帰郷80
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『『ドゥルルルルルルル!!!!!!』』
二台のバイクが、街並みを走り抜ける。
電光掲示板の全てが、一般人の使用を禁止する旨に切り替えられ、道路の端に車両が止められている。
緊急事態に陥った際、主要道路は全て軍の管理下に置かれる、これは絶対のルールであり、この規則を破った者は禁固刑に処される。
この統制が行われている道路を疾走出来るのは、
「追い込む!!!!」
『了解!!!!』
兵士のみ。
片手一本で運転出来るように改良されているバイクで、空いている手に持っているのはマシンガン。
狙いを付けるのは、フアニに住む人々を捕らえている化け物と、
「くたばれ!!!!化け物が!!!!」
『バッバッバッバッバッ!!!!!!!!』
人間を捕食する餓鬼共。
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「そう……覚醒したのね……」
リミィのクローンは、静かに事の成り行きを感じていた。
司令官が思っていた「いつか来る日」は、リミィのクローンにとっても「いつか来る日」であった。
自分の様に、記憶を持って生まれ変わった者達はいなかったが、それでも、素質というのは確かにあった。
司令官の言う「RLH」の素質を持っている。
しかし、彼等は気付いていない、RLHに完全には目覚めていない事を。
それを口で説明しても理解出来るモノでは無く、本人が何かしらの切っ掛けで「RLH」に目覚めなければならない。
そして今、感じている……RLHに覚醒した存在の者を……
「どうするつもりだ……」
「……あらっ、忘れてたわ。ごめんなせい」
「舐めるなよ!!!!」
モグラ型のRLと、化け物の肉片が転がる部屋の中、リミィのクローンは捕らえた人間の上に座っていた。
少し時間を遡る事になるが、リミィのクローンが散歩に出たのは、このフアニを護る為では無く、
「じゃぁ、本気で拷問しようかしら」
『ガッ!!』
「うぐぅ……」
このRLHの資料が置かれている部屋に、RL共が来ると予測して散歩に出掛けた。




