表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私。異世界で百合してくる。  作者: 瑠璃色はがね
第1章
18/45

xn+1=αxn(1-xn)

 そこは、何も無い世界。

 

 そこは、以前何かがあった世界。


 静寂の中、ただ壊れた「物」だけが散乱した世界。


 滅び。崩壊。破壊。混沌。


 終末的な様子を示す言葉は様々あるが、この世界には、この言葉が似合うだろう。



 ここは―――時の壊れた世界の果て。



 果ての世に、一つだけ動く「命」の姿がある。


 その命は壊れた世界を、ただゆっくりと歩いている。


 時折足を止めては、悲しそうな瞳で何かを眺め、そしてまた歩き出す。


 何度目か分からない回想。


 何度繰り返したか分からない邂逅。



 《《黒猫》》はただ想う。



 終りの場所で、何時になったら終わるのかを、ただ想い続ける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ