番外編 子供の頃
「あら~、これ小鈴が幼稚園生の時の写真よ」
「お~、可愛いじゃないか」
「うん」
「ちょ、母さんどこらか持って来たの?あと恥ずかしいから見ないで」
「え~、いいじゃん」
「うん」
「うんじゃない」
「てか、この頃の小鈴は男の子っぽいな」
「まあ、男だしな」
「今はこんな女の子っぽくなっちゃって~」
「別に良いやん」
「うん」
「花香うんしか言わないじゃん」
「うん」
「なあ、母さん」
「何?」
「俺って子供(幼稚園生)の頃どんなだった?」
「う~ん、まあ、普通の男の子って感じかしら。でも、人気はあったわね」
「何故?」
「それは知らないわよ」
「他には?」
「他には、わがままだったわね」
「どんなこと言ってた」
「う~ん、例えば、好きなお菓子を買ってくれなかったら泣いていたわね。他にも………」
「もういいっス」
俺ってそんなだったの?
「なあ、咲希と花香のってあるか?」
「そ、それは駄目だよ、弟よ、女の子のプライベートをのぞいちゃ駄目だよ」
「う、うん」
「え~っとね、これかな」
「ちょと?!話聞いてた?!」
「おお、二人とも女の子だな。今とは全然違う」
「ビデオもあるよ」
「もうやめてー」
そんな感じで会話が終わった。
こんにちは。作者です。番外編二つになってしまいました。ゴメソ