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帰郷41

それは無意識の行動、誰かに言われたからそうしたのではない、二人の本能が、そこに何かがいると感じたからこそ、地面を見ていた。



「地面ですか……モグラ型のRL何て聞いた事は無いですが……」



シュライトは、地面と言うワードからモグラを想像するが、そんなRLは聞いた事も見た事も無い。



「アタシも聞いた事は無いが、新種が創られたと考えても良いし、もしかしたらミンクがツルハシとスコップで地面を掘ってるのかもしれない」



「そんな冗談を」



「地上には、まだ情報がいってないかもしれませんが、今回鳥かごを襲撃したミンクは、人間の武器を奪って使っていたんですよ」



「人間の武器を……?」



リディが冗談を言っているのだと思って、シュライトは苦笑いをしたが、本人の真面目な雰囲気に冗談では無いと察すると顔が強張る。



「ちょっと冗談ぽく言いましたが、RLの力と体力があれば、ツルハシとスコップだけで、重機が入り込めない未開の地も易々と入り込んで作業が出来ます」



「それって……かなり危険な状況では?」



人の力等たかが知れている、知れているからこそ道具という物がある。



大きな事をしようとすればする程に、道具に強大な力を求める事になるが、RLなら最初の「強大な力」を省く事が出来る。



「どこかにRLの巣が、あるかもしれないじゃないですか?」



「……それは否定出来ないですね」



もしも敵の重機が入り込んで作業をしていたなら、巡回している兵士の目に留まって連行されるだろうが、RLがこっそりとスコップとツルハシにノコギリのかさばらない物を持って来られたら……支配地域とはいえ、まだ未開拓の所は山ほどあり、そんな所に巣を造られては厄介この上ない。



「この事を報告しなければ……」



「まだ推測の域を超えていないので、変な物を見た位でお願い出来ますか」



「……なるほど、分かりました」



この事を報告しなければならないのはそうだが、そうすると、リナ達の事を話さないといけなくなる。



シュライトは、これから一緒に行動するからRLHに付いて説明を受けたが、この事はまだシークレットの話で公に出来無い。



「ちなみに何ですが……ミィオちゃんは普通の人間なんですよね?」



「えぇ、それは私が検査をしているので間違い無いです」



それに今回の事にミィオまで入れられては、話しがややこしくなるのは火を見るより明らかである。

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