夏の楽しみ
季節は夏。蝉の鳴き声が五月蝿い日だった。
極力陽に当たらないよに日陰を歩いていた。
そのせいだろう。日陰が途切れ日光が僕を強く照らした瞬間、眩しさで目を閉じてしまった。
そこが横断歩道の真ん中だったにもかかわらず....。
けたたましくクラクションが鳴らされる。
急ブレーキのためだろう、キィーと耳を劈く音がこちらに近ずく。
僕に接触する頃には、スピードは遅くなっていて軽く後方に突き飛ばされる程度で済んだ。
その時コンクリートに軽く頭を打ち付けてしまった。
すぐに立ち上がり、ドライバーの女性に頭を下げる。
女性は特に怒っている様子はなく、寧ろ此方を心配してくれた。
その時は特に異常はなかったので、その場から頭を下げて離れた。
僕はツイていた。事故も大事にならなかったし、ドライバーの女性も優しい人だった。
夏休みなのに、これというイベントもない僕には十分過ぎるものだった。
家に帰り、自室のベッドで寝転がる。
これからも、暑くなるらしい。今年の夏は、晴天の日が多いらしい。海や花火を見に行こうかな。夏らしいことも少しはしたいし。
結局僕はそのどちらも見ることはできなかった。
僕の目は少しづつ光を失っていったからだ。
ここまでこんな拙い文章を読んでいただきありがとうございます。
連載物二作目です。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。
宜しければ次話もよろしくお願いします。




