ミッション3 初めてのモンスター退治―ぃ(子供が元気良く読む感じで)
次回は多分9月になると思う。
ゴブリンの打ち分けをいうならば、ホブゴブ1とゴブリン2目の前に現れる。
俺はとっさに父から貰った古い鉈を取り出して、臨戦態勢に入る。
ゴブリンたちもこちらの行動を理解したのか身構える。
俺は、そっと身体を動かして、後ろのドアノブを掴み、ゆっくり開け、そっと入り、ゆっくり何ていらんわーーー!!! 滅茶苦茶大きく音を立てて閉めて近くに有った閂の変わりになりそうな棒を突っ込んだ。
と、同時だった。
目の前のドアが小斧の尖端5cmがドアの自分側に貫いてきた。
俺はサーっと血の気が下がり、情けない声を上げて尻餅をついた。
「ウワァァァああああアアア!!!!」
その間も小斧は引き抜かれ、穴の開いた扉からゴブリンがこちらを覗うように覗いて、直ぐに第二弾の攻撃が・・・・攻城が始まった。
2発、3発と殴り、穴は大きく広がっていく。
と、そこへ、夫婦の寝室からガチで若返ったガチ鞭の父親が寝ぼけ眼でおきてきた。
「何だ? 何だ・・・・? ニート旅立つなら、もっと静かに・・・ふわ~~ぁぁ・・・ん!?」
扉に穴が開いて、俺が腰の抜かして倒れている情況に、穴の向こうに小斧を持ったゴブリンが見えた瞬間父は早かった。
一瞬立ったまま気絶したのかと思ったが違った。
扉の目の間には家族が食事を取る机がある。
その机に瞬時に近寄り、扉の目の前まで無言で動かし扉が壊されても直ぐに進入出来ないように重しにする行為を行なった。
同時に俺に動きながら聞いてくる。
「一体全体コレはどう言う事だ!?」
「え? いや、あのっ」
タジタジに成りながら父親の素早い行動に驚きつつ、腰を抜かしつつ行っている感。
親父は、家の中に会った1m50cmほどの棒と植物で編んだと思われる紐を取り、食器棚に向かい使い慣れたパンきりナイフを棒に縛りつけ、簡素な槍を作成させてしまっていた。
その間も、ゴブリンの攻城は続くが、中々内側に砕けない扉に業煮やしたのか、中がどうなっているのか、ホブゴブが除きこんできた。
父はそれに合わせるかのようにホブゴブの目に向って、槍を一着き差込、ついでとばかしに半回転回しやがった。
「ガギャギャギャ! ギャッ!!」
その攻撃に外から覗き込んだホブゴブが悲鳴を上げるのが聞こえてきた。
俺は、父親のファイターップリに、「スゲーぇ」という称讃の感想しかわかなかった。
つーか、勇者の父親役って、もう俺の親父でいいじゃね? ねぇ、どうなの。
『・・・えっ? ・・・・・駄目だよ。500年前くらいに決めたから、今から変更すると、俺の管理している人間の魂を8億個ほど、消滅させなければならないし、小惑星2つ破壊してようやく釣り合いが取れるんだけど、お前、それ望むの?』
俺の質問に平然とえげつない答えを返してくれる。ヤベェ。ヤベェってのが何と無く心に響く。
『ついでにいうと、お前の姉の産んだ子供。
この子が直すのに物凄いお金が掛かる難病に掛かってて、お前が死んだことにより、難病を治すための大金が入って来て直った子供、現在9歳の女の子を火災事故で、気管支の大火傷と全身60%の大火傷負わせて、29時間生き延びさせて親に苦しんで死んで行く姿を見せて殺すという残虐行為もしなければならないけど。望むんだったら、叶えるよ。
更についでにいうと、お前に二つのスキルが着いた最大の理由はお前が死んだことで、お前の親や姉は酷だが悲しみと共に感謝をし、お前の姪っ子はこう言ってました』
墓前で、(ニヒトの命日)
〔伯父さんは天国で元気ですか? 風邪を引いてませんか?
…中略…
伯父さんへ、ママやおばあちゃん、おじいちゃんはあんまり伯父さんの事を言い様には言いませんが、鼓珀は、伯父さんに、いっぱい、いっぱい感謝しています。
又、着ます。今度は伯父さんが生きていた時に大好きだった食べ物を持って来ます。
伯父さん、鼓珀を大好きなパパとママと別れさせないで居てくれて本当にありがとうございました。
神様、居ましたら伯父さんが次の未来、せめて楽しく優しい人たちの多い世界で生まれ変わらせてあげてください。
お願いします。〕
で、閉めくくり、少女は立ち上がり、ゆっくり綺麗なお辞儀をした。
その後ろから、母親(俺の姉)が娘に「毎回、お辞儀しているけどお墓はお辞儀しなくてもいいのよ」何て、朗らかに娘の行動に幸せそうに笑ってる姉を見た。
その、言葉に娘(姪っ子)は「伯父さんは私の命の恩人だから・・・、いつか誰からか聞いたの。人の感謝の気持ちがその人を救うって、だからもし神様の世界で伯父さんが困っていたら鼓珀が助けられて分、助けてあげたいの!」
そう少女は叫ぶようにいうと、我が母も父も姉も少女の優しさに頭を撫でたり、抱きしめたり、手を繋いで捕らわれた宇宙人ごっこして、映像は消えて行った。
俺は絶対に選んではいけないと思う選択を今、目の前にしている。
てか、こんなん見せられたら、『イエス! お願いします!!』何て、言えるか!!!!
『えっ!? マジで、今・・・イエスって・・・言った!?!?』
頭の中に響く声は俺の心の声『言えるか!!!!』を無視して『イエス!』のみ拾ってきやがる。
さらに、声の響きはドン引きし驚愕している声音で言ってくる。
知ってる? 聞こえてるっ!?
『言えない!』って言ったよね。
つーかこんな映像見せられて、そんな事言ったら俺どんなクズだよ! いや、ニートしている時点でクズかもしれないけど、そこまで落ちた覚えはねーよ!!
『いや、最初から前文読んで知っていたけど、だって、お前アレだろ? 弄って遊ばれる存在だろ! まあ、言っとくのがいいかな~ぁ』
悪気の無い神は堂々とそんな事言いやがった。
おいぃぃぃぃぃ!!!! あーーーー苛苛するわーーーーーー!!!!
『あははははははははははははははは・・・・・・・』
「おい! ニートっ!! ぼさっとするな!!!」
と、唐突に俺の名前を読んで罵倒してくる存在が居た。
この異世界での父だ。
はっ! と、なり父を見ると、ホブゴブ重傷を与え、ゴブリンを一匹仕留めて、自身も中傷を負っている状態だった。
って! 今までの会話中空間が止まっていたわけじゃねーのかよ!!
『いや、んなの当たり前じゃん。
お前、スタートって言っても思っても無いじゃん。』
いや、確かにって、それでもさ、こんな現状なんだから空気読んでよ!
「ニート!!」
俺は、心にもう一度意識を集中していると粋の良い生き残っていたゴブリンが親父の横を抜けて、持っていた錆びた鉈を振り上げて、迫ってきていた。
げっ、ヤバっ! 俺がそう思った瞬間だった。
あいつがやってきたのだ。
『しょうがないな。此処で死なれると、あの少女の思いを神である俺が踏みにじる事になる。
彼女の思いに免じて、ちょっと身体借りるぞ。
そんで戦い方を覚えろ!』
そう、神が俺の身体を乗っ取ったのだ。
神は俺の体に憑依すると、直ぐ左にあった椅子を片腕で引き寄せつつ、遠心力を使い、盾の変わりに、ゴブリンに向けた。
ゴブリンは急に眼の前に現れた椅子にぶつからない様に錆びた鉈で弾いた。
次の瞬間、弾かれた椅子の勢いと鉈を握ったままの拳を床につけており、腕をバネにして、立ち上がり、身体に遅れて、やってくる古い鉈を持った手を勢いと遠心力をつけて、70cmまで近づいていたゴブリンの首をぶん殴った。
「グギャッ!」と泣き声を上げるゴブリン。
その傷の深さは、人間であれば即死には成らずとも、数分の後出血しするものがある。
だが、人間でそうなのだ。ゴブリンでそうでないという理由にはならず、現にゴブリンは、首から紫の血を大量に吹き出し床をゴロゴロと転げまわっている。
神は、つーか俺の体はゴブリンに警戒を忘れてはいないが傍から見たら堂々と近づき、顔面を数回踏みつけて、動かなくなるのを見つめた。
異世界の父の顔は驚いている。
ホブゴブリンの顔は、よくわからないが、たぶん緊張している?
父は、「に、ニート・・・・」信じられない俺の凄まじい行動に驚いているのか慄いているのか不明だ。
俺の体に憑依している神は次にいう。
風の陽魔法(=回復する力とのこと)を唱えた。
「風の恵」
椅子を掴み盾代わりにした椅子が弾き飛ばされ勢いを利用し、利用が終わったら捨てていた手を父に向け魔法を唱えたのだ。
すると、淡く優しい光が父の身体を回り、傷の止血と僅かに痛みが和らいでいるようだ。
父は驚いて俺を見てくるが俺は、つーか神はそれを無視して直ぐに次の言葉を紡ぐ。
「ウィンド」
手の平をホブゴブリンに向けて風の陰魔法(=傷つける力のこと)を唱えた。
手の眼の前で風が渦を巻き集束し、球状に成ったかと思うと素早くホブゴブリンに当る。
「ゲギャッ!」
と、叫ぶホブゴブだが、そこで終わればよかった。
神はホブゴブに堂々と近づきならが、続けざまに「ウィンド、ウィンド、・・ウィンド!」と魔法を打ち出す。
先ほどのウィンドと後2つのウィンドは顔面に命中する。
ホブゴブもゴブリンよりは頭はいいのか、4発目も顔面と考えたのか手で顔面をガードするが、4発目は少し球状が大きく敵の持っている小斧に当り、勢いが強かったのか、小斧が吹っ飛んだのだ。
ガードによりこちらを見えていないホブゴブしかも、4発目もガードした腕に当らず、持っていた武器に当たったことで、ゴブは手を見て混乱した。
その隙に俺に憑依した神はホブゴブの直ぐ眼の前まで進み、見下ろすように大きく鉈を振り上げ、ホブゴブと目があった時には鉈はホブゴブの頭皮ギリギリにあり、ガードする余裕も無くホブゴブの頭を平然と砕き切りやがった。
【ミッション3 初めてのモンスター退治―ぃ】
家の前で大声を出したらゴブリンが3体、現れた。
俺はそっと威嚇で武器を取り、片手で家の中にフェードアウトしたが、ゴブたちは許してくれなかった。
家の扉は近いうちに壊されるだろう。
そんな時に救世主が現れた。
父だ。木こりファイターというだけ有って、凄まじい判断力と戦いっぷりでこちらが腰を抜かしている間に戦い始めた。
もうね。問答無用って感じだったよ。
もう、父が勇者の父でいいじゃね? とか思ったら、神様がいきなり頭の中に乱入、幸せな家族の崩壊理由を俺に聞かせてきた。
俺、コレ選んだらスゲー鬼畜さん、じゃね? って思ったよ。
たぶん、かみなり様以上の鬼畜だよね。って思ったよ。
そこまで落ちちゃ駄目だとも思ったよ。
俺、誘惑に勝ったよぉ。つーか、あそこまで俺を思ってくれる姪っ子に感動しないまでも無い。
だから、断ったよ。
そんな情況のときに、父に叩き起こされる。
というより、現実回帰する。
あれ、時間止まってなかったのね。
で、その後、えげつない神様が俺の体に憑依して父の変わりに戦闘参加。
ヤバイ勢いでゴブたちを平然と撃破していったのでした。
神・・・・・・・・カミナリサマ、超コエェェェ!!!!! 超強ェェェ!!!!!
戦闘の見本? アレを見本、何だそりゃ!?
ついでに俺のHP 20/21になってて、MP 13/28に成ってた。
MPは解かるけど、何でHP下がっているのか考えると恐らく尻餅分だろう。
すげーシビアなのね。
もう・・・もう・・・何も言えない・・・・・。
つーか、俺に姪っ子居たんだ・・・・・知らんかった・・・・・。




