第5話 ゲームをしよう
次の日、俺は普通に学校に通っていた。すると、
「おお、小鈴じゃねえか」
「優じゃん」
「そうだよ」
この男の子は、石川優だ。俺の最初に出来た友達だ。だけど優は俺の見た目が可愛いからと、俺のことを恋に落とそうとしてくるのだ。
「逃げよ」
「待てや」
優に肩をつかまれた。
「なあ今日暇だろ」
「ひまじゃn」
「じゃあ今日お前ん家でゲームしようぜ」
「いや、だからひまじゃn」
「決まりだな、嘘ついたらハリセンボンの針飲ませてフグの毒も飲ませて今までやったゲームのデータ全部消す(・ω・=) ケシケシ(早口)」
「罪が重くない?」
そんな感じで放課後の時間が埋まってしまった。え、最近咲を見ないって?………いつか登場すると思う、多分作者が忘れてなかったら。
咲「忘れたらコ○ス」
作「ヒェ」
ってことでまあ次の話に出ると思います。
放課後
放課後、優が俺の家にきていた。
「あれ~小鈴彼女できたの~」
「いや、姉さん、こいつ男だよ」
「こんにちは~」
「?本当に男?」
「YES」
「マジか女の子にしか見えん」
「よく言われます」
そう、優も俺と同じで女の子っぽく、しかも俺と同じで鏡を見ない派なのだ。だから自分がどんな姿なのか知らないのだ。
「まあそんなことはいいから早くゲームしようぜ」
「しょうがねえな、で、何したい?」
「ん~、じゃあこれとか」
「おお~、君お目が高いじゃないか」
「え、姉さんこのゲーム人気なの?」
「ああ、そのゲームなはな、片方がゲームの中に入って、片方が攻略本を読みながら教えるゲームなんだ」
「え、ゲームの中に入るってどうやって……」
「やれば分かる」
「なるそど、じゃあどっちが入る?」
「そこはじゃんけんだろ」
「分かった」
「じゃあいくぞ」
「「じゃんけんポン」」
小「グー」
優「パーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
「と言うことで小鈴行ってらっしゃ~い」
「え、どうやって」
すると、テレビから謎の手が出てきた。
「うわ、何これ」
そんなことを言っていると腕を掴まれた。
「え、ちょっと?!テレビの中に連れ去られてくんだけど?!た、助けて~」
そうして、俺はテレビの中に入ってった。
小「イテテ腰うった。……すご、字幕が繋がっているだと。珍しいな。てか、ここどこ」
俺はよく分からん所で倒れていた。
小「取り合えず、なにをすればいいんだ?ゲームだからラスボスを倒すとか?」
そう呟いていたら。
??『お~い小鈴~聞こえるか~?』
小「その声、優か」
優『そうだよ~、優だよ~』
どこからか優の声が聞こえた。
小「お前どこにいるんだ」
優『え?テレビの前だけど?』
小「やっぱりテレビの中に入ってるんだな」
優『そうだよ~』
小「で、何をすればいいんだ?」
優『え~っとね~、小鈴のお姉さんよろしくお願します』
咲『はい、呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ~ン、咲希で~す。チッスチッス、え~この世界(小鈴のいる世界)には、大魔王サタ~ンがいて、そのサタ~ンを倒すとゲームクリアです。』
小「へ~、説明あざっす。そういやRTA最高記録なに?」
咲『え~っと丸々2日』
小「え、じゃあ終わらないじゃん、セーブは?」
咲『途中セーブは無いです。だから死んだら終わり。OK?』
小「NO.OK、は?じゃあ学校は?」
咲『私が学校の方に言っとくよ』
小「なんて?」
咲『小鈴はゲーム禁断症状で学校を休みますって』
小「やめろ」
咲『さすがにそんな風には言わないよ、まあある程度は自分の力で進めてみな、あ、あと右上の役職ってやつで役職決めといたほおがいいよ。じゃバイバイ』
そう咲希が言うとブツっと音がなった。
小「さて、どうするかな。取り合えず役職を決めてみるか。え~っと、どれどれ」
こう書いてあった。
役職
農民
魔法使い
剣士
短剣使い
大盾使い
探検家
盗賊
トラップ職人
物作り
ただの人
小「ただの人って。まあここは魔法使いでいいか」
魔法使いを押した瞬間体が光り出した。
小「まぶし」
光りが止まったと思ったら体に変化が起きていた。
小「これは……魔法使いの服か?」
そう、見た目が完全に魔法使いになっていた。
小「おお、これはほうきと杖か、で、何の魔法が使えるんだ?」
そう言うと目の前にモニターが出てきた。
小「これはレベルと今使える魔法か。え~っと、使える魔法は、初級魔法と中級魔法すべて使えるって書いてあるけど、中級魔法ってレベルが上がると手に入るんじゃないの?」
咲『おお~最初から中級魔法とはやりますな』
小「え、仕様じゃないの?」
咲『ああ、100回やって出るか出ないかだ。まあレベル1だし、使えないよ。じゃ』
小「また消えた。まあレベルはそこら辺の敵を倒せば上がるか」
そうしてゲームが始まった。
読んでいただきありがとうございます。