謎解きの回だ。頑張れよ、お前ら
――――ピチャン ピチャン
中は、洞窟のような作り。
何度か分かれ道があったが、魔力の強い方に進んでいる。
けど、最奥にはなかなかたどり着かない。
久しぶりのダンジョン攻略だから感覚が鈍ってんのかな。広すぎるような気がする。
「何か、ダンジョン自体にギミックがあるかもしれないね。ここまで歩いて、何も出てこないのはおかしい」
「やっぱりそうだよな。雑魚すら出てこないし、ここはダンジョンのギミックを攻略して進む形かもしれねぇな」
俺とアマリアの会話が聞こえて、グレールが足を止める。
「壁に何かが埋め込まれているのでしょうか」
「可能性はあるが…………」
魔力を感じようとしたり、風や水の音にも意識を向けてみるが違和感はない。
何か、目に見えるギミックがあるのか?
「あ、カガミヤさん。天井とかどうでしょ? 以前、タコパの時のダンジョンでしたら、天井に魔法陣がありましたよね」
「あぁ、そんなモンスターもいたなぁ。よく覚えているな?」
「たまたまですよ」
ニコッと笑みを浮かべ俺を見た後、眉を吊り上げリヒトが天井を見た。
俺とグレール、アマリアも見てみるけど天井が高いのか、暗くて見えない。
「知里、光ってお願いできる?」
「へいへい」
右手に淡い炎を灯す。
天井に軽く放つと、やっと見る事ができ――――
「~~~~~~~~flame!! 焼き払えぇぇぇえええええ!!!」
――――ギャァァァァァアアアアア!!!!
はぁ、はぁ。び、びび、ビビった……。
「天井に張り付いている大量の蝙蝠より、知里の魔法の方が驚いたよ」
「同感です。気づいた時には、周り一帯が赤く染まっていました」
炎で灯した瞬間、天井が見えない程ぶら下がっていた蝙蝠が見えてしまった。
闇と同化していたらしい蝙蝠を、俺は一瞬にして焼き払いました。
いや、マジで、なんなの。
流石にビビった、ビビったって。
気持ち悪いって。
何でもかんでも大量は良くないって、可愛いもんでも、大量にあると気持ち悪いんだからさ。
蝙蝠なんて可愛くもなんともないし。
「あ」
「あ」
リヒトとアマリアが何かを見つけたらしく、天井を見続けている。
俺も見上げてみると──魔法陣。タコパと同じなのか?
「あの魔法陣、一つしかありませんね」
「そうだな。水色に淡く光っているが、氷か水魔法を当てればモンスターが現れる感じか?」
「でしたら、まず私が氷魔法を放ちましょう」
言いながら、グレールは剣を天井に向けた。
「frost」
冷気がグレールの剣から噴射される。
魔法陣に当たると、光が強くなった。
――――が。
「変化はありませんね」
「モンスターも現れないな」
なら、水魔法か?
「んじゃ、俺が今度やるわ。acqua」
水の玉を作り、天井に向けて放つ。
けど、さっきと同じ。魔法陣が光を放つだけで何も変わらない。
「な、なんだ?」
「わかりません」
まさか、この魔法陣だけで完結していないとかか?
他にもギミックがあって、組み合わせる事で解除させるのかもしれねぇな。
「知里。付近に他の魔法陣がないか音魔法を張り巡らせてもいい?」
「頼む」
アマリアが右手を壁に付け、目を閉じる。すると、なんとなく、魔力が広がる感覚を感じた。
数秒、待っていると、アマリアがスッと目を開けた。
「うん、他にもギミックがあるみたいだね。もっと奥に行ったら一つ、魔法陣を見つけたよ。もう一つは来た道を戻らないといけないみたい。どこも、蝙蝠が魔法陣を隠しているよ」
「あんがと」
ここにあるのも含めて三つの魔法陣か……。
その三つの魔法陣を解除しないといけないという事か? 順番があるとかじゃないよな?
それだったらお手上げなんだが………。
せめて、ヒントの看板とか置いといてくれよ。
「ひとまず、蝙蝠達を薙ぎ払いましょう。そのあと、ギミックを解くためのヒントが魔法陣以外にないか探りましょう」
「そうだな」
んじゃ、いっちょやりますか。
先と、後ろね。はいはい。
「んじゃ、蝙蝠を薙ぎ払いまーす。turboflame」
左右に手を広げ、炎の竜巻で焼き払う。
これで、魔法陣が現れるはず。
――――ガァァァァァアアアアアア!!!
「うわぁ、阿鼻叫喚」
「手っ取り速いだろう?」
「まぁ…………」
なに、苦い顔を浮かべているんだよ、これでいいじゃねぇか。
さて、ここからは謎解きだ。
どうすれば、次の道が開かれるのか。
今ここには、アマリアとグレールがいるから問題ないだろう。
俺は、このまま待機していよう。
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