表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
熊王伝  作者: ウル
モンスター部隊初出動
7/100

81手掛かり

登場人物

ガイン  主人公・エルモンドモンスター部隊副大将(★4アルカス)

パワー  ガインの兄貴分でエルモンドモンスター部隊大将(★4モサ)

グレアス エルモンド衛兵隊総隊長19歳(人間)

アラン  エルモンドモンスター部隊通訳33歳(人間)

ホーク  モンスター部隊長(★4シムルグ)


 グレアス隊長の騒ぎを片付けてようやく本題に入る。


(エルモンドの今の巡回体制を教えてくれ。)

 兄貴が聞く。


「5つの部隊で担当地区が決まっていて、担当地区を各部隊の中から2人1組で常時30組以上が巡回している。組の判断で、住民に困っていることや気づいたことがないか聞いたり、怪しいことが起こっていないか見回っている。」


(門についてはどうなっている?)


「西門は西の商業地区担当の部隊が、門番を派遣している。

 同様に、東門は東の工業地区担当の部隊が、門番を派遣している。」


(城壁内でも町はずれの人の少ない場所もあるが、巡回する担当は決まっているのか?)

 俺も聞きたいことを聞いてみた。


「組の判断で誰も行ってなさそうなら見て回ってるみたいだな。」

 各組の判断に任せていて組織化した順番が決まっていないのか。これでは、何かあってもたまたま誰も見ていない場所が出てくるかもしれない。


(今の体制だと人の少ない場所が穴になっている可能性があるぜ。

 モンスター部隊は人の少ない場所を集中的に回るようにするつもりだが、それでいいか?

 人間の住民に話しかける巡回は人間にしかできないからな。

 俺様達モンスター部隊で町はずれの人間の少ない場所を集中的に巡回する事にすれば、巡回の漏れを減らすことができるだろ。)

 兄貴の案がよさそうだな。


「こちらも内部調整をする時間が欲しい。いつから始める?」


(訓練がいるからまだ時間がかかる。

 一部の部隊の準備ができたら、順次移行させていきたい。)


「分かった。準備ができたら毎日の報告の中で教えてくれ。」


(了解だ。)

 こうして、巡回の調整も概ね完了した。



「ところで、モンスターが使う技というのは、魔力とは別に蓄えられるのか?」

 グレアス隊長が聞いてくる。


(俺様達モンスターは、魔力を使ったことがないから分からねえぜ。

 さっきのストレングスは魔力を使ったのか?)


「そうだ。

 なあ、アラン。人間でモンスターの技を習得している奴はいるのか?」

 グレアス隊長が通訳のアランさんに話を振ってきた。


「いえ、知りません。いないと思います。」


「使えない理由が何かあるのか?」


「魔力の方が、いくつもの魔法を同時に準備できるので便利だからじゃないでしょうか?」


「技は、1度に1つしか準備できないのか?」


(ああ、そうだ。

 技とはそう言うものだと思っていた。)

 俺が答える。


「魔力を扱うモンスターはいないのか?」


(聞いたことがないぜ。

 魔力を扱うには、人間並みの知恵がいると聞いたことがあるしな。

 ウル様も使っていなかったはずだ。)


「なあ、俺に技を教えてくれないか。

 実際に覚えてみれば不便な点も見えるだろうし、魔法と技で別の枠があるなら2倍の準備ができるかもしれないからな。」

 俺は、グレアス隊長の素朴な疑問が気になった。

 過去に両方を習得した者がいなかったから、両方は習得できないものだと思っていたが、今まで魔法や技に疎かったグレアス隊長が学び始めて、その疑問に気づいたのだろう。

 尤も、人間が使う魔法は俺達モンスターには高度すぎて扱えなかったわけだが。


(俺様も人間の魔法に挑戦してみたいぜ。

 教えてくれねえか。)

 兄貴もやる気だ。


(俺もやるぜ。)

 俺も気になる。ここは付き合わないとな。


「それはいいが、俺は魔法を学び始めて間もないから、もっと上手な奴に頼んだ方がいいと思うが。」

 グレアス隊長が言うと、全員の視線がアランさんに向く。


(アランさんは、魔法を使えるよな?)

 兄貴が聞く。


「ええ、そうでなければモンスターと話すことができませんし。」


(それじゃあ、兄貴と俺に魔法の初歩を教えてくれねえか。

 グレアス隊長の技はヴァディスコーチの方が教えるの上手だろうから、ヴァディス隊長に頼むということでいいか?)

 俺が言うと、


(応援を頼んだとは言え、ヴァディス隊長は今★1モンスターの訓練で手一杯だぜ。

 ここは、俺様達でやるべきだろ。

 今日は俺様がグレアス隊長に技を教えるから、ガインは隊に戻ってアランさんに魔法について聞いておいてくれ。)

 兄貴がそう言うので、技の方は兄貴が教えることになった。


(それじゃあ、また来るぜ。)

 俺はそう言って、アランさんと隊に戻る。

 そして、アランさんから魔法の初歩を教えてもらうことにした。


 魔法の原理は、精神集中して集めたエネルギーをポケットと呼ばれる保管場所に詰め込んでおき、予め自分で決めておいたキーワードを言うことによって、保管したエネルギーを開放して魔法を発動するということらしい。

 モンスターが使う技も、ポケットが発動中の技である1つしかないことと、ダメージを受けたりして精神集中が途切れると集めたエネルギーが無駄になることを除けば、基本的に同じ原理だ。

 話を聞く限り、複数のポケットを持てること、ダメージを受けてもポケットの中の魔法のエネルギーが無駄にならないことを考えるだけでも、魔法が技の上位互換に思える。

 過去に魔力を使える人間が敢えて技の習得をしなかった理由はここにあるのだろう。そして、モンスターは知恵が足りないから、下位互換である技しか使えなかったわけだ。


 それなら、勉強をして知恵を得たモンスターである俺が魔法を学んだらどうなるのか。とても興味がある。

 アランさんに教えてもらって試してみたが、精神力を集めることは技と同じなのですぐにできたが、ポケットに魔力をため込むことができなかった。

 俺は普通の人間と遜色ないくらいには知恵をつけたつもりだが、まだ知恵が足りないのだろうか?

 アランさんも何が足りないのか分からず、先に進めなくなってしまった。


 午後になって、兄貴がグレアス隊長を連れて戻ってきた。


「ガイン、アラン、一応一番簡単な技を覚えてみたぜ。

 サンダーだ。」

 そう言うと、グレアス隊長はサンダーの技を見せてくれた。

 これで、グレアス隊長は技と魔法の両方を習得したことになる。


(魔法と技では別のポケットがあるのか?)

 俺が聞くと、


「いや、技も魔法と同じポケットを使う。

 だから予め技用にポケットを技レベル分空けておかなければ技は使えない。

 しかも、途中でダメージを喰らうとポケットに集めた精神力が無駄になってしまう。」

 まあ、技だからそうだよな。

 やはり、技は魔法の下位互換ということか?


(人間には、技は意味がないってことか?)


「いや、技にもメリットがあった。

 技は集めたエネルギーを安全なポケットにしまう手間がかからない分、発動までに必要な時間がかなり短いんだ。

 サンダーを魔法で準備しようとすると十数秒かかるんだが、技で準備したら1秒ほどしかかからない。この差は大きいぜ。

 魔力のポケットの数が多い魔術師なら、予め多くの魔法をポケットに準備しておけばいいのかもしれないが、俺みたいにポケットの数が少ない場合は短時間で準備してすぐ使える技の意味は大きいと思った。使う技のレベル分だけポケットを開けておいて、その場で技として精神集中して使えば連発できるからな。」

 グレアス隊長が言う。


(魔法のメリットは、予めポケットの数だけ準備できることと発動を妨害されないこと。技のメリットは魔法に比べれば準備に必要とする時間が短い事。

 両方覚えられれば両方のメリットを生かせるってことだよな。)

 兄貴が言う。

 まあ、そうなんだが、俺達モンスターが魔法を覚えるのは結構難しそうだ。


(安全な奥のポケットにしまうのに何かコツがあるのか?)

 俺は両方を習得したグレアス隊長ならその差について分からないか聞いてみた。


「技をいつでも発動できるように準備した後で、貯めたエネルギーを自分の頭の中に意識して入れて、エネルギーを入れたことを覚えるんだ。エネルギーを自分の頭の中に落とし込むまで結構時間はかかるが、落ち着いてやればそんなに難しくなかったぜ。」

 俺には無理かと思っていたが、両方を習得しているグレアス隊長に聞いた方が、ヒントらしきものが聞けた。

 あとで、練習してみよう。


 グレアス隊長が帰った後、俺は魔法の練習を続ける。

 兄貴もアランさんに魔法の初歩を教えてもらった。

 夕方までかかったものの、俺はついに準備したサンダーの技を魔法としてポケットにしまうことができた。


(兄貴見てくれ。

 サンダーを魔法としてポケットにしまうことができたぜ。)

 俺は、喜んで兄貴に報告する。


(ガイン、すげえじゃないか。

 精神集中せずに、発動する所を見せてくれ。)

 兄貴に言われて俺はサンダーの魔法を発動させる。

 効果は技のサンダーと同じだが、狙いを定めて発動のキーワードを口にしてエネルギーを開放することを頭で念じるだけで発動させることができた。

 あとは、いくつのポケットが持てるか試してみよう。


 そんなことを兄貴と話していると・・・


(パワー大将、大変です。

 隊員のボルンガが行方不明です。)

 ホーク隊長が慌てて報告に来る。

 ボルンガは、★3グリーンドラゴンだったな。


(ボルンガの今日の行動と最後に見た状況を教えてくれ。)

 兄貴が聞く。


(今日は、試行としてボルンガを含む★3の隊員3羽に各々空から町の巡回をさせました。

 2時間ごとに報告に戻るように言っておいたのですが、ボルンガだけ昼に最後の報告が来てから3時間以上も帰ってきません。先ほど、町の上空を一通り回って探してきましたが姿が見えません。これから部隊全員で捜索に行きますので、その前に報告に来ました。)

 ホーク隊長が言う。


(最後の報告の時に何か言ってなかったか?

 あとその時に向かった方向は?)

 兄貴はまずは、可能性の高い捜索場所を絞るつもりだな。


(午前中は町の上空を一通り見たが異状はないとの報告でした。

 午後はもう少し広範囲を見てみると言っていましたが。

 報告直後は北へ飛んで行きました。)

 異常なんて毎日ないからな。町の外まで行ったのか。

 北へ向かったということは、ウル様が攫われた森か。

 あの森は広い。捜索が難航しそうだな。

 さて、どうやって探すか。

 空を飛んでいる相手のだと、匂いで追跡することができないからな。


(ホーク隊は、空からの捜索を開始してくれ。

 必ず複数で行動し、定期的に報告に戻らせてくれ。)

 兄貴が指示を出すと、ホーク隊長は隊員を集めて、ボルンガの捜索に飛んでいった。


(俺は、誰かがボルンガの姿をを見てないか一通り聞いてくるぜ。)

 兄貴にそう言って、俺は訓練している隊員に今日の昼からボルンガを見てないかを聞いて回る。


(ボルンガの奴、昼に戻ってきたとき巡回しても何もなくて暇だとか言ってたなあ。でも昼からは見ていないよ。)

 ボルンガと仲のいいヴァディス隊のリューンが教えてくれた。

 隊員の手掛かりはこれだけだ。

 ボルンガの奴、退屈して町の外にまで行ったのか。

 これは、巡回路を決めておいた方がいいかもしれない。いや、ボルンガを見つけてからだな。

 俺は、一旦兄貴に報告する。


(調子に乗って遠出して何か起こったか。

 手がかりが少ないが、俺様は、サラ隊・ウィル隊を連れて捜索に行ってくる。

 ひょっこり戻ってくるかもしれねえから、ガインは冒険者部隊と衛兵隊にも話を聞いて待機していてくれ。

 何か手掛かりの情報が入ったらヴァディス隊以外を連れてきてくれ。)

 兄貴はサラ隊・ウィル隊を連れて捜索に出ていった。


 俺は、その間に冒険者部隊に話を聞きに行くが、成果はない。

 冒険者部隊は暇を持てあまりしているようだったので、捜索に出動してくれるという。

 ありがたい申し出なので、受けておくことにした。

 その後、念のため衛兵隊にも聞きに行ったが成果はない。こちらもライオス副隊長が手伝おうかと言ってくれた。

 その間に町が襲われてもいけないし、捜索が大人数になりすぎても収集がつかなくなるので、もしもの時は応援を頼むと言ってこちらは一旦断った。


(訓練を中断してまで来てもらって悪いな。

 ボルンガについて色々教えてくれ。

 ボルンガとは毎日訓練後、どんな話をしてる?)

 俺も★1も入れれば200匹近い隊員全員の特徴まで覚えきれていない。

 待っている間に、ヴァディス隊のリューンに話を聞く。


(あいつは、目立ちたがり屋で何かすごいことしたいとか言っていたなあ。

 戦争になったら活躍するんだと、結構自信家だったしな。)

 確かに俺が見た感じでも自信家と言う感じはしたな。

 何かを見つけて報告もせずに突っ走ったか、そこで何か事故でも起こったか。その線が濃厚か。

 これは流石に注意しないといけないな。まずは、ボルンガを探すのが先決だが。


(ウル様の捜索の時は、どこを捜索したかとかそんな話はしたか?)

 普段の行動判断の参考になる情報があればいいが。


(もっと森の奥まで探しに行きたかったけど、隊長に複数で行動するように言われてたので思ってたように行けなかったと言っていたよ。)

 今日の巡回は単独で行動していたな。引き止める者が誰もいないから、遠出しようとしたのか。

 これも課題だな。いや、後回しだ。まずはボルンガを探す手がかりを探さないと。


(捜索は考えるよりも遠出して足で見つける感じだったのか?)

 今までの話を聞く限りこんな感じだが、仲のいいリューンに確認を取る。


(そうだね。

 誰も行ってないところ探しに行きたかったみたいだし。)


(リューン、ありがとな。

 ボルンガ探す参考になった。訓練に戻ってくれ。)

 リューンに聞けるのはこのくらいか。

 俺は、そう言ってリューンとの話を終えた。

 これは捜索範囲を広げないといけなさそうだな。


 俺は、ヴァディス隊長に出撃する旨と兄貴から連絡があれば聞いてくれるように頼み、ゼル隊、アリサ隊を率いて出動した。

 町を出て北の森を見ると、部隊が展開しているのが分かる。

 とりあえず、兄貴と合流して相談をしないとな。

 森の入り口あたりにサラ隊の隊員が待機していたので、兄貴の場所を聞く。

 森に入って全体指揮を執っているというので、後を追うことにした。


 兄貴はすぐに見つかった。


(ガイン、何か分かったか?)


(ボルンガは自信家で、前回のウル様の捜索の時も複数で動いていなければ自分だけで奥へ進んでいたみたいだ。

 今日は単独で行動をしていたから、止めるものがおらず森の奥まで行った可能性が高い。

 何事もなく帰ってくるかもしれないが、ホーク隊に広範囲でボルンガを呼び掛けながら探させないか。)

 俺はリューンの話から出た結論を兄貴に報告する。勿論俺なりの捜索の提案もだ。


 兄貴はホーク隊長を呼ぶと、すぐに広範囲の捜索に切り替えた。

 フライトをかけて捜索メンバーを増やしてもいいが、途中で効果が切れると悲惨なのでやめておく。

 他の部隊は、このあたりで待機して待つことにした。


 冒険者部隊にも同じように空からの捜索をお願いした。

 空を飛べないメンバーには、俺達と待機してもらうことになった。


 そして、夕方になってくる。

 心配したが、ホーク隊長がボルンガを連れて帰ってきた。


(大将方、お騒がせしました。

 ボルンガは自分で戻ってきました。

 今後は複数で行動させるよう徹底します。

 ボルンガ、お前も謝れ。大将達だけでなく、冒険者部隊にまで迷惑をかけたんだぞ。)

 ホーク隊長が言う。


(まさかこんな騒ぎになってるなんて思わなくてよ。

 すまねえ。

 ウル様に似た狼を見つけたけど見失っちまって、探していたんだ。)

 ボルンガは言うが、あまり反省をしてなさそうだな。


(ボルンガ、2時間ごとに報告することになっていたんだろ。

 言われたことは守れ。

 本当にウル様がいたなら、すぐに知らせてくれて全員で探せば見つかったかもしれねえんだぞ。)

 兄貴が静かに言う。


(すまねえ。確かにそうだな。)

 ほんとに反省してるのかよこいつ。

 しばらくは見張っていてもらった方がよさそうだな。

 あとで、ホーク隊長に言っておこう。


(以後気を付けてもらうとして、ウル様の姿を見た場所を念のため当たってみないか?)

 俺は兄貴に言う。

 正直望み薄だとは分かっている。だが、少しでも可能性があるなら当たっておきたい。


(そうだな。

 ボルンガ、ウル様の姿を見た場所はどこだ?)

 兄貴が聞く。


(この森のもう少し西の方だ。

 空からなら20分もかからねえ。)

 ボルンガが言う。

 すでに夕方だし、地上からいくと2時間以上はかかるな。


(今から地上から行くのは時間がかかりすぎる。

 飛行可能なホーク隊と俺様とガインだけで行くことにする。

 他の部隊は、町に戻らせる。

 俺様は冒険者部隊に撤収してもらうよう調整するから、ガインは他の部隊を集めて指示を頼む。)

 俺も兄貴の方針がいいと思う。

 万が一、重要な手掛かりがあるようならそこで考えよう。


 俺は隊長達を集め、俺に隊員全員の無事を確認報告後、ホーク隊以外には町に戻るよう指示を出した。

 どうやら、全員無事のようだ。

 隊員の無事を確認している間に兄貴も冒険者部隊との調整が終わったようなので、ボルンガの案内で現場に向かう。

 そして、ボルンガがウル様らしき狼を見たと言う場所に降りる。

 何かを引きずった跡がある。


 今、匂いで確認できるのは俺と兄貴だけだ。

 俺はその場所の匂いを確認する。

 まさか・・・

 かすかだが、ウル様の匂いがした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ