表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/135

帰郷92

________



「しばらくは、ここを基準にして行動をしようと思う」



前線基地の人達からの熱烈な歓迎を受け終えた後、リディが食堂を借りてくれて、そこで食事をしながら、全員で話をする。



「凛は、自分の生まれ故郷の場所は、覚えているのか?」



「……はい」



「それなら、地図にポイントしてくれないか」



食事中ではあるが、家族の談笑というのだろうか?



行儀が悪い事は分かっているが、モニター端末をテーブルの上に置いて、凛に目標地点を教えて貰う間にも、芋のおかずを口に頬張っては米を喰い、



「今日はもう日が暮れる、明日から動く事になるから、飯はしっかりと喰っておけ」



「「「はい」」」



「あの、私が住んでいたいのは、この辺りです」



「おっ、どれどれ?」



ミィオ達に、しっかりと英気を養うようにと指示を出していると、凛が自分の住んでいた所を見付けたらしく、モニター端末にピンが立てられている。



「凛の故郷はと……マジか……」



「どうしたんです……これは……」



リディが箸を止めて、モニターに映るポイントを見ている所に、シュライトが横から顔を出して、凛の刺したポイントを見ると、顔を歪めてしまう。



「どうしたんですか?」



二人のただならぬ雰囲気に、美優達の食事の手も止まってしまう。



「勢力図は……変わらないですよね?」



「今も昔も、ここの地域は「向こうの鳥かご」です」



「向こうの鳥かご……?それって……」



鳥かごにいた時にされた話、RLを駆逐した際には、それがそのまま領土となる話……それを覚えていれば、二人の苦渋な表情の理由は簡単に察する事が出来る。



「あの……良くない事ですか?」



「いや、時間が掛かるだけだ。余程ドラゴンに熱心な上に通せば、その付近の探索も出来るだろうさ」



「申請をしますか?」



「この距離位なら、申請無しに行ってもバレやしないだろうが……まっ、上に任せるか」



「そうしたら、食事が終わったら空港基地に連絡をします」



「ご迷惑をお掛けします……」



「謝る事なんて無いのよ、凛ちゃん。だって私、あなたの故郷に行ってみたいの」



「シュライトさん……」



自分が迷惑を掛けていると恐縮する凛に、シュライトは優しく微笑み掛ける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ