表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
56/86

帰郷56

________



(面倒な事になったな……)



司令官室に案内されたリディは、司令官からの案内の話を適当に聞きながら、話に返事を返す。



「鳥かごから、話は来ているよ。地上で人探しとは、ご苦労な事を頼まれたものだ君達も」



「命令をされれば、それに従わない訳にはいきません」



「はははっ、愚問をしてしまったな。軍人ならば命令は絶対だ」



司令官は、フレンドリーな態度でリミィが地上に来た事を労う。



決して嫌味を言われたり、邪険に扱われている訳では無いのだが、心が込もっていない……頭を垂れて挨拶をしろと言っているのではない、手を交わして握手をしろと言っている訳では無いが……



「それでこれからの事だが、我々のフアニを拠点に活動されるという事で、よろしいですかな?」



ここで本題ともいえる、肝心な質問をされる。



「それなのですが……手筈を整えて貰って恐縮なのですが、我々はあくまでも遊撃ですので……」



「ほぉ……遠慮する事は無いのだよ。君も知っての通りここは準都市、人間が五人増えた所で、この準都市が傾くという事は無いのだよ」



「ありがとうございます」



シュライトが言っていた通り、手筈がされているらしく、フアニを拠点に活動して良いように交渉されている……話は通っているのだから、遠慮する必要は無いのだが、



「こちらの意識の差で、ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。私達は探索をしないといけないので、フアニを拠点に活動するというのは、最初から破綻した話です……探索に出て物資が乏しくなったら、補給をさせて頂ければ……それが現実的な話かと思います」



「ふむ……最初と話が違うのは「意識の差」で良いのかね?」



「はい、私達は鳥かごから来ていますが、シュライトさんは、地上の空港基地からの出向です」



「なるほど、だから意識の差か……」



「私達は、彼を見付ける為に探索をしろと言われています。でずが「絶対に見付けて来い」とは言われていません……が、サボっていると思われたら、鳥かごには戻れないでしょう」



「鳥かごに戻る者と、そうではない者の違いか……それでは、本当に補給だけで良いのかね?」



「はい……あぁでも、もし我々も大型トレーラーが破損する等あった場合は……失礼ながら、助けて頂きのですが……」



「任せなさい、不測の事態は起きるものだよ。気が変わったら声を掛けなさい」



司令官は二転三転する話に、きっぷのいい返事をするのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ