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チートスキル  作者: 雪将
第一章 引きこもりが昇天したら
3/28

ミッション2 移動を開始した結果

遅れたすまそん。


多分来月も今頃になるが遅れるだろう。


「神(鬼)ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」

 叫んでいた。もう一度叫んでいた。

 だが、叫ばせてくれ。叫ばなければやってられないんだ。

 俺は神様に死んだ特典でチートを貰う筈だったのに、勇者の養父になり(いやコレについては何も聞かず即答した俺も悪いが)、その後少し裕福な家に生まれたが籠を拾ったら追い出された。

 しかも、今更だが、こういうのって(籠拾って子供育ててる情況)、もう木こりをやって何年もした渋いおじさんが、寡黙な木こり家業をやってへたくそな愛情を注ぎっていう。そういう立場だったりするジャン。それなのに、俺! 今! 15歳!! で赤ん坊の父。

 これから父親から木こりの技的なものを教わる筈の年代じゃね? 家、追い出されたんだけど、しかも、家の中から母親の艶かしい声が聞こえてくるカオス。

 おう・・・・つ・・・・・・・・・。


 もうね・・・・もう、叫びたくなるじゃない。

 つーか、この母のあえぎ声が聞きたくない。

 父のハッスル声も聞きたくない。

 皮鎧は家出る前に着たしさっさと離れるとしよう。

 つーことで、おい! 神さっさと案内しろや! ったく、使えなねーかっ・・・・グフッ・・・

[状態=気管支に何かが詰まって、呼吸が出来なくなっている]

 く、苦しい・・・・・・フガフガ・・・・・子供・・・・・落としそう。

『落としたら、勇者に育てても、死んだ後地獄に送る』

 鬼だ!

[状態=同上+弱毒]

 す、すいません許してください。心優しき世界の創造新様!

[状態=倦怠感(1分で消える)]

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

[この時、彼の気持ちはある言葉を隠した。

 くのぉぉぉぉぉ、鬼ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!! クソ神ぃぃぃ!!! 外道。鬼畜ぅぅぅぅぅ!!!]

 だが、彼はこの気持ちを必至に押さえ、あらぬ方向を見て賢者モードで乗り切った。



 さて、倦怠感を乗り越えた彼は、今・・・・・・朝日を見ていた。

 今更ながら旅立った時間。

家を追い出された時間は真夜中だった。

 いや、だって、神様の案内があるって聞いていた。

 という事は神様の不思議な力で転移とか、外が明るく見えて、特殊な力が目覚めて進んでいけるとかそんな事を期待していたら、

『いや、子守をしながら地道に歩いて勇者を専用で育てる森に行くんだ。ついでにいうと勇者を育てる森を子森という。』

 神は、それはそれは上手い事を言っただろ? と声を弾ませて、したり顔をしているのだろう。

 ちょっと、イラついた。

『まあ、いい。不敬な念は見逃そう。

 でだ、ココから子森までザッと100kmあり、移動手段は基本徒歩だ。

私から言えることは一つだけだ。

頑張れっ!(テヘ)』

神の無茶振りにニートは、暗く深い森、何処からとも無くガサガサゴソゴソ音がし、「ワォーン!!!」とか「ギャゥゥゥゥゥ!!!」とか「け、穴掘らせろーーーー!!!」「シャブラセローーー!!!」とか野太い男の声とかが聞こえてきた。

気のせいだったかも知れないが、取り合えず怖い。

ニートは無言で回れ右をして家の扉に手を掛ける。

さっきから聞きたくない親の情事の声を無視するように、扉を強引に開き無言である人たちの聖域に・・・・性域に立ち入り、入っていく。

「きゃっ! ちょ、ちょっとニートいきなり何!」

「に、ニート今は入って来ていけない場ってわかるだろ。もうちょっと何だ。せめてもちょっと外で待っててくれ!」

だが、彼は、ニートはそれらを何も見ていないかのように無視して子供連れで二階に上がっていく。

そして、ある部屋の扉を無言で開き、赤ん坊の入った魔法の揺り籠を机に置き、彼自身はベットに倒れこみ眠りに着いた。

下から再開された親の情事に耳を塞いで・・・・・。



彼は若干遣る瀬無い気持ちで、だが、それでも心を奮起させて窓から入ってくる朝日で目を覚ました。

眠気眼を擦り起き上がる。

頭がまだぼやけているが次第に冷めてくる。

そして、気が着く。

下からまだ艶かしい声と気がきしむ音が聞こえてくる。

『早く家を出よう。』

 あれほど家を好きだった人間が、あれほど家を離れたくなかった人間がそう考える情況とは一体。

魔法の籠は赤ん坊が過ごし易いように形を変える。

だから移動時には抱っこ紐(布)にもなるし、夜赤ん坊を揺り籠に変化もする。

だが、一番の驚きはそこではない。

この魔法の揺り籠はどんな携帯になろうとも防御力が300ある。俺の皮鎧は劣化もあり10。

・・・・・もうね。もう、この世界の鬼畜ップリにドン引きしか起こらない。

だってさぁ、俺これから子森とかいう場所に行くんだよ。歩いて、それで居て、赤ん坊守りながらだよ。

それで居て、夜中に外に出され怖いわ、家に入ったら親の佳境もうホント嫌になる。心にダイレクトにダメージが来る。

だって朝からステータス自分の見てみたら、HP21/21なのにMPが4/6に成ってた。

俺この世界に着てから一度たりとも魔法を使っていないのに減るって一体全体どう言う事? もうね、もう、ホント意味わかんねぇ。

だから、俺は直ぐにでも家を出ることにした。



改めて、朝、赤ん坊を布にした状態にして前で抱っこしている。

親の見送りはない。

親達俺がしたの階に下りる頃には疲れ果てたのか一回を変な臭いで一杯にさせながら、自室に入って寝ているらしい。

もう、それでいいよ。

さて、行く以前に子森とかいう場所の行き方が解からないんだが神様よ、如何行けばいいのよ!

『ようやく私の出番かい? 呼ぶのが遅すぎて8万近く次の生物に転生させてしまったじゃないか』

いや、それあんたの仕事だろ?

『まぁな』

 で、域方は如何すればいいんすか?

『そうだな。まずはスタートもしくはオンって大きな声を出して叫んでみて』

 えっ? 何で?

『いや何でって、言えば解かるよ。

 言うと、現状の空間での事柄が一時的に時間停止を起こし、同時にドラク○の表示のようなものが頭に浮かび、幾つかのコマンドを開くと色々使えるようになる。

 また、コマンドの中に目的地の地図というものがあるからその地図を見ながら進めばいい』

 なる程・・・・つーかスゲー簡単な上にそんな方法とチートみたいなことが出来たんかいっ!

『まあな、だが極つぶし(ニート)に教える事は堕落を招きそうでずっとひっぱてきたんだ。

 神様中々ナイスだろぉぉぉぉ?』

 神は最後の方俺良く考えて動いているだろう? と、したり声でいうが問題はそこに無し。

 この神、俺をニートと言わず、さも名前が最初から極潰しだったかのようにサラリと言い切りやがったことに俺は少しばかし腹を立てるが、それは後回しにする。

 そう、試してみたい事を試すのだ。

「スターーートーーーォォォォォ!!!!!」

 そう叫ぶと辺りが鮮明に見えるのに意識の中にはうっすらと回りが暗くなり、回りの動きが一切無くなる。

 最初は戸惑うがゲーム感覚が近いから戸惑いも直ぐに止む。

 で、これで如何すればいいんだ何て思いながら意識の中で左右前後上下を見てしまうが何も起こらない。

『そしたら、さらに欲しいコマンドを頭に浮かべろ・・・・・・プクククク』

 俺が困った居ると神様が注釈を入れてくれるお助けサポートのように説明をくれるがなんで神は笑っているのだろうか?

 まあ、いい。

 俺は目的地の[地図]と思い浮かべると頭の中に[地図]というコマンドが浮かび上がってくる。

 これを・・・・と考えているとすかさず神が口を開く。

『ヒヒヒヒヒヒヒ・・・・・・ああ、すまん。すまん(笑)。

 でその出てきたコマンドを開くというイメージをすれば、直接頭の中に地図が展開するぞ!』

 へーぇ・・と、思いながら想像すると目的の距離と自分の居場所が客観的に見えるように成ったが、とお

 まず最初の俺の感想は、遠いだ。

 もうね、もう・・・・・うわ~、堕落したくなってきたって気分しか浮かばない。

 お家でTV見て、PCやって、漫画読んで、親に飯もって来させて、おかずで楽しんで、寝て・・・・・サドンデス。

『まっ、もう無理だから、諦めてっ!』

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

『いや、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。じゃ、ないから、つーか早く現実逃避してないで行けよ! クソ虫っ!』

 侮蔑するように俺をなじってくる、ク・・・神・・・・。

 もう本当に嫌だ。泣けてくる、いっそのこと殺してくれ、もう、もういいよ。こんな辛いなら、地獄(豚箱)でも何処でもつれてけよ・・・・・。

 俺は、俺の精神がその場でうずくまる事を選んだ。

『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・っ、』

 神様が何だかちょっとやりすぎたかな~、見たいな気配を漂わせてくる。

 俺は無言で精神体が蹲る。



 どのくらいの時間が過ぎたことだろうか?

 といってもこの状態では時間なんて一分も時間が進まないらしいが、それでも実際だったらかなりの時間が過ぎたはずだ。

 そう、そんなコロだった。

『お前、まだ蹲ってたのか!?』

 まだって、近くに居たんじゃないのか?

『いや、俺だって暇じゃねーんだよ。次に着た魂を他の地へ送らなきゃ成らん。お前ばかりに構ってられん』

 ・・・・・・・そうか・・・・・・・・。

『・・・・・・・・・あーーもう! 解かった解かった今回は俺が悪かったよ! やりすぎた。2つスキルやるから立ち直れ! お前がそこから出てこないと話が始まらない』

 ・・・・・・・・・・。

 この時俺はスキルに心が反応していた事にかなりの期待感を抱いていた。が、神はそれを見越して打ち砕いてくる。

『言っとくがお前が期待したいスキルは決してないからな、つーかお前の善行LVじゃどんなに頑張っても胃袋丈夫系しかない。』

 ま・・・・・マジで・・・・かぁ~・・・・・。

『うん。ドラゴン召喚とか夢の又夢だ。

 でもこれからお前は旅をするのだから、それにちなんだ魔法・攻撃系スキルを1つずつやる。

 取り合えず選ばせてやるから、それを選べ。じゃ、この中から選べ』


【攻撃系=剣(刀)、短剣(鉈・小太刀)(盾付き少し特殊だが可)、槌(大斧)、弓(短弓)、槍(短・長)(棒=杖)】

 か、

【魔法系=水(主に回復系)、土(主に防御系)、火(主に情熱系)、風(主はない。バランス系)】

 となる。

『さぁ、どれがいい?』

 俺は攻撃系の後ろのカッコについてどういう意味かわからず、聞こうと思った。

 理由としては、最初、魂だったとき最初から持てるスキル一覧を見たときにはこんな風には書いては居らず、単品ずつで取得方法を書いただけだったはず。何だこれ? と、思っても間違いではない筈だ。

『ああ、それはね。それぞれの取得方法のみを記載しただけで、武器として近い性質を持っていたりすると取得が簡単になるという意味なんだ。

 つまり、剣のスキルを取ると刀スキル600時間練習が200~300時間で済むと言う事なんだ。

 ついでに魔法スキルもそれぞれ考え型によっては繋がっている。そのため一系統でも取得しよく考え訓練すれば他の系統も覚える事が可能となる。』

 なる程・・・・って、カミ・・・さまよ、何か異様にやさしくなってないか? 俺に、何かコエーよ(ガクガク、ブルブル)

『んっ? 何だ、今までどおり虐め向きの方が好みか? それならそれで、虐め向いて・・・』

 か、勘弁してください。マジでお願いします。

 俺は精神の空間的な場所でどっかを向きながら土下座をしている。

 てか、この人嬉々と俺を苛めてやろう感を出してきやがる。マジコエー。

『まあ、俺が優しくしてやんのはココまでだ。今回は、お前の親や姉妹がお前の死した後2感謝をした、その善行によりのサービスだ。』

 お、親達が・・・なんで・・・・そんなに俺が死んでよかったのか・・・・・・ショックで死にそうだ。

『まあ、お前が死んだことにより、6億当ったからな、それの感謝だったぞ。(まあ、色々あって、その感謝分もあるけど)』

 俺の死より、六億の感謝・・・・複雑すぎる。

『まぁ、そんな事どうでもいい。さっさと選べ。俺もお前に優しくするの面倒に成ってきた』

 おいおい、この神様そろそろサービス終わりみたいな雰囲気を出して言葉遣いが優しくなくなって着ている。

 とはいえ、だ。

 今回のスキルに関しては親(家族)や神様に感謝しよう。と、思った。

『そうすると言い』

 ・・・・・・・・・・・・・・・、前々から思って痛んだが神よ。俺の心を読まないで下さい。

『それは無理だ。だって、めんどくさいだろ。色々と』

 あああああああああああああああああああ。と叫びたい!!

 いや、もういい気を取り直してスキルを見よう!

『そうしろ、そうしろ』

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・


 そうして、俺は読み込みだした。つっても数が少ないんだけどね。

 そんで意味不明なのを見つけた。

 皆わかるよね? 俺なんて読んでいるときこんな感じで見つけたよ。

 【・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん? んんんん!!】

 火魔法(主に情熱系)・・・いやいや意味わかんねーよ、コレ!? アレか? 突っ込み・・・待ちか・・・? そっと、神様がいると思われる上のほうを見ると、

『ん? ああ、ごめん間違いだ。面白そうだったから打ち込んでみた』

 面白そうだからって・・・・・えっ? 何がぁ!?

『ほら直したぞ』

【魔法系=水(主に回復系)、土(主に防御系)、火(主に攻撃系)、風(主はない。バランス系)】

 と、魔法覧が直っているが、ちょっと神様、俺の質問相変わらず、無視ぃぃぃぃぃぃ!!!

『あと、五分で決めろよぉ!』

 しかも、制限時間ついちゃったよ。

 ええ、如何するよ! 俺、選択肢のカードは

【攻撃系=剣(刀)、短剣(鉈・小太刀)(盾付き少し特殊だが可)、槌(大斧)、弓(短弓)、槍(短・長)(棒=杖)】

【魔法系=水(主に回復系)、土(主に防御系)、火(主に攻撃系)、風(主はない。バランス系)】

 ど、どどどど如何しよう。どれも捨て難い、剣スキルなら騎士や剣士になれそうだし、短剣ならシーフやトレジャーハンターだし、槌スキルなら傭兵や戦士、弓スキルなら狩人や弓兵、槍は・・・・好みじゃないな。

 それにレベル1でも魔法が手に入るココは、攻撃力を考え火魔法にするか、1人で冒険しなくちゃならないから水魔法で回復薬代わりに回すか、如何しようか考えてしまう。

『後3分43秒な』

 神は時間を読み上げ俺を切迫してくる。

 いっそ神様に聞いてみるのもいい気がするが果たして答えてくれるか・・・・? いやっ、この神様は俺に優しくないから確実にないな。

『後、3分15秒だけど、失礼なこと言ったから1分30秒前な』

 ギャァァァァァァ!! 俺としたことが、つい思っている事を考えていしまったぁぁぁ。

『全く失礼な奴だ1分20秒前だが、50秒前にしてやる。

 あっ、それと、お前のスキル親の遺伝と育った特性で考えると、短剣スキルに風魔法か土魔法が馴染み易いぞ!』

 えっ!? 教えてくれ・・・た? 何で・・・・・。

『聞いたろ。後42秒』

 マジか・・・この優しさが怖いよ・・・本当に。

『28秒』

 何か一気に減った! ちょ、ちょ、ちょっと待ってください、我がゴット。

『キモイ・・・10秒前』

 うわぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・。

『ハイ! 9・・・8・・・』

 と、取り合えず、た、短剣スキルでお願いします。

『ロ・・・ん。取り合えず6な。で、もう、スキル入れたから確認しろ。・・・・したな、後6秒ないに決めないと魔法スキルは無しな。』

 俺は叫び声を上げる事無くガクガクと震えて、パニックを起こしていたりする。俺の頭の中では四つの言葉がせめぎあっている。

 風と土が愛称がいい。でも、回復と攻撃力は欲しい。

 風・土・水・火・風・土・水・火・風・土・水・火・風・土・水・火・風・土・水・火・・・・・・・

『後、3秒ね・・・はい、2・・・・「雷様、ちょっと待ってください。風で、風でお願いします。」』

 俺は焦りながらカミ・・・神様に風とお願いした。

 もう良くわかんない頭での結果の答えだったと言って置こう。

『ん。着けたぞ確認しろ・・・・』

 さっきの淡々とした秒読みと違い何だか、俺に何だか含みのある声音が怖い。一体俺が何をしたって言うんだ。

 そう思いながら俺はスキル覧を確認するとスキルが2つ新しく入っている。

【短剣 1】

【風魔法 1】

 さらに詳細なんてコマンドまでついているから押してみる気持ちで操作するとそれの説明が出てきた。


 =短剣=

 小回りの良く聞く武器。投擲にも使える。投擲スキルもちで併用ならクリティカル率が上昇する。また、鉈や小太刀といった武器と性質が似ていてLV3までの技なら鉈・小太刀でも同様の効果・攻撃技が可能。

 短剣スキルを取ると、他の鉈や小太刀といったスキル習得が時間が短くなる。


 =風魔法=

 バランスのいい魔法といわれる。が長所の無い魔法とも呼ばれる。

 攻撃力は火に劣り、防御力は土に劣り、回復力は水に劣る。と呼ばれる魔法である。

 LVと魔法力の込め方で届く距離が決る。MP消費最低3からで15m先に攻撃が出来る。正し、遠すぎればダメージは低くなる。

 呪文としては三つ。

 攻撃用 ウィンド =風の玉をぶつける。当たり所がいいと出血させる。(消費 3~)

 防御用 エアシールド =大気中に風のシールドを発生させる。弓矢などは無効化しやすいが棍棒などは若干威力を下げる。 (5~)

 回復用 風の恵 =大気の力を借りて止血を止める。また、僅かに体力の回復も見込める。(3)


 フムなる程、中々良い・・・・能力なのであろうか? 比較が無いからわからないんだが。まあ、魔法の力が手に入ったことを今は喜ぼうと思う。・・・・そういえば、コレが出来ると言う事はこの間何故か取得できた毒耐性のスキルの詳細を見てみるのもいいかっ、ぐはっ! な、何で!?!?

 

 ステータス 状態(猛毒)


 マジ、何で!? 俺なんかした!?!? ってか、このコマンド状態でHPが減らないのに苦しいとかどういう拷問だコレ? また神が間違って俺に猛毒をやったのかっ!

 だが、神からの一言は違ったのだ。

『いや、猛毒を食らわせたのは私の任意だ!』

 傲岸不遜な声が聞こえてきた。

『解からないか?』

 疑るように小さな動物を苛めるようなっ! バッ!!!


 状態(激毒)


 わ、わ、わが、がが、ゴッド・・・何を・・・そう・・・・あらぶられ・・・・・・・・。


 俺はコマンドというか精神世界というかそこで気を失った。




 ん! 俺は一体・・・・・・・周りを見回すと俺のステータスがそこに表示されている。


 ヒツキ ニート

 状態 健康

 HP 21

 MP 28

 攻撃 4(武器=+5) 計 9

 防御 5(鎧=+10) 計15

 運動能力(スピード・回避込み) 1(鎧と武器の重さ=-3) 計-2

 魔法耐性 2


 スキル

【毒耐性 1→2】【短剣 1】【風魔法 1】


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・?

 何故か魔法力と毒耐性が上がっている不思議が目の前に飛び込んできた。 

 それに答えてくれるのは我らが大将・・・・神様である。

『とっとと旅立て極潰し。いい加減もういいだろさっさと行けっ!』

 ・・・・・・どうやら、今はご機嫌斜めらしい。怖いから旅にたとうと思うが、しかし、何でか、ほんの少し前の記憶がない気がする。

 もっと言えば、何か落ち込んでいた記憶があったりなんだが・・・・まっ、旅に出るとしようかね。



 俺はコマンドを解除する。と、止まっていた風景が当たり前のように動き出す。

 な~るほどね~便利~とか思って、回りをキョロキョロして本当にさっきの空間と違うのか確認していると目の前の草むらから何故かゴブリン三匹が出てきた。

「へっ? 何で!?」

 普通ゲームとかって、家の前にゴブリンとか、でないもんじゃないの? 何故か出てきたゴブリンに口をつきながらそんな感想の名の元に出てきたのはいうまでも無い。

 それに対して神が当たり前のようにいう。

『(そういえば)・・・・いや、あんな大声出せば森の中の家の前に野生動物ゴブリンくらい出るの当たり前じゃん! 本当は掛け声もいらないんだけどね。思うだけでいい。』

 のお言葉に、俺は

「おいいいいいいいい!!!!!!!! 神ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!」

 お前ぇぇぇぇぇぇ!! さっき・・・・・・。

 こうして俺は神様に騙されました。






【ミッション2 移動を開始した結果】

 A

 旅に出たのが夜中だった。

 何か神様サポート有るかと思ったら、徒歩・・・・・・大切なことだから二度いう。

 徒歩で行けといわれる。

 夜の森・・・オレ・・・・コワイ・・・・ホラレタクナイ・・・・シャブラレコワイ。

 朝まで待つつもりで家に戻ると親がハッスルしてた。無視して二階へ退避し、朝便利な情報を神から貰う。

 オレ、イロイロアッテへコム。スキル2つ貰う。その後若干記憶がない。

 そして、現在現実世界に返ってくると、目の前にホブゴブリンとゴブリン2体、計3対が現れた。

 俺は心の中で叫んだ。

「鬼が出たーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!」

「鬼はお前だ、クソ神―――――――――――――!!!!!!!!!」


 こんな、クソな世界早く、早く、早く! 滅んじまえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!


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