表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チート魔力のせいで神レベルの連中に狙われましたが、守銭奴なので金稼ぎします  作者: 桜桃
第一章 セーラ村

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
6/569

意思のある指輪とか普通に恐怖なんだけど

 唖然としていると、指にはめられた指輪が微かに光を放った。


 そういえばさっき、指輪から何か言われたな。

 頭に血が上っていて、はっきり覚えていないが。


『我が主、知里様。元主の命により、今後は貴方のサポートをさせていただきます。ご気軽にお使いください』

「何言ってんの?」

『元主の命により――……』

「それはもういい」


 いや、マジで何を言っているんだ。

 元主の命により俺を主にしてサポート?

 サポート言ってる暇があるなら、俺の二百万探してくれない?


 服をリヒトに引っ張られた。


「カガミヤさん、大丈夫ですか? 怪我はありませんか?」

「おー、さっきは盾ありがとな。それのおかげで助かった。見ての通り無傷だ、気にすんな。でも、二百万は気にしてほしい、何処?」


 怪我してもいいから、二百万はくれ。


「あっ、二百万……いや。あの、にひゃく――じゃなかった。アルカ、アビリティだったか? これが意味わかんねぇこと言ってるんだが。お前らのも喋るのか? 主がどうとか」


 そう聞くと、なぜか二人は目を丸くした。


 ……なんだ?


 固まる二人をよそに、アビリティが勝手に映像を表示する。


『主、今回の魔法により魔力が大きく減少しております。念のためご確認ください』

「魔力より、二百万……」


 まぁ、ここで倒れたら二百万は手に入らないかもしれないし、従うか。

 確認しようとすると、二人がなぜか驚いた。


「どうした? 二百万見つけたか?」

「アビリティが……喋ってる?」

「え、なんか喋ったな」


 アルカが俺を指差す。

 幽霊でも見たような顔だ。


「なんで指輪が喋るんだ……」

「え、これ普通じゃないの?」

「普通は喋りません。能力値の確認や魔法一覧の表示ができるだけです」

「マジか」


 ……なんか、主人公ってすごいな。

 いや、感心してる場合じゃない。


 これ、世界を救えとかいう流れにならないよな?


 嫌だぞ。そんな大役は別の主人公に任せてくれ。

 俺はその報酬をもらうだけでいい。


 パラメータを確認すると、ある違和感に気づいた。


「……あれ? ほとんど減ってねぇ。さっき“だいぶ減った”って言ってなかったか?」

『元主を基準として算出した場合、“だいぶ”に誤りはありません』

「あ、はい。すみません……。ん? 元主? さっきから言ってるその元主って何だ?」

『詳細は後ほど。長くなりますので』

「はい」


 まぁ、今ここで聞く話でもないか。

 今は――報酬だ。


「なぁ、この後どうすれば報酬がもらえるんだ?」

「あ、えっと……ワイバーンを倒したから、奥の道が開いているはずだ。そこに宝が――」

「二百万がそこに!? 今すぐ行くぞ。早く来い」


 二百万への道はどこだ。


「い、いや。あの、お宝はさっき言っていた報酬とは別でもらえて……」

「なんだって!?!? 二百万+宝、と、いうこと、か?」


 思わず体が前のめりになる。

 体を震わせているリヒトが小さく頷いた。


「金への道はどこだ!!」

「さっきまでの戦いが嘘みたいに元気……」


 金への扉はどこだぁぁぁぁああ!!


「……あ!! あれか?!」

「え、あ、あった!!」


 指差すと、リヒトが真っ先に走り出した。

 あっ!! 俺の金を横取りするつもりかぁぁああ!!


 って、くそ。体が動かん!

 待て、それは俺の金だぞ!! ……年齢差か、ちくしょう。


 後を追おうとすると、アルカに呼び止められた。


「なぁ」

「え、な、何?! お前も俺から金を奪おうとする気か!!」

「何の話だ……。そうじゃなくて、あんた、本当に何者なんだ?」


 真正面から目を見てくる。


 疑いか、純粋な好奇心か。

 話していても金は手に入らないんだが?


「あれだけの力を持って無名はありえない。それに、その指輪。どこで手に入れた?」

「ぐいぐい来るな……」


 アルカは多分、好奇心だけで話しているわけではない。

 表情が真剣そのものだ。


「無理に聞くつもりはなかった。でも、さっきの魔力を見て……気になって仕方がない」


 まあ、普通はそうだ。


「一応考えた。だが、腑に落ちない」

「腑に落ちない?」

「ああ。転移魔法だけじゃ説明できない。指輪はギルドの人間にしか与えられない。それをどうやって手に入れたのか。それに、あの魔力量をどう抑えているのか」


 ……ちゃんと考えてたんだな。

 少しだけ見直した。ただのバカではないと。


「悪いが、それを俺に聞いても答えは出ない」

「なんでだ?」

「俺も強制的にここへ召喚された側だ。指輪は目覚めた時にはめられていた。どこで入手したかもわからない」


 アルカの視線が痛い。


「この世界のルールも知らない。何をするにも初心者だ。俺に聞いても答えは出ない」

「……そうかもしれないけど」


 俯かれても困るって。

 俺だって説明が欲しい側なんだ。


『はい』

「呼んでねぇよ、アビリティ」

『後ほど説明する予定でしたが、空気が重いため、今ご説明いたします』


 ……あ、はい。

 どうぞ……。金が遠くなる……。

ここまで読んで下さりありがとうございます!

出来れば次回も読んでいただけると嬉しいです!


出来れば☆やブクマなどを頂けるとモチベにつながります。もし、少しでも面白いと思ってくださったらぜひ、御気軽にポチッとして頂けると嬉しいです!


よろしくお願いします(*・ω・)*_ _)ペコリ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 指輪の元主という人(?)がキーパーソンなのは確か!(*'ω'*) 知里さんが転移した理由も指輪を嵌めている理由も、もしかしたら元主の思惑の可能性が高い!?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ