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チートスキル  作者: 雪将
第一章 引きこもりが昇天したら
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ミッション6 強化特訓


 はっ! と目が覚めたのは、いつもの俺の実家の俺の部屋のベットの上だった。

 向くりと起き上がりまわりを見ると、羽衣が変形しゆり篭になって赤ん坊がその中で眠っている。

窓の外は深夜を現すように空が青暗く、星が瞬いているが雲が大いいなぁ、明日は雨か?

 何て思いボーっとする深夜の最中、横から聞きなれた声がする。

 そちらを見ると、奴が顔だけ至近距離10cmに良く知った神の顔だけが空中に止まり睨みつけていた。

「おい!」

「! ・・・・・うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!!!!!!!!!」

『おい! うるせぇ、深夜だぞ! 下で色々・・・いろいろで疲れている親達が眠っているし、隣近所に失礼だろ!!』

 俺は顔だけの存在(化物)から悲鳴を上げて飛び上がるように壁の隅に縋りよる。

 ヤバイ、僅かに漏れた。

 神の声はそんな中でも聞こえてくる。

 しかもだ、何故か二回言ったいろいろについてはあまり考えたくないが一つ頭の中の冷静な部分がある言葉を見逃せなかった。

 隣近所って!? いや、ここ森の中で隣・・・つーか、隣の家に行くのに2km歩かないといけないんだけど?

『じゃかぁしぃ!! 隣で寝ている赤ん坊が起きんだろうが、このぉ・・・ミソがぁ!』

 お怒りになる神様は俺の脳内にテレパシーを飛ばして、目をスプーンで抉り、そこから皮を剥ぎ、頭蓋を割って脳みそグルグル回す映像を送ってきて恐怖しか感じねぇ。

 素直に自分が下ですという様に、「す、すいませんでした。」と、言葉が出てきた。

『・・・・よろしい。』

 少し考える素振りを見せた後直ぐに頷く顔だけの神。

『それでだ、本題に入ろう。』

 本題?

『ああ、本題だ。』

 ・・・・・。

『お前、弱すぎるから明日から10日間ここで、父親に特訓してもらう。

 今のまま戦いに出たら、1日は逃げ切れても2日目で確実に死ぬぞ。

 だから、さっきお前が気を失っていた時にお前の親父達に訓練を申し込んどいてやったから、感謝しろ。(頭を下げて感謝してもいいのだぞ)』

 神様はぁ・・それはそれは、傲岸不遜に見下ろすように言ってきました。

 ちょっとそれを見てイラつきと反抗心が芽生え直してきた今日この頃の俺。

「つーか、俺そんなに弱いのかよー。この身体の持ち主は筋トレとかしてなかったのかよ。こんな山奥に住んでんだから肉体的に強いとかあるんじゃねーの?」

 普通。とか重いながらグチグチ言っていると神様が嫌味なく答えてくれました。

『いや、その身体自体はLV15あったみたいだな。』

「ええ! じゃっ、何でLV1なの!?」

『どうやら、お前の魂がそいつの身体に入ったことにより拒絶と元々おまえ自身のLVがマイナスだったことが起因して、LV1からスタートと言う事に成ったみたいだな』

 もう少し補足すると魂と肉体の共鳴感を見る限り、本来はLV-3からスタートなんだが、LV-3はこの世界に存在せず、LV0も無いし、HP0は死亡を意味するから、世界のバランスを崩さない為にもLV1が付与されたというのが本当らしい。

 これだけの説明なのに結構大事な話だな、お前。

『・・・・おっふ・・・・・・・』

 いや、・・・・おっふ・・・・じゃねー。俺はお前に協力はしなきゃならないという規定があるが、

「基本、俺っ! お前が苦労しない方向で手助けはしたくねぇーんだ」

 俺(神)は、ってこの表現スゲー恥ずかしいなぁ。

 まあ、いい。俺は、梅の実味のガムを取り出しクチャクチャしながら、このニート対して、高飛車に! 見下ろすように! クズを見下すように! 本音をぶちまけてやった。

 ニートは、絶望よりも顔を梅干のように皺のある顔を見せて此方に何かをアピールしていた。

 恐らく、俺の態度と反応にもう限界なんじゃないだろうか? 

 取り合えず、俺は有無を言わせる前に持続性[大]の死なないが苦痛をともなう毒を魔法で浴びせ、仕事に戻る事にした。





【ミッション6 強化特訓】

 夢の世界から目覚めた俺に最初のコンタクトをとった存在それは俺の敬愛すべき神!

だった・・・・・・・・・・・・・。


 はい! 俺は今嘘を着きました。

 神!? 敬愛!?!? 糞カミナリ様がいらっしゃったよ!!!!!!!!! 

 

 滅べ!


 知ってるか? てか、俺があいつに何をした? そこまであいつに嫌われるような事をあいつ自身にした覚えはないぞ!

 何で、こんな目に遭わなければならない!?

 神の天罰が理不尽すぎる!!!!!


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