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熊王伝  作者: ウル
モンスター部隊初出動
11/100

85試行運転(ウィル視点)

登場人物

ウィル  今話主人公。モンスター部隊長(★3グリズリー)

ガイン  エルモンドモンスター部隊副大将、ウィルの上司(★4アルカス)

ゼル   モンスター部隊長(★3グリズリー)

アリサ  モンスター部隊長(★3グリズリー)


 俺は、ウィル。★3のグリズリーでモンスター部隊の部隊長をしている。ガイン様の3匹の元手下の中の1匹だ。

 今回、俺は19番目のチームの隊長として衛兵隊・冒険者部隊・モンスター部隊の混成チームの指揮をすることになった。

 俺が人間を率いるのは、もちろん初めてだ。

 メンバーは、モンスター部隊が

 ★1ヤングウルフのメーヤ

 ★2イーグルのスカイ

 ★2サーベルタイガーのマルク

 ★2ホースのシャルロン


 元々俺の部隊にいたのはマルクとシャルロンだけだ。

 いつも俺の傍にいたリコは衛兵隊のチームに行ってしまった。

 正直結構不安だったりする。

 でも、ガイン様に期待されているし、やるしかないよな。



 昼に門の外で、配属される衛兵隊と冒険者部隊のメンバーが紹介される。

 冒険者部隊は2人。

 1人はモンスター使いのフィルナンデスさん。

 ある程度の魔法も使えるらしい。

 それは助かるのだが、問題は連れているモンスター。★4アースドラゴンのドルガさん。

 俺より格上じゃないですか。ガイン様と同じ★4ランクのモンスターを、何故格下の★3の俺が指揮するのですか?

 それに図体がでかすぎ。体長が俺の2倍以上あるよ。威圧感がありすぎて、こっちを見下ろされるだけで怖いんですけど。


「配分の関係上、どうしても1匹だけ★4モンスターを冒険者部隊以外の隊長に率いてもらう必要があって。

 ウィル隊長なら大丈夫だって、ガインさんが言ってたから、よろしくね。」

 フィルナンデスさんは言う。

 ガイン様、勘弁してください。何故俺なんですか?

 同格の★4のホーク隊長だっているし、衛兵部隊の隊長でもいいじゃないですか。

 俺、泣きたいです。


「ドルガも隊長に挨拶して。」


(ドルガだ。ウィル様の下で働くのでよろしく頼む。)

 格下の俺に様付けしてくれなくていいです。

 逆に、怖いです。


(あの、ドルガさんは空を飛べるのですか?)

 とりあえず、何か喋ってドルガさんに慣れないといけないと思って俺は気になることを聞いてみる。


(進化したら体が大きくなって飛べなくなった。

 マスターがフライトを使えるから不便はしていない。)

 ドルガさんが答えてくれる。普通に答えてくれてちょっと安心した。

 話を聞くと、★3グリーンドラゴンが★4アースドラゴンに進化すると翼が退化して空を飛べなくなるらしい。

 ドルガさんの背中を見ても、体の大きさにそぐわない小さな翼がついているだけだし、あれじゃあ飛べないよな。


「空を飛べたら、別の配分もできたんだけどね。

 私がフライトで飛ばしてもいいのだけど、回数に制限が付くからって却下されちゃって。」

 フィルナンデスさんが補足してくれた。

 それは、俺でも却下しますよ。いざと言うときに連絡が取れなくなる可能性が出るんだし。

 だからと言って、なんで俺が指揮することになったんですか。

 ガイン様、今からでもメンバーを変更できませんか?

 だめですよね、やっぱり。


 俺がそんなことを考えていると、もう一人の冒険者が自己紹介をしたみたいだけど、俺には人間の言葉が分からない。


「この人はギルバートさん。

 弓使いだけど、剣でも戦えるわよ。」

 フィルナンデスさんが通訳をしてくれた。


 その後、衛兵隊のメンバーが紹介される。

 その都度、フィルナンデスさんが通訳してくれる。

 全員、一応剣も弓も使えるらしい。

 だけど、俺には30人もの人間の顔と名前は覚えられない。どうするか?


(30人の中でリーダー的な方はいますか?)

 俺が聞くと、3人のリーダーがいて、10人ずつ率いているという。

 それなら、第19チームの中で衛兵隊は3つの班を作ろう。

 1班が、リーダーの名前を取ってジョン班。

 2班が、同様にライノ班。

 3班が、ロナルド班とした。

 班のリーダーの顔と名前だけは覚えよう。


 とりあえず、メンバーの自己紹介が終わったので、俺も挨拶をする。


(俺が、今回第19チームを率いることになった★3グリズリーのウィルです。

 エルモンドの近くで活動しているノリクの特殊部隊を掃討するのでご協力をお願いします。

 今日はチームでの訓練と言うことで、夕方にはエルモンドの町に戻ります。

 全員が無事帰還するためにも、勝手な行動はしないでください。)

 何とか無事挨拶できた。

 モンスター部隊の隊員相手には毎日やっているとはいえ、多数の人間やまして格上モンスター相手だと緊張した。


「私は19チームの通訳のフィルナンデス。

 ウィル隊長の言葉を通訳します。

『俺が、この度第19チームを率いることになった★3グリズリーのウィルです。

 エルモンドの近くで活動しているノリクの特殊部隊を相当するのでご協力をお願いします。

 今日はチームでの訓練と言うことで、夕方にはエルモンドの町に戻ります。

 全員が無事帰還するためにも、勝手な行動はしないでください。』

 とのことです。」

 フィルナンデスさんが俺の挨拶をその通りそのまま人間の言葉に翻訳してくれた。

 俺の言葉が理解できない人間が頷いてくれる。

 ほっとした。


 ギルバートさんも頷いてくれている。

 好意的な人達でよかった。


 次に、チームの隊列を決めないといけない。

 今は見晴らしのいい場所にいるが、森に入ると細長い隊列になってしまう。

 それも踏まえて隊列を決めないといけない。


 俺は、最初にフィルナンデスさんに聞く。

(フィルナンデスさんとドルガさんは隊列で近くにいなくでも大丈夫ですか?)


「大丈夫よ。ドルガには隊長から指示をしてもらえば。」

 やっぱり俺が指示をするんですよね。

 諦めろというガイン様の声が聞こえたような気がする。

 覚悟を決めて進むしかないよな。


 俺は、通訳のフィルナンデスさんを通じで指示を出す。


 ★1ヤングウルフのメーヤと★2サーベルタイガーのマルクを最前列に配置する。

 メーヤは追跡する時には一番前になるから隊列も前にしたい。そして、前のメーヤを守るためにマルクを配置した。

 マルクの代わりに★4アースドラゴンのドルガさんを配置してもいいけど、図体がでかくて後ろに続くメンバーが前が見えなくなるから避けてみた。

 そして、次にジョン班にその後ろに続いてもらう。勿論メーヤとマルクを守るためでもあるが、複数の目で敵が襲ってこないか警戒もしてもらうことにした。


 その後ろに俺と通訳のフィルナンデスさん。

 フィルナンデスさんには通訳をしてもらわないといけないので、どうしても俺の傍にいてもらわないと困るからだ。

 そして、俺の肩に★2イーグルのスカイに止まってもらうことにした。

 何かあればすぐに空を偵察してもらうためだ。


 その後ろにライノ班を当てて、周りの警戒をしてもらう。


 その後ろにギルバートさんと★2ホースのシャルロンを配置する。

 弓使いの人はある程度後ろの方がいいだろうし、かと言って最後尾では後ろからの奇襲に対して危険だからだ。


 続いて、ロナルド班、最後にドルガさんに入ってもらった。

 ★4アースドラゴンは防御力に優れるので、後ろからの不意打ちがあってもある程度は耐えることができるからだ。

 ドルガさんには後ろからの敵の接近に特に気を付けてもらうように頼んだ。


 結局配置は前から以下の順番となった。


前から

 ★1ヤングウルフ メーヤ ★2サーベルタイガー マルク


 ジョン班(衛兵10名)

 

 ★3グリズリー 俺 モンスター使い フィルナンデスさん

 (★2イーグル スカイ 俺の肩の上)


 ライノ班(衛兵10名)


 ★2ホース シャルロン 弓使い ギルバートさん


 ドナルド班(衛兵10名)


 ★4アースドラゴン ドルガさん


 前方に戦力的な不安はあるが、マルクとジョン班にしっかりと警戒してもらうことにした。


 他のチームも配置が決まったようで、俺達19チームも森の中の捜索に入る。

 ガイン様がいる第22チームは軍の旗を持っている。

 森の中で赤色基調は目立つので、空からならすぐ発見できそうだ。


 とりあえず、スカイにはあの旗を覚えてもらい、あとで報告に行くことを伝えておく。

 まずはある程度森の中を進むか。

 俺はガイン様のいる22チームから遠くないエリアを奥へ進むよう指示を出す。

 他のチームを見てると、思い思いの方向へ進んでるな。まとまりが取れなくて大丈夫なのだろうか?


 俺達19チームは、他のチームがいない方向を奥へと進むことにした。

 ある程度進んで他のチームが見えなくなってきたので、俺は、スカイに空から近くに何かいないか偵察してきてもらうことにした。

 その間、他のメンバーには座って待っていてもらう。

 しばらくして、スカイが戻ってきた。


(遠くに別のチームが動いているけど、他には何もいないよ。)

 スカイの報告をフィルナンデスさんを通じて通訳してもらう。

 とりあえず、今日は訓練とはいえ、本番同様警戒しながら進んでいくわけだが、敵が空から見えるような場所に堂々といたりはしないよな。いたとしても、不意打ちするために隠れているよな。


(これから先に進みます。

 空からは何も発見できませんでしたが、木の陰に隠れて不意打ちを狙っている敵がいないとも限りません。

 油断せず、用心しながら進んでください。)

 俺は、通訳もしてもらった上でそう指示して先に進む。


 捜索を始めて2時間近くが過ぎた。

 ここで一旦休憩しつつ、スカイにはガイン様に報告してもらわないといけない。


(ここでしばらく休憩します。

 スカイだけ頼むことがあるから頼む。

 また空から他の部隊が見えないか確認してくれ。

 あとは、パワー大将がいる22チームの旗がないか確認してくれ。

 このあたりから見えるかどうかだけでいい。)


 俺の指示を受けてスカイが空から偵察する。

 南西と南東に1チームずつ部隊がいるらしい。

 22チームの旗も南の方に見えたようだ。

 他のチームも第22チームも南か。

 俺達19チームはだいぶ奥まで進みすぎたのかもしれない。

 ずっとまっすぐ奥に進んできたからな。


(スカイ、それじゃあ、22チームに報告に行ってくれ。

 19チームは指揮チームの北に展開中。現在何も発見していない。と伝えてくれ。)

 俺の指示を受けて、スカイが飛んで行った。

 ちょっと距離があるみたいなので、しばらく待つか。


「隊長、待っている間に、すぐ北の尾根の向こうだけ見れませんか。」

 通訳のフィルナンデスさんを通して、ギルバートさんが言ってくる。

 確かに今いる位置は、尾根の少し手前だよな。


(あの尾根を越えるにはここから10分以上はかかります。

 何かあったときにすぐ駆け付けられる距離じゃないですので、報告に行っているスカイが戻ってくるまで待ってからにしましょう。

 下手に動くとスカイが戻ってきたときに、俺達を見つけられなくて困るといけないですから。)

 ここから見えるくらい近くだけど、スカイが戻ってきてからで遅くないと思い、俺は待つよう指示した。

 それをフィルナンデスさんが通訳してくれる。

 ギルバートさんは納得して戻ってくれた。


 その後、待っている間に通訳のフィルナンデスさんが話しかけてきた。

「ウィル隊長、人間相手でもビシッと言えるから驚いちゃった。」


(俺が言えないと思っていたんですか?)


「ドルガを怖がっているみたいだったから、正直最初はちょっと心配したのよ。

 でも、隊列にはしっかりとした考えがあったし、メンバーが突出しないように気を付けていたし、不意打ちの可能性も考えてしっかり指示をしていたし、見ているうちに安心できるようになったわ。」


(だって、俺まだ★3ですよ。格上の★4を指揮することになるなんて聞いてなかったです。)

 俺は、つい正直な気持ちを言ってしまった。


「進化ランクに拘り過ぎなくてもいいと思うわ。

 間違いなく、ドルガよりもウィル隊長の方がちゃんと指揮ができるから。

 ガインさんが、ウィル隊長なら大丈夫と言っていた意味がやっと分かったわ。」

 フィルナンデスさんはそう言うが、俺には、ガイン様の言っていた意味が分からない。


(俺には分からないですけど。

 ガイン様は、なぜ衛兵隊か同じ★4のホーク隊長のチームにドルガさんを入れなかったのかと。)

 俺は聞く。


「多分ね。ガインさんは狙ってウィル隊長のところに私とドルガを入れたのだと思うの。

 ウィル隊長は指揮がちゃんとできるのに、進化ランクを気にしすぎだから、格上を指揮することに慣れてほしかったのね。きっと。」

 ガイン様にそんな考えがあったのか。

 確かにゼルなら、★4相手でも怖気づいたりしないだろう。寧ろ、格上を使い走りにして満足している姿が目に浮かぶ。

 アリサもガイン様相手に言うときは言うからな。★4相手でも普通に言えるだろうな。

 確かに俺は、相手が格上というだけで苦手意識を持ちすぎなのかもしれない。

 だから、俺に格上を扱うことに慣れさせるために、ドルガさんを俺のチームに入れたのか。

 それなら、期待に応えられるようこのチームで頑張らないとな。

 そして、怖気づかずに、ドルガさんにも指示をしないと。

 俺は、自分の中で気合を入れた。


 そんな話をしている間にスカイが帰ってきた。


(隊長、報告してきました。

 ガイン様から突出しすぎないようにと言われました。)

 確かに今俺達19チームは全チームの中で森の一番奥まで来ている。

 既に突出しているため、もし敵を発見しても、応援がすぐに駆け付けることができない。

 とは言え、近くまで来た尾根の向こう側だけは確認しておきたい。

 尾根の向こう側で不意打ちの待機はないよな。

 俺達が尾根のどの部分を越えてくるのか、敵には分からないのだから。


(19チーム出発します。

 現在19チームは、全チームの中で一番奥に進んでいます。

 これ以上森の奥を進みすぎると、何かあっても他の部隊の援護が得られません。

 ですので、捜索は、先ほどギルバートさんに言われた尾根の向こう側までの確認までにして今日は撤退します。

 今までの隊列通り進んでください。特に尾根を越えるときは敵襲に十分警戒をお願いします。)

 俺は、チームに指示を出す。


 10分余り進み、俺達19チームは尾根を越える。

 尾根の向こう側が一気に見えるようになった。


「北西の方に野営の跡のようなものが見えます。」

 ジョン班長が報告してくれた。

 一番前のメーヤやマルクには遠くで動かない物体は発見しにくいだろう。

 俺は、全員が尾根を越えたところで、全員に何かないか見回してもらう。

 見つけたのは、ジョン班長が見つけた野営の跡だけのようだ。

 こんな場所で野営するのはノリクの特殊部隊しか考えられない。

 だけど、これ以上突出するのは危険だ。


(そろそろ撤退を始めないと夕方までにエルモンドの町に戻れません。

 野営の跡の発見の報告をしに、19チームはこれから撤退を開始します。)

 俺は指示を出す。


「近くの確認はできませんか?」

 ロナルド班長が聞いてくるが、現在近くに他のチームがおらず、また、近くに敵が潜んでいる可能性もあるので、明日以降もっと多くのチームで周辺を捜索すると言って、俺は撤退方針を貫いた。


 撤退を始めて1時間半余り、ガイン様のいる22チームの旗が近づいてきた。

 このあたりまでくると、多くのチームが付近の捜索をしている。ここまでこれば安全だろう。

 俺は、直接22チームのところまで行って報告することにした。


(ウィル達19チーム、無事戻ってきたんだな。)

 19チームが22チームのところまで戻ると、ガイン様が出迎えてくれた。

 俺はチームのメンバーに報告してくるから休憩して待っているように指示した。


(森の北の尾根を越えたところで、野営の跡を発見しました。

 その時点で突出していましたので、尾根の上から場所だけを確認して戻りました。)

 俺は発見した内容を報告する。


「誰も住んでない森の中に野営の跡は怪しいな。

 明日は、その周辺を集中的に捜索するか。」

 グレアス衛兵隊長が言う。


(他のチームからめぼしい報告がなければ、それがいいだろうな。)

 パワー大将が言う。

 尾根を越えて発見した甲斐があった。


(今日は、そろそろ撤収しないのでしょうか?

 今から撤収を開始しても帰るころには夕方になると思います。)

 俺は、22チームの責任者達に聞いてみる。


「1時間ほど前から報告に戻ってきた遠方の部隊には、撤収を開始するよう指示を始めてます。

 そろそろ、この近辺のチームにも撤収指示を出す時間ですね。」

 冒険者部隊のエイク隊長が答えてくれた。


(19チームは、他のチームが集まってくるまでここで待ちますね。)

 俺が言うと、


(分かったぜ。指揮、お疲れさん。)

 ガイン様が労ってくれた。

 ドルガさんを指揮したことを込みで言っているのだろうか?


(俺のチームに★4がいたのは、俺に格上の指揮に慣れさせるためですか?)

 折角なので、ガイン様に聞いてみた。


(よく分かったな。

 フィルナンデスさんに教えてもらったのかと思ったぜ。)

 ガイン様は言う。


(いえ、これはフィルナンデスさんの予想です。その通りでした。)


(そうか。で、指揮してみてどうだった?)


(最初は怖かったですけど、皆さん協力的でしたので、何とかなりました。)


(エイク隊長の話じゃ、癖のあるメンバーだって聞いていたけどな。

 意見が出ても、持論を曲げなかったのか?)


(俺の意見と理由を言ったら、皆さん納得してくれました。)


(俺の期待通り、ちゃんと指揮してくれたってことだな。)


(ありがとうございます。できる限りのことはしました。)


(それじゃあ、他の部隊が集まってくるまでチームで休んでてくれ。)


 数十分して他のチームも無事に戻ってくる。

 そして、全チームが無事撤退して、混合チームの試行運転を無事終了することができた。


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