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巫女になった男  作者: 霧雨 颯太
始まり
3/12

第3話 本格的に

俺は今、桃に言われた神社に来ていた。

「本当にここであってんのか?」

そう呟いた。何故なら、そこには何もなかったのだ。

「でも地図にはここって書いてあるし…」

その時だった。

「小鈴なにやってんだ?」

「り、理沙?!」

そう、こんな何も無い所で理沙に会ったのだ。

「な、なんでここに理沙が?!」

「いや、私ここで働いてるし」

「いや、でもここなんにも」

「さてはお前霊感無いな」

「それはどうゆうこと?」

「この神社は霊感があれば誰でも見えるんだ」

「はえ~」

「つまり、お前は霊感が無いと言うことだ」

「確かに、生きてる中で幽霊なんて一度も見なかったしな」

「で、こっちの質問にも答えてもらおうか」

「はい」

「なんで小鈴がここにいるんだ」

「え~っとですね、桃さんに呼ばれまして」

「桃に?なんでだ」

「それは、みK」

「あら、理沙も一緒なのね」

後ろから桃の声がした。神社の話しはもしかすると理沙の幻覚かもしれないので聞いてみる。

「桃さん」

「なに?」

「ここ本当に神社あるんですか?」

「え、目の前のデカイ神社が見えないの?」

「はい」

「貴方霊感無いのね」

「理沙にも言われました」

神社はあるみたいだ。しかもデカイって言ったよな。そんなデカイのも見えないとか俺の霊感無さすぎだろ。

「まあ、取り合えずこれを付けなさい」

「なにこれ」

「霊感が1増えるバッチよ」

「おお、助かります」

「これで見える様になったかしら」

「はい、でもこれって本当に神社ですか?」

「ええ、神社よ」

目にうつったのは神社にしてはデカすぎる建物だった。

「それじゃあ入りましょう」

「ああ」

そうして、俺と理沙と桃は神社に入っていった。入るとこの神社の社長?ぽい人がいた。

「あら~桃と理沙じゃないかい。そちらの子は新人かい?」

「こんにちは。はいこの水色の髪をした子が昨日紹介してみると言った人です」

「あら、ずいぶんと可愛らしいじゃない」

「あ、ありがとうございます(焦)」

「名前は?」

「ゆ、夢川小鈴です」

「小鈴ちゃんね、なんで女の子なのに男の子の服を着ているだい?」

「いや僕男のK」

男の子と言おうとした瞬間、桃に口を塞がれた。

「モゴォ!」

「ん、今男の子って…」

「ち、違うのこの子僕っ娘で…」

「あら、そうなのかい。でも女の子だから小鈴ちゃんで呼ばせてもらうよ」

「はい」

セ、セーフ、バレてたら死んでたぜ

「じゃあまずは巫女服に着替えて来なさい」

「「はーい」」

「あ、あの」

「なんだい?」

「お、私巫女がありません」

「あら、そうだったね。桃、用意してやってくれ」

「ハーイ」

そう言って、巫女服を取りに行った。

「これで、どう?」

「これは小鈴ちゃんにはちいとデカイんじゃないかい?」

「いや、小鈴はオーバーサイズが好きだから」

「そうなのかい?それならいいよ」

「ありがとうございます」

「じゃあ今度こそ着替えてきな」

「「「ハーイ(ホーイ)」」」

そうして、着替え室に入った。

「ハー、小鈴あんたね~」

「いやごめんて」

「ここはね、女の子しかいないのよ、ってか女の子しか入っちゃダメなのよ。それでバレてたらどうするつもり」

「ごめんなさい、てか、え、じゃあ俺まずくね」

「別に黙っていたら女の子だし、大丈夫っしょ(グットポーズ)」

「そう言う物なの?」

「そう言う物よ」

そんなことを話していたら着替え終わった。え、何で着替え方を知っているかって?それは母さんがよくコスプレで巫女服を作っていたからだ。

「小鈴、あんた巫女服似合うわね」

「そうだな」

「え、鏡みせて」

「ほら」

そこには美少女が映っていた。

「は?誰だよこれ」

「「あんただよ」」

「俺か」

俺はあんまり鏡を見ないので、俺がどんな風なのか全く知らないのだ。だからこんなに驚いている。

「取り合えず仕事に行きましょ」

「そうだな」

「仕事って何をするんだ?」

「ん~、取り合えず小鈴は庭を掃除してくれないかしら」

「はいよ~」

そう言いながら庭の方に行った。だが、途中で道を塞がれた。

A子「え~なにこの可愛い子、こんな子いたっけ?」

B子「いや今日入ったっていう新人じゃない?」

A子「ほんとだ、確かに今日入ったって子よ。ほらホームページに」

B子「ほんとだ」

A子・B子「そうとなれば」

A子「ね~お姉さんとお茶しない?」

小鈴「いいです」

B子「じゃあ私と楽しいことしない?」

小鈴「いいです」

ってな感じで逆ナンパをされてる。

小鈴「僕、仕事にいかなきゃなんで」

A子「え~そんなんサボっちゃえばいいのに~」

B子「そうよサボっちゃえばいいのに」

小鈴「いえ、働かなきゃ叱られるんで」

A子・B子「も~そんなこと言わずに~」

小鈴「すみません、お誘いしてくれたのでしょうが急いでいるので、また今度お誘いしてくれますか?(可愛い風)」

A子・B子「グハァ(キュン死)」パタ

小鈴「よし、今のうちだな」

俺は急いでその場を後にしたのだった。

「フ~」

俺はさっきのがあってすでに疲れていた。

「もうむりぽ」

俺は倒れこんだ。今にも寝てしまいそうだ。

「小鈴、小鈴、起きなさい」

あれ、ここは、

「ハッ、今何時」

「え、今ピー(ご想像にお任せします)時よ」

「フー、まだそんな時間か、で、なんで俺病院にいるんだ?」

「だって倒れた所見たら誰でも死んだと思っちゃうでしょ」

「いや思わんだろ」

そう、あの後寝てしまったのだ。

「取り合えず小鈴は、休んでなさい」

「ハーイ」

そうして俺の初働き?が終わった。


読んでいただきありがとうございます。

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