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帰郷68

「あなた達が「生きる生活」をしている分には、普通に生きて普通に死ねるでしょうけど、一度こっちに関われば、それは呪いの様に戦い続ける事になる」



それは、こちらに首を突っ込むなという警告であり、彼女なりの優しさ。



「覚えておきます……」



友達を連れ戻す……それがリナ達の願いである以上、それ以上の事に関わるつもりは無い。



ましてや、自分達が死ぬと警告されている事に、何をもって反発するというのか?



「補給が終わったら、ここから出て行きなさい。ここは戦場になる」



「戦場になる?」



「敵が来てるの、私も準備しないとね」



リミィのクローンは、これから一仕事をしなくちゃと言わんばかりに、首を「コキコキ」と回してから席から立ち上がる。



これから起きる事は、彼女にとってはちょっとした揉め事でしかと感じているらしく、気楽な様子でいる。



「あの、あたし達も……」



「手伝いはいらない、急に来た兵士を命令系統に組み込むのって、凄く大変なのもそうだけど、言ったでしょ?関われば、全てが終わるその時迄、あなた達も呪われる……バイバイ、あなた達が幸せに生きる事を願っているわ」



リナの言葉を遮ると、リミィのクローンは振り返り事無く、外へと出て行ってしまう。



「リディさん……」



「言う通りにしよう……これから何か起きると分かっていて、厄介事に巻き込まれる必要は無い」



「そう……ですよね……」



リナは大人しく、リディの言う事を聞く。



「意外だな。お前の事だから「ここの人を助けたい」と言うかと思ったけどな……何か感じたのか?」



リナの博愛主義というと語弊になるが、自分の持てる力を、人の為に役立てたいと考えるリナだからこそ、このフアニの危機に、自分の力を役立てと言うのかと思ったが、随分と大人しく引き下がる事に、気が掛かりになる。



リナは、リミィのクローンが出て行ったのを確認してから、張っていた気と共に肩を落とす。



「……案内人の人が言っていたんです。RLHとは違う存在だって……」



「エルフって事か……色んな生き物がいる世界だな、ここは……」



ここ最近は目まぐるしい、RLHにドラゴンに人工生物……そこにエルフと来ては、嫌でも半笑いになってしまう。

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