--第57話 神器の力
黒塔最上階――七人は広大な空間に足を踏み入れた。
漆黒の石床に刻まれた紋章が脈打つ光を放つ。
中央には、七人の誓いを交わすための祭壇が据えられていた。
レオンは剣を握り、祭壇を見つめる。
「ここが……七人の誓いを交わす場所か」
リィナが静かに歌い、旋律を空間に響かせる。
「……光の波紋と、私の歌声が、ここで共鳴するのね」
ミリアが杖を掲げ、周囲を確認する。
「油断は禁物。この塔は最後まで、私たちを試そうとしているわ」
セリアが矢を構え、遠くの闇を睨む。
「やはり魔王アルディエルはここにはいない……
でもここでの試練は、私たちの絆を確認するためのものね」
ガルドが拳を握る。
「塔の頂上で誓いを交わす……これが俺たちの証か」
ユグノアが紋章の形状を解析する。
「祭壇の紋章は、七人の意志を同期させる装置だ。
全員の力を合わせれば、塔の最深部への道も開かれるだろう」
ハルヒは剣先を祭壇に向け、紋章を光らせる。
「俺たちの力――そして意志をここに刻む」
リィナの歌声が高まり、祭壇の紋章が波動を増幅した。
その時、祭壇の中央に七つの指輪が浮かび上がる。
指輪はそれぞれ英雄たちの手に飛び込み、光を帯びて形を変えた。
- レオン:指輪が光を帯びて王剣と交わり雷神剣アルカディアに変化。雷の斬撃を放つことが可能、敵全体の行動速度を低下・剣聖の技と連動し、戦意に応じて力が増幅
- ミリア:指輪が聖光の黎明黄金のステッキ+翼のような光のオーラ・回復・浄化・防御魔法を強化・味方全体を短時間無敵化する「光翼の祝福」・戦場の絶望を和らげ、士気を上げる
- リィナ:指輪が精霊歌の羽冠に変化。味方の移動速度や攻撃速度上昇。
リィナの周囲に風の精霊が常に舞うようになる。
風精霊を常時召喚+統率・歌うだけで魔法陣が展開
精霊による自律防御(自動ガード・反撃)
・戦場で彼女が歌い出した瞬間、精霊たちが舞い降りる。“精霊女王の証”。
- ガルド:指輪が戦斧グラヴォルテス巨大戦斧+ガントレット一体型。振ると衝撃波発生・高耐久・広範囲攻撃向け・「獣王激震」で敵を吹き飛ばす・ガントレットで防御・攻撃を同時に行う特殊操作可能
- セリア:指輪が光装弓セレスティア王家の象徴を刻んだ白銀弓。光属性攻撃増幅・「天光結界」で味方全体の防御力・再生力向上・戦場に存在するだけで士気上昇効果
- ユグノア:指輪が影眼の盤闇色の魔導盤。細かな紋章と光点が浮かぶ・敵の行動・位置を予測、戦術支援・罠設置・幻惑・隠密行動補助・複数敵のアビリティ封印・最適化、行動補正、罠感知。
- ハルヒ:指輪が時空剣に変化。空間を切り裂く力を持つ、魔王討伐専用の神器。
ハルヒは時空剣を手に取り、光を帯びる刃を見つめる。
「……これが魔王討伐用の剣か。空間を切り裂く……確かに、俺たちの力を加速させてくれる」
リィナが羽冠を触れ、風の精霊を呼び出す。
「ハルヒ、この力なら、魔王城がある紅蓮の前線地区も突破できるわ」
ガルドは戦斧グラヴォルテスを握り、地の力を全身に巡らせる。
「よし……これで塔の試練もクリアだ。あとは魔王アルディエルを倒すだけだな!」
セリアが光装弓セレスティアを構える!
「この神器があれば、私たちの連携も完璧になるわね」
ミリアが黄金のステッキを掲げ、紋章と敵影のデータを解析。
「全員、準備は整った。ここで誓いを交わせば、魔王討伐への力が完成する」
ユグノアは魔導盤を調整し、全員の位置と行動を最適化する。
「さあ、誓いを交わすぞ。七人の絆と力を一つにするんだ」
七人は祭壇を囲み、互いに見つめ合い、深く頷く。
光と歌が祭壇を包み込み、紋章が七つの神器に共鳴。
黒塔の最上階に、七人の英雄の意志と力が刻まれた。
そして、最果ての城に待つ魔王アルディエルとの決戦に向けて、
七人の英雄――ハルヒたちは、一歩を踏み出した。




