第七話 助けて!!
(この話は第六話の続きを芽衣視点で書いたものです)
ウフフフフ、今日ソウちゃんの布団で下着姿で寝てたのは効果あったわね、ウフフフフ。
「芽衣、どうしたの?何かものすごーくにやけてるよ、弟君といいことあったの?」
今話しかけてきたのは佐藤奈美だった。(二話に少しだけでてます)
「ウフフよく分かったわね、さすが私の親友」
「はあ〜まあいいわあと昨日なんで電話したのに電源切ってるのよ」
あ〜確かに昨日はソウちゃんとデートだったから邪魔が入らないように電源切ちゃったんだっけ、フフフデートの事思い出すとまたにやけが止まらないわ。
「えへへへ、つい」
「ついって、噂で聞いたんだけど昨日は弟君と一緒に出かけてたみたいね」
「え、何で知ってるのよ?」
「だって芽衣って目立つから普通に見かけたら噂になるわよ」
そうなんだ〜〜今度から気をつけないと、あそうだ携帯の電源つけないと。
電源をつけると新着メールが十件と電話が十三件来ていたしかもほとんどが貴地先輩・・・・・ちょっとひくよ・・・ほんとに、はあ〜。
「どうしたの?」
「何か貴地先輩から結構メールと電話きてたんだよね・・・多分告白だと思う・・・」
「嘘、貴地先輩って野球部のエースで顔も結構美形だから人気あるのよ!!すごいじゃない!!」
奈美が驚いたような顔をした、でも多分私の表情はどうでもいいって感じの表情だろう。
理由は簡単ソウちゃん以外の人に告白されたって全然嬉しくないから。
「ふ〜〜んそうなんだ」
「はあ〜どうせまた断るんでしょ?」
「当然、一応メールに今日の放課後体育館裏に来てってメールが来てたから行くつもり」
でも本当は全然行きたくないよ〜はあ〜今日はソウちゃんがバスケ部あるから見学しに行こうと思ったのに・・・。
その後奈美と適当に話しをして、授業が始まったから席についた。
〜〜〜昼休み〜〜〜
フフフ今日はソウちゃんと一緒にお弁当が食べれるわ、なんせ私には協力者がいるもの、ふふふふ。(その協力者とは鎖月のことである)
なるほど鎖月からのメールによると屋上にいるのね。
私が屋上のドアを開けるとそこのは驚いたような顔をしたソウちゃんと普通の顔をした鎖月がいた。
今の驚いたような顔をしたソウちゃんもたまらなくいい。
「な、なんで姉さんがここにいるんだよ」
かなりあせってるわね〜〜、私はそんなソウちゃんを抱きしめて。
「ソウちゃんのことで私に分からない事は無いのだよ」
はあ〜実際にはソウちゃんの気持ちは分からないけどね・・・。
「は、早く離れろよ、ほら弁当くいにきたんだろ早く食べようぜ」
私は名残惜しかったけどソウちゃんから離れてソウちゃんと一緒に弁当を食べはじめた。
「ほら、アーン」
「いいよ、自分で食べれるから」
「恥ずかしがらないでほら、アーン」
私が粘って言うとソウちゃんは諦めたのか。
「わかったよ、ほら」
そう言って口をあけた、そんなやり取りを数回していると昼休みの終わりのチャイムが鳴った。
「じゃあ姉さん俺授業あるからいくな、ほら鎖月行くぞ」
そう言って屋上から出ようとするソウちゃんに。
「あ、ちょっとだけ鎖月の事借りるからソウちゃんは先言ってて〜〜〜」
「ああ、わかった」
ソウちゃんが出て行った屋上で私は鎖月に。
「鎖月今日のソウちゃんの様子どうだった?」
「えっと〜普通でしたよ、あ、でも何かいきなり「もし布団で寝てるときに下着姿の女の人が入ってきたらどうする?」って聞いていました、ってかまさか芽衣さんがやったんですか?」
フフフ確実にソウちゃんは意識し始めてるといったほうがいいわね。
「ええ、そうよ」
すると、鎖月は驚いた顔をして。
「はあ〜そうだったんですか、で他に質問ありますか?」
「もいいわ教室に戻って」
鎖月はそのまま教室にかえって私も自分の教室に帰った。
〜〜〜〜放課後〜〜〜〜
私は貴地先輩に言われたとうり体育館裏に来ていた、けどまだ貴地先輩はきてないみたい・・・女の子を待たせるなんて・・はあ〜早くしないとソウちゃんがバスケしている姿を見る時間が減っちゃうじゃない。
すると、走って貴地先輩が来た、何かその顔の表情は少し怒っているみたい・・・・・・・・何かしたかしら私?
「なあ、鹿嶋昨日は大事なようがあったから、公園にこれなかったんだよな?」
「ええ、そうですけど、どうかしましたか??」
「じゃあ何で昨日は相馬と一緒に買い物してたんだ?」
この人は何言っているんだろう?ソウちゃんと一緒にデートするのが大事な事なんですけど・・・・。
「何でって、ソウちゃんと一緒に買い物言ったりするのが大事なようだからですけど」
「それは、俺の大事な話より大事なのか?」
「そうですけど、何か?」
すると顔がみるみる怒りの表情に変わっていき。
「ふざけるなよ!!!なんだよこの俺が大事なようがあるってメールしたんだぞ普通弟と遊んでないで来るだろ!!!」
なにこの人もしかしてナルシストだったの、うわ〜〜性格悪いわねえ〜〜。
するといきなり私の肩を掴みだした。
「い、痛ちょっと話してくれませんか」
「ふざけんなよ!!」」
そう言って私の胸を触ろうとしてきた、私はある程度武術は出来るけど今は怖くてあまり足が動かなかった・・・・。
(助けてソウちゃん!!!)
私が心の中でソウちゃんに助けを求めると、よく知った声が聞こえてきた。
「ったく、騒がしいと思ったら何してんだよ」
そうそこにいたのは私が大好きなソウちゃん。
私は貴地先輩に一瞬の隙が出来たからすぐに貴地先輩から離れてソウちゃんの後ろに隠れた。
ソウちゃんは少しおびえている私を見て、そっと頭を撫でて。
「姉さんもお大丈夫だから」
そう言って笑顔を向ける、ソウちゃんはいつも私がピンチの時に現れてくれて頭を撫でてて笑顔で励ましてくれる、それが私がソウちゃんが好きな一つ目の理由だ。
私はそのソウちゃんの笑顔を見たときすごく心臓がドキドキし始めた、胸が苦しくなるほど。
「で、あんた姉さんに何してんだよ?」