやるのかしら?」

 ファイアボールをポーンと高く吹き上げるお母さん。

「母さんそりゃ高すぎるだろう」

 二つ目をポーンと放り上げながら落ちて来たボールを受け取る。

 

「ほいっ、ほいっ、ほい〜っ」

 ふたつだけだがちゃんとお手玉になっているお母さん。

「か、母さん器用だね~、出来ちゃうの~?」

「ああ~ら、主婦はみんなにおいしいお肉を焼いてあげようと毎日努力してますからね~、火の扱いはお手のものよ~」

「……あ、そうですか~?……はい」

 ファイアボールを両手の爪めの上でくるくる回すお母さん、お父さんの面目丸つぶれである。

 

「くそおおおお~~~~っ!」

 次々とボールを打ち上げるが、まったく受けきれずそこいら中で爆発させるお父さん。 

「うおおお~っ、あちちちっ!」

 幾つもファイアボールを吐き出しているが、手で跳ね上げられるのは最初だけで落ちて来たボールを受けられない。地面に落ちたファイアボールは同じように爆発をする。

 それを何とか受け止めようとジタバタと暴れるお父さんのおかげで地面がひどく揺れることおびただしい。

 これは魔法制御能力よりも運動神経の問題では無かろうか?お父さんはものすごく不器用である。

 

「お父さーん、無茶苦茶してもうまくいかないのー」

「はあっ、はあっ、ワシ一体何をやっとるんじゃろう?」

 ヒスを起こして少しは頭が冷えたお父さんである。 

「これは……少し無理な様な気がする」

「おとーさん、すごく不器用ーっ」

「ううう~~~っ」

 嫁と息子と娘に見放されるお父さん、みじめである。

 

「カロロ~、これはお父さんには無理だよ、竜巻の方をやってみようよ~」

「おとーさん今度は竜巻をやってみよー」

 カロロが両手を開くと手と手の間にちいさな竜巻が起きる。 

「んん~~と、こうかな~?」

 お父さんも同じようにすると手の間に竜巻が出来る。

「よおおお~~~し、やったぞ~~っ」

 うまくいったので気合を入れるお父さん、するとそのままどんどん竜巻は大きくなる。

 

「どうだああ~~っ、こんな物かんたんじゃろ~~っ!」

「ちょ、ちょっと待ってお父さん」

 そのまま竜巻はどんどん大きくなってお父さんの背よりも高くなると広場に大風が吹き荒れる。

「ぐわ~っ、はっはっは~~っ」 

…おお~~っ、まるで大怪獣の様だ~~~っ。

 

 メディナはお兄ちゃんの背中にしがみつくがカロロが風に吹き飛ばされる。

「およよよ~~~っ」

「おとうさん、やりすぎで〜す!」

 お母さんがカロロをひっつかむとお父さんの後ろから頭を引っぱたく。 

「おおっ!?」

 いきなりピタッと風が止んだ。

 

「な、何かまずかったかな?」

「おとーちゃん、魔力制御の練習でーす、こんなに大きくしてどーすんですかー?」

「おお、すまんすまん。大きい事はいい事だと思ってな~」

 お父さんの魔法の練習はまだまだ続きそうである。

 

 いや~~~っ、お父ちゃんの不器用ぶりには本当に冷や汗ものだった。 

 この場所はカロロ達が初等部にいた頃に、メディナちゃんと一緒に魔法のコントロールを身に着ける為に使っていた場所だったのだが、今回のお父さんの練習で穴だらけになってしまった。

……後でお父ちゃんに均してもらおう。


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