表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/11

引退宣言

初投稿なりけり。

大国家クリアゴルに数千年もの間、厄災をもたらしてきた悪龍は偉大なる魔術師と勇敢なるクリアゴル騎士団の活躍によって討伐されたのであった。クリアゴル周辺のモンスターの凶暴化はおさまり、世界に平和が訪れたのであった。



平和が訪れたといってもモンスターがいなくなったわけではなく、街で揉め事やら事件も起きるわけで騎士団は忙しく働き詰めの毎日が続いていた。


「モーガン君、悪龍の討伐が終わって随分とこの国は平和になったね」


モーガン・ブロサム副騎士団長、金髪親切お兄さんって感じで騎士団長である私を支えてくれている。


「悪龍の心配がなくなったせいか街での揉め事は以前よりも多くなって、ものすごく忙しくなってますがね」


「街も平和になったし、騎士団長の座は君に譲って退団しようと思ってるんだ」


「なっ、やめるんですか!騎士団を!?あと話聞いてました!?今忙しいって言ったばっかでしたよね!?」


「付近のモンスターも大人しくなって私が戦う必要もなくなってきたし」


「でも、そんなやめるなんて…もしかして先日、街の喧嘩を止めに入ったとき八百屋のばあさんにボロクソに言われたのがショックで?」


「言っておくが私は八百屋のばあさんにボロクソに言われたぐらいでショックを受けるほどメンタルは弱くない、それに私は断じてチビではないし、なんならこの国で一番強い!」


八百屋のばあさんはやたらチビと言ってきたがそんなことはない。騎士団には私よりも背の低いやつはいるし、この大陸規模でみても平均的な身長のはずだ、なによりあのばあさんがデカいだけなんだ、なんでばあさん身長が2メートルもあるんだおかしいだろ、あと少し背を分けろ。


「背が低いのと強いことは関係ないと思いますが…」


「はっはっは、モーガン君は私が小さいと言いたいのかね?」


「申し訳ありませんでした断じてそのようなことはございません、ではどうして辞めてしまわれるのですか?」



「魔法使いになろうと思っているんだ」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ