表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/11

旅立ち

暗い森に引きこもり初めて長い年月が経った。五十年程だろうか?多分そうだ。ここに来てからは魔法の研究をしていた訳だが、この世界にあるほとんどの魔法はコンプリートしてしまったため、未知なる魔法を求めて日々精進していた。


大きな成果としては若返りの魔法(実質不死身といっても過言ではない)、翻訳魔法(知性があれば動物でも話せるはず)、異世界転移魔法(国で保管されてる異世界転移に関する資料パクったおかげで作れました)と言ったところ。私は七十代を超えているのだが魔法のおかげで外見は二十代な訳だ、素晴らしい!


そして、攻撃系統の魔法もいくつか発明した。その過程で付近の村を爆破してしまい騎士団を派遣されたのはいい思い出だ。


ちなみに魔道具も作っていて透明になれるマントを作ろうとしたのだが、被ると服が透明になって全裸に見えてしまう変態マントができてしまった(いつか誰かにあげよう)。なので、かわりに認識を阻害するマントを作った。認識を阻害するといっても違和感を感じなくなるだけ、例えばどんなに不自然な場所に私がいたとしても自然に感じてしまうのだ。これが魔道具の中では最高傑作だな。



長い年月、森に籠って魔法の研究と修行をしてきたが、これは私の願望を叶えるための準備にすぎない。異世界を巡る、そのために私は努力を重ねてきたのだ。私の心を満たすには圧倒的に時間が足りないから若返りの魔法を作った。どんな異なる言語であっても適応するために翻訳魔法を作った。どんな世界にでも溶け込むためにマントを作った。


異世界という存在を知った日から、私はこの日を待ち焦がれていたのだ。きっと異世界は私を強くしてくれる、私に新たな刺激を与えてくれる。



さあ、旅立つのだ。


(゜ロ゜)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ