表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
69/86

帰郷69

________



「それで訪問者はどうだった?」



「何とも……RLHが混ざっていましたけど、小間使いは小間使い。迷子を捜すのに本腰を入れているって感じでしょうか」



「君がそう言うのなら、警戒する必要は無いのかな?」



「向こうのRLHも、何かを感じたんでしょうね。ここから、すぐに出たいと言ってましたから」



「それで、どの位で外へ?」



「今頃、外へ出てますよ。そう手配をしてあげましたから」



「凄いな君は……RLHの中でも、一番の成功体だ」



「お褒めに預かり光栄です」



大型トレーラーから戻ったリディは司令官に、リナ達の事を報告している。



自分が感じた事を伝えるだけで報告となる辺り、彼女が司令官の右腕というのは、伊達では無いらしいが、



「見張りを付けようかと思ったが……今からでは間に合わないか……」



「申し訳ありません、そこまで気を使っておりませんでした。今から手配を……」



「いや、良い。普段の君なら、私が言う前に手配をしている。それをしなかったのは、取るに足らないと、君が無意識に感じたのだろう」



「ありがとうございます」



司令官は彼女を腹心と思っているが、彼女の腹の底を読み切れていないらしい。



リディのクローンが、本当とは違う事を言っているのにも関わらず、司令官は彼女の言葉を鵜呑みにし腹の中に納める。



「他に予定があったのに、お願い事をしてしまってすまなかったね。もう一つの仕事は?」



「もう終わらせてあります」



「それなら、今日は上がりなさい。迷惑を掛けた」



「ありがとうございます。お言葉に甘えて……それでしたら、パワードスーツの点検をしておきます」



「パワードスーツの点検?それは整備の者に任せれば良いんじゃないのかね?」



「自分で点検をしたい……そんな気分なんです」



「……そうか、今日は警備隊に警戒レベルを上げさせよう」



「そんな事をしなくても……って言っても、するんですよね?」



「君の直感は、当たるからね」



「それじゃ、ご自由に……」



わざとらしい言葉に、まんまと引っ掛かる司令官だが、



(ごめんなさいね……でも、あなたも仲間だから、悪いようにはしないわ)



それを小馬鹿にするような真似はしない。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ