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帰郷66

ミィオ達から、火内がドラゴンになれる話を聞かされて、本人に変身する所を見せて貰っているから、リミィのクローンが言っている事を「嘘だ!!」と遮るような真似はしないが……



「あなたの気持ちは察する。だからこう考えて、私は始祖、あなた達の母親は子孫。そして、あなたの母親のクローンという器に、私の魂が偶然入り込んだ。それだけの話……と」



「分かりました……」



決して美優達の母が偽物と言っているのでは無いと、生まれ変わりをしたのだと言う。



そこを突き詰めても、話しは先には進まないだろう……美優は、目の前にいるリミィが別人だと認めるしかなかった。



「それで……エルフを抹殺するのが目的なんスよね?」



「そうよ」



「それだけが、目標何スか?」



天を仰いで硬直してしまっている美優に代わって、ミィオが話を聞く。



「それだけ……というのは語弊。私の世界は、この世界のせいでグチャグチャにされたけど、こっちの世界をグチャグチャにしたのは私。せめての贖罪として、互いの世界が干渉出来ないようにして、こっちの世界で蔓延ろうとしているエルフ達を抹殺する」



「それで……リディさんは、エルフを抹殺する為に、このフアニにいるッスか?」



「そうよ」



この話もまた、堂々巡りになってしまう。



本心からそう言っているのか、裏の顔では、違う目的があるのか……姿は母そのものだが、話しや目的を聞いているうちにこの人は、赤の他人、他人の空似と思えるようなると、この話も適当に鵜吞みにする事が出来る。



「話を聞かせてくれて、ありがとうッス……」



他人の空似の話をこれ以上聞いても仕方無いと、ミィオはお礼を言う事で話を切ろうとするのだが、



「それじゃあ今度は、私の番ね。あなた達の目的は何かしら?」



今度は、私が話を聞く番だと体を前のめりにして、話を聞く態勢を取る。



「あたし達何スけど……」



「ミィオ、本当の事を喋ってくれるか」



「分かったッス……」



表も裏も火内の探索が本命だが、裏の部分はドラゴンになれるからというのが本当の所、その事を包み隠さずに、リミィのクローンに話すと、



「なるほどね……」



自分の事をエルフと呼ぶだけはあるらしく、ドラゴンになれる少年の話をされても、眉一つ動かさない。

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