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異世界でスキル王になるっ!  作者: 黒色鮎
第1章 帝国編(序章)

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第6話 初仕事

最近リアルが忙しいので次回は2週間後位を予定しております。

ご迷惑をお掛けしますm(_ _)m

【鑑定結果】


 ーーーーーーーーーーーーーーーー


 名称:無し

 種族:ホブゴブリン

 装備:革の鎧

 スキル:採取・力強化


 ーーーーーーーーーーーーーーーー


 お、

 良いスキル持ってんじゃん!

 まあ、見てないから獲れないけど。

 そんな事を考えつつ敵の拳の一撃を避ける。


「グギャア!!」


 攻撃が当たらなくてご立腹の様子のホブゴブ。

 当たらん当たらん!

 何故かって?

 なぜなら俺は《速度強化》Lv1を持ってるからね!





 ギルドであの貴族を寝かせた後スッキリして立っていると、


「....おい、お前さん

 ちょいと事務所まで来てくれや」


 連れてかれた。

 そこで事務所のお偉いさん(副ギルド長らしい)に会って超怒られた。

 そして付いたは借金、金貨3枚。

 この世界では金貨1枚が銀貨10枚で銅貨10枚が銀貨1枚という相場になっている。


 俺、無一文。

 オカネ?ナニソレオイシイノ?

 そう言ってたら無言で殴られた。

 親父にもぶたれたこと無いのにっ!


 最初は金貨5枚だったのをザ・土下座という禁断の秘技を使って下げたのだからもう、文句も言えない。

 元から悪いのコッチだしね。

 ということで早速依頼を受けて逃げて来....もとい借金を返しに働きに来た訳ですよ。


 俺のランクはE。

 一番下だ。

 だから依頼も危険なのはあまりなく、採取系が多い。

 でも、その中から唯一あった戦闘系の依頼を受けた。

 だって採取系だと採取するのがどんなのか分からないしね。

 軽く受付のお姉さんの説明を受けたけど


「採取するのはですね....こちらのように葉脈が赤くて先の方まで揃っている物です。ですが似たようなものが2、3種類ありましてそちらは猛毒になりますのでくれぐれもお間違えの無いようにお願い致します。」


 うんうん、なるほど〜

 さっぱり分からん。

 一生懸命「植物図鑑」を見せながら説明してくれるが何一つ分からん。

 ただの葉っぱにしか見えない。

 なので採取系は諦めた。

 戦闘系は見た目の説明と写真を見せてくれれば分かるから全く問題なかった。





「ありがとうございます!困ってたんですよ」


 そう、礼を言ってくる商人。


「いえ、困った時はお互い様ですよ」


 お世辞を返す。

 こうして依頼書に依頼達成のハンコを押してもらいギルドへと帰る。


 帰る道すがらスキルの熟練度上げも行う。

 何のスキルを上げるのかというと(鑑定》である。


 ーーーーーーーーーーーーーーーー


 名称:ハッピー

 補足:牛(家畜)

 補足:Bランク相当の一般的な肉牛


 ーーーーーーーーーーーーーーーー


 ーーーーーーーーーーーーーーーー


 名称:ガブ

 種族:犬(狩猟犬)

 補足:かなり足が速い、とても食いしん坊


 ーーーーーーーーーーーーーーーー


 近くにいた犬と牛を《鑑定》する。

 こういった事を繰り返していたらLvが3になった。

 最初は牛とか見ても「種族:牛」としか見えなかった。

 その頃に比べると大分良くなった。

 スキル見れるようになったしね。

 だがスキル見れるのは2つまでらしい。

 まだまだ不便だからもっと鍛えなければいけない。


 あと、《速度強化》は街中を歩いていたら何か大声で


「俺の速さに敵う奴はいねえだろ!

 何たって《速度強化》Lv3だからな!」


 と、自慢していた奴がいたので握手する振りをしてコピーした。

 まだ取り立てホヤホヤなのであんまり速くは無いが育てれば使えるスキルなので取って損はない。



 ギルドに入ると街中よりも更にうるさい喧騒が飛び込んでくる。

 そんな声を尻目にカウンターへと依頼書を持っていく。


「了解致しました!今回の報酬です」


 ....うん、きっかり銅貨3枚入ってる。

 そのまま依頼板へと向かう。


「ん?....届け物をするだけで銀貨2枚?破格の額だな。

 よしっ、コレにしよう。」


 張り紙というか、依頼書を取ってカウンターへと向かう。


「えーと、これ受けたいんですけど」

「了解致しました、では先ず契約金銅貨2枚を出して下さい。」


 金を払う。


「では、こちらの依頼をお願い致します。期限は明後日の夕刻までです。」


 まだ日は高い。

 今から行くか。

 そして、依頼主の館へと出発する。

 ギルドから華やかな貴族さま方の家々を縫うようにして進んで暫く。

 ようやく、依頼主の館が見えてきた。


「すいません!ギルドで依頼を受けたマコトなんですけども!」


 ガチャ、


「こちらへどうぞ」


 おお!生メイド!!

 良いねえ、凄く良い!

 そんな事を思いつつ、ついて行く。


「おお、お主か儂の依頼を受けたのは?」


 爺さんが座っていた。

 この人が依頼主かな?


「初めまして、マコトと言います。

 俺が依頼を受けました」


 挨拶を返す。


「うむ、ではマコトよ。これを隣街のギルバート家に届けてくれ」


 俺が渡されたのは黒い小さな箱。

 何が入ってるのか気になるが、聞かないほうが良いだろう。


「了解しました。では、今から向かいます」


 こうして俺はこの館を後にする。




「大丈夫でしょうか?」

「む?....あやつ中々強かったからの。大丈夫ではないか?

 最も、死んだら死んだでそこまでだったという事よ」


 そんな怪しい言葉は聞かずに。


 未だ苦手な衛兵がいる(門番か?)門をくぐり抜て隣街へと街道を走る。

 こまめにスキルを使いながら向かうのが良いだろう。

 鑑定、鑑定、鑑定

 速度強化、速度強化、速度強化っと。

 半分くらいまで来たところで俺は盗賊と出会った。


「おい、命が惜しくば金を置いて....」


 そんな事を言っていた男を一蹴する。

 因みに男は《力強化》Lv2と《身体能力強化》Lv2を持っていたのでついでに取っておく。


 順調、順調!



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