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蝉よ何故なく

作者: 狐火祐貴

蝉よ何故なく

限りある時力いっぱいのその声は

何を思っている


蝉よ何故なく

この世を憂いているのか

生への無情と我が身の性は

何なのだと歌うようだ


蝉よ何故なく

求愛のためかそれとも仲間の死のためか

あなたの声は自らの境遇を

いっそうあなたを輝かせている


蝉よ何故なく

戦没者たちの嘆きのようだ

ただただ訴えかける

彼らの残した教訓を


蝉よ何故なく

夏の始まりを告げるための神の造作なのか

ならばあなたは使命をまっとうした

夏の終わりをその身を持って我らに伝えたのだから

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