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チート魔力のせいで神レベルの連中に狙われましたが、守銭奴なので金稼ぎします  作者: 桜桃
第一章 セーラ村

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こんなめんどくさいダンジョン普通ないだろ

 洞窟を進み続けるも、何も出てこない。

 中ボスどころか、雑魚すらも。


 それにこの洞窟、さすがに長すぎないか?

 もう数十分は経っているはずだ。


 まさか、ただの通路じゃない?


「なぁ、カガミヤ」

「何だ?」

「なんか、おかしくないか?」


 さすがにアルカも変だと思ったらしい。


「私も同意見です。何か、変な感じがします」


 リヒトもおずおずと手を挙げる。


 まぁ、俺が違和感を覚えているんだから、二人が感じないわけはないか。


 足を止め、周囲を見回す。

 壁に触れたり叩いたりしてみるが、特に変わったところはない。


「もしかしたら、今回はモンスターで足止めするんじゃなくて、謎解きメインのダンジョンなのかもしれないぞ」

「ダンジョンにも、いくつかパターンがあるのか?」


 謎解き系とか討伐系とか、そういう感じか?

 正直、討伐系の方がありがたいんだが……。


「あるらしいぞ。俺は話に聞いただけだから、本当かどうかはわからなかったが……」

「今それを体感してるってわけか。つまり、謎を解かないと進めないと」

「多分な」


 めんどくさっ。


「今までで気になるものはあったか?」

「特にないな。そもそも足元しか照らしてないこの状況で、何か見つけるのは難しいぞ」

「それはつまり、もっと照らしてほしいという遠回しな要求かな? アルカ君」

「そんなことないぞ!! で、です!」


 その焦り方で察するわ。


「なら、もっと照らしてやるよ」


 炎を大きくするイメージをすると、簡単に辺りが明るくなった。


「なんか悪い」

「まったくだ」


 とはいえ、明るくなったところで何かがすぐ見つかるとは限らない。


「んー……ん? なんだあれ」


 腰を伸ばし天井を見上げると、何かが描かれていた。


「どうした?」

「上。魔法陣がある」


 二人も天井を見上げる。

 リヒトは眉をひそめ、アルカは「おー」とよくわからん声を出した。


「絶対からくりの一部だよな」

「だろうな! カガミヤ、任せた!!」


 ……俺か。


「少し離れてろ」


 二人が距離を取ったのを確認し、炎に魔力を込める。


「――――flame(フレイム)


 ――――ドカン。


 命中。だが煙で視界が遮られる。


「……何も変わってない?」

「変わってないな。威力が足りないのか?」


 これ以上なら|flama Arrowフレイムアローだが、なんか違う気がする。


「なぁ、属性が関係してるんじゃないか?」

「属性?」

「今、当たった瞬間に水色に光った気がした」

「つまり?」

「水か氷を当てるとか」

「氷だったら詰みじゃね?」

「だな」


 とりあえず、やるしかない。


「水の基本魔法は……あ、これだ。acqua(アクア)!!」


 右手に水の玉が浮かぶ。


「水であってくれよ。行け!!」


 五つの水球を放つ。


 次の瞬間、魔法陣が強く発光した。


「な、なんだ!?」


 光の中から現れたのは――触手。


「きもっ!!!!」


 流石に気持ち悪い、なんだ、あれ。


「きゃあああ!!」

「なんだあれ!!」

「気持ちはわかる! とりあえず倒すぞ――」


 ……強い魔力?


「~~~~chain(チェイン)!!」


 リヒトの声だ。


 鎖が触手へ伸びる。


「気持ち悪いのよぉぉぉぉおおお!!!!」


 鎖が一本残らず絡みつく。


「全部掴んだ……?」


 リヒトが思いきり引く。

 天井から何かが引きずり出された。


「あれ、タコ?」

「あれは中級モンスター、タコパだ!!!」

「……パーティーみたいな名前だな」


 会社員時代は、よく誘われて嫌々ながら参加したな――――じゃないか。


「まぁいい。タコならタコらしく、たこ焼きの材料になれ。flame(フレイム)


 ――――ギャァァァァァァアアア!!


 焦げた。


「これが無限通路の原因か?」

「いや、タコパにそんな能力はないはずだ」


 なら、まだ仕掛けがある。


「はぁ、はぁ……」

「お疲れ、リヒト」

「取り乱しました……恥ずかしい」


 まぁ、助かったけどな。


「また進むぞ」

「カガミヤ、明かり頼む」

「任せろ」


 炎を灯そうとして――違和感。


 天井を見上げる。


「……見なければよかった」

「耐久戦か? 休んでからの方がよかったかもな……」


 天井一面、魔法陣。


 しかも大量。


 属性バラバラとか、やめろよ……。


「カガミヤさん、目が死んでます」

「何も言うな」

ここまで読んで下さりありがとうございます!

出来れば次回も読んでいただけると嬉しいです!


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よろしくお願いします(ᐡᴗ ̫ ᴗᐡ)レル タンペッコペコ

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