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チートスキル  作者: 雪将
第一章 引きこもりが昇天したら
2/28

ミッション1 300m歩いて赤子の入った籠を拾うった結果


「マジカーーーーーーーーーー!!!」

 光に包まれつつも着いた先で彼は叫んでいた。

 空虚に拡がる森林の中に普通は降りるのが大概だが、そこは木で出来た掘建て小屋の中で自分以外に2人の人物が自分を驚いた顔で見ているのが見える。

 そのうちの男の方が俺に話かけてきた。

「いきなり、如何したんだニート!」

 この時俺が思った事は、ニートって俺のこと!? である。

「そうよ。ニート、今ご飯中なのだから黙って食べなさい」

 最初に言った男とは別にもう1人の人間、女のほうが目の前の麦粥を食しながら俺を窘めてくる。

「ちょちょ、ちょまっ! に、ニートって本当に俺のことぉ!?」

「何を言っているの当たり前だろ、ニート」

「そうよ、意味のわからないことを言ってないで早くご飯を食べてしまいなさい。ニート」

『いい加減気づけよ。クソニート(極潰し)』

 女と男は何を当たり前にと黙々と目の前にある麦粥を食していく。

 さて、正直女と男とはどういう関係かそれはこの身体に培われてきた記憶に答えがある。

 たぶん大部分の人間は理解している気がするがあえて口にすれば、女は母で男は父であり、しかも俺の名は本当にニートという名で呼ばれている。

 おう・・・・・。

「・・・・二・・・・-ト・・・・・ニート、ニート聞いているの?」

 はっ! と俺は記憶の彼方より現実に引き戻される声で面を上げる。

「あっ、何・・・母さん」

「だからね、ウチは一日三食食事が出来るくらいには裕福では有るけれど、だからと言って贅沢が出来るほどでもないの。だからね、ご飯を食べたら薪を拾いに行ってもらいますからね」

 いいわね。と母は最期の一口の麦粥を食べると父の置いた食器と一緒に自分のも片し、父はこの後人心地着いたら町に売り出す切り株を切りに行くという仕事に出るが、

 ああ・・・・・確かに・・・・確かに・・・・ちょっと裕福な家にって言ったけど農民系の裕福な家かいっ!! チクショウ!!!

『ざまー』



 俺は今現在家の前に居る。

 回りは、木! 木!! 木ぃぃぃ!!! 

 ウチの回りは村から少し外れた木の中に建築されている。まあ、原因は俺の中にある知識が教えてくれる。

 親父が木こりファイターだからだ。

 木こりファイターとはそのまんま、木こりで弱い魔物を駆除する人のことをこの世界ではいう。ゆえに回りが木で囲まれるココで生活をしている。

 で、現在母に追い出され家の前である。

 父と違って食休みをさせてくれないなんて・・・・・おう・・・・。

『つーか、早く勇者の赤子が入った籠取りに行けよ。極潰し』

 ・・・・・・・・・さっきからさっきから気のせいかな~と思っていたが、話しかけてきているのはテメェ神か!?!?

『ああ、そうだがそれが如何した? ニート(極潰し)よ』

 如何した? じゃ、ねーよ。俺! ちょっと裕福な家とは言ったけど農村のちょっといい家を希望した覚えねーよ!?

『ふん。・・・・そんな事よりもさっさとこの真っ直ぐな道を300m歩いて勇者の入った籠を拾いに行け。

 それと右の道で300m行くならレッドベアが出るからそれを選ぶなら家の裏にテツの鍋と鉈があるから持って行く事をお勧めするぞ。

 また、左の道に進むと500m歩いたところに籠があるが、ゴブリン程度五匹単位で三回ほど襲ってくるからやはり武器を持っていくことをお勧めするぞ』

 む、無視ぃぃぃ!!

 それ所か、唐突な選択肢だと!? しかも最短距離以外最悪と思われる道のりじゃねーか! レッドベアなんて俺のレベルが最低でも15以上必要なのに今現在1、はぁーーー無理無理、しかもゴブリンだって一対一で互角なのに、一対五、ははははは、馬鹿じゃねーの誰が行くかよ。

 と言う事で、選択肢は一つ回れ右して家の中に・・・・。

『入ったら、お前をその場で猛毒状態にして、一昼夜悶絶させた挙句こちらの世界に戻して、地獄に5000億年ぶち込む』

 ・・・・・・・・・・・・・・。

 俺は再度無言で回れ右をして、歩き出したのだった。



 そして、真っ直ぐな道を歩く事たぶん160m、何処も彼処も森、森、草、ススキ、100m先が見えないやぶ道を、獣道を歩いてたと思ったら、目の前の茂みの向こうにゴブリン・リーダーとゴブリン2匹、計3匹がいる。

 傍や武器や盾も持ってなく、レベル換算すると一対十二の鬼ゲーム。

 おいぃぃぃぃ!! 神ぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!! 

「あははは、まさか出るなんてね! 二十分の一の確率でモンスターが出るんだけどまさか出るとは思わなかったんだよね! まあ、この場合死んだら地獄に5000年で許してあげるよ」 

 おっ・・・・・・鬼が出た・・・・・。

『そうだな、目の前に小鬼がいるな』

 いや、そっちじゃねーーよ!

『じゃあ、どっちだよ』

 天国? に入る神様という鬼だよ! 実はあんた神じゃなくカミナリ様なんじゃねーの?

『むっ、失礼なっ(!)』

 ぐふっ! か、体が痺れて動かなく成ったぞ。

 俺は突然の不思議な現象に何が起こったのかとステータスを頭に浮かべて覗き見ると、そこには、[現在の状態=毒]と書いてあった。

 突然の事に俺は驚きを隠せない。

 いっ、一体、いきなり何が俺に起こった。

 まさか、ゴブリン共が何かな的な攻撃を!?

 一番ありえるのはそこだから。

 でも、違った。

『いや、お前が失礼な事を言うから神の天罰を食らわせてやった。感謝するがいい』

 ま、マジで鬼が顕在した・・・・・・・・。

 ぐふふふふふふふふふふぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!

[状態=猛毒]

 ぐ、ぐふふふぅぅぅ・・・・・はあはあ、おい、この場合の死は俺のせいでも・・・・・・・はあはあ、逃げてわけでも・・・・・・ないから、地獄に・・・・・・落とすとか・・・・・ズルだからな!!!

『・・・・・・・・・ちっ・・・・・・・・・』

 はっ!

[状態=健康]

 急激に感懐する俺の健康状態。

 でもだ[HP=4/21]・・・・・・おい、神。

『如何した?』

 如何したじゃっ! ねーーーよ!! マジビビルわっ!

 おまっ! HP4ってコレで如何しろとぉ?

『(松岡 修○風に)頑張れよっ! 負けるなよっ! いける、いける!! まだまだ負けじゃねぇよ! チャンスは必ず来る! そのときが勝ちのチャンスだ!!!!』

 ・・・・・・・・・・・・。

 俺は、回れ右をして、そっと音を立てず元来た道を歩いていくのだった。

 いやだって、一対十二のレベル差が有り、さらにHPもマックス回復量でもないのにこのまま行っても自殺行為じゃん。

 もう今回の事は何だかんだで神様のせいみたいだし、もしコレで理不尽な死を与えたら恐らくさっきの反応から何かしらのペナルティーが神にも有ると考えこの場合の戦略的撤退は許されるものと考え帰ることにした。たぶん大丈夫だろう(ニヤリ)。



 そして、今俺は引きつった顔をして玄関の目の前のそれを見下ろす事となる。

 籠である。

 籠があり、その中に玉のような赤ん坊が入っている。しかも笑顔で笑っている。

 この赤ん坊は俺をあざ笑っているのか? ・・・・・・・・・・・・。

 さて、何故、ここに赤ん坊の入った籠が有る? それも恐らくあいつ(ゴブリン)らを超えた先にあるはず・・・・なの・・・・では・・・・? ・・・・・・・・。

『説明しよう!』

 調子のずれた声が頭の中を響く。

 俺は何処とも知れない虚空を向き、無表情であらぬ方向を見るが、声は続く。

『それはね。実はね、籠を取るのにも条件があってね、300m以上は歩いかなければならないというのもがあってね。君何だかんだといって300m以上は歩いているから条件クリアで、籠を転移させてここに置いたと言う事さ! やったね(笑)!』

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


 俺は無言で赤子の入った籠を見下ろしながら拾い。

 家のドアを開ける。

「あら、お帰りニート。薪枝の収拾はどうだったって、あんた何持ってんだい!? ・・・・あっ、赤ん坊ではないかい!? ま、まさか!・・・・・・お、お前って子わぁ!!!」

 俺が持っていた赤ん坊が入っていた籠を除き見て、驚く母。その内、何かあらぬ方向に誤解をしている気がしてくる発言の後、俺は弁解をする余地も無く母親にぶん殴られた。

 俺の視界には右手が前に出ている。

 俺は母から見たら左の方に飛んでいる。

 赤子の入った籠は何故か、母が持っている。

 現在の俺のHP1。そして、俺は家のタンスの角に後頭部を強打してある場所に行く事に成った。

 しかし、何だかデジャブな感じがする。



 現在、俺は白い空間であいつと対面している。

 あいつとは、ココまで来ればわかるだろ。(俺今結構無心の境地である。)

 神さっ

『ウザッ』

 んだと~~~!! こな糞がぁ! 根本的に死んだ大部分の理由お前のせい・・・・・・・。

『あ~はいはい。皆までいうな!』

 わーってるよ的に投げやりで俺の言葉に重ねて伝えてくる。

 おい、俺っ・・・・・

『はいはい、私が悪いから今回はペナルティー無し。はい、終わりー』

 おまっ! って足元が又なんか光ってる! うわ~飲み込まれ・・・・・・。



 はっ!

 お、俺は左右を見て情況を確認する。どうやら、俺は自分の部屋で寝かされているみたいだ。

 つまり、生きている・・・・・生き返ったらしい。

・・・・・つーか、又のあの神ぃぃぃぃぃ!!! ブッコロッ! ぐっ! む、胸が~~[状態=弱毒(5分で解ける)]。

 コンコンとノックの音が部屋の扉から聞こえる。

 ガチャリと開く扉、そこには父が居た。

「おっ、だいじょうぶだったみたいだな、ニート。よかった」

 心から心配してくれる父に少し俺は目に汗がたまる。

「ニート。お前に少し話しがある。下に下りて少し話しがしたい。大丈夫か?」

「ああ」

 俺は頷き、立ち上がる。

 後頭部痛くてふら付くかと思ったがそんな事は無かった。

 

 台所に行くと深刻そうにしている母と、困った表情をしている父が赤子の入った籠を前に椅子に座る。

 俺もそれに習って椅子に座る事になる。

 ・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・。

 三者三様無言である。

 赤子に至っては・・・今はぐっすり眠っていらっしゃる。

 「さて」と父が口を開く事に成った。

「ニートお前に聞きたいことがある。」

 良いか、と重重しく聞いてくる。

 俺は頷きを一度入れ促す。

「この籠に入った子供は・・・攫ったわけじゃないんだよな!」

 始めは冷静に落ち着き口を開き、呼吸を飲むように少しの間の後真剣に机を乗り出し息をハアハア興奮させて何かを疑って俺を真剣に見つめてくるが、近くてむさくて息がくさくて辛い現実。

 つーかあんた自分の子供をあからさまに人攫い的に聞いてくるとかドイウコト?

 グッハッ!? い、今神への悪態ついてないのにっ。[状態=激猛毒]

『あっ、すまん。すまん。天罰与える奴間違えた。直すよ』

 ! な、直った。[HP3] 何か体がダルイ。つーか回復して言ってくれないのかよ。

 スキル欄に[毒体性Lv1]が発現してる。妙なところでスキルの発現って、もう意味不明だよ。

『ちっ、運のいい奴めっ!』

 あんた、そこまで俺が嫌いか!? ま、まさか俺から取り上げるきか!?

「に、ニート今の顔は何だ。ま、まさか本当に、攫っ・・・・・」

「さ、攫ってねーよ」

 て、こっちはこっちで続いているのか時間止まるとかの話じゃねーのかよ。焦るじゃねーか。何だこの二重攻撃。

『入やそこまでは嫌いではないよ。一応は自分の作った魂ではあるから気持ちは有るが、育ってきた環境で神様を敬わない心は正直嫌いだね』

 って、こっちも続いている! 

「じゃあ、今の苦虫を噛んで〔ばれてしまった〕みたいな表情はなんだ!」

 ドンと、机を拳で叩き、詰め寄る父。ついでにいうと体臭もくさい。この世界の人間は特に貴族以下の人間は風呂には余り入らない。

 水浴びをたまにか、身体を濡れタオルで拭くだけ。だから、クセェ。が、

「そ、それは、ちょ、ちょっとこの話とは別だよ」

 説明したいけど説明しにくい話だ。神様の手違いで一瞬でも毒を喰らったなんて説明しても理解してもらえない気しかしない。

「つーか、この赤ん坊俺だって、持って着たくて持ってきたんじゃねーよ」

『まあ、それはそうだろうね。約束たがえたら7千億年地獄にいなきゃならないんだし』

 チョコチョコ入ってこないでくれませんか? それと、一番最初に聞いたときよりかなり、地獄(豚箱)に入っている期間が延びていますよね。

『おっ!? 君もついに私に敬語を使うように成ったんだね。感心、感心』

 無視ぃぃぃぃぃ!? 

「では、一体この子供何処からつれてきたんだ! ニート」

 父さんの目を見つめて答えなさい。バリに見つめてくる父。

「も、森でゴブリンリーダーに遭遇しそうに成ったんだけど上手く隠れて逃げてきたんだ。その時に籠を見つけて、このままじゃこの子もやられると思ったら、つい持ってきちゃったんだよ!」

 って、あれ? 俺思ってもない本当と嘘を誰かに操られているかのように平然といえたんだけど何で?

『私からの神様の言語加護だ。ナイスサポートだろ? コレで疑われないぞ! あっスキル発現はしないからな』

 神ぃぃぃぃぃ! 今回はナイス!

「ご、ゴブリンリーダーだと!?」

 親父は、〔まっ、まさか!?〕寝耳に水だと言わんばかしに驚きの声を上げ、母は先ほどから思いつめたように下を向いていたのに目を開き驚くように俺を見てくる。

 つーか母あんたも俺を疑っていたんかい? てか、殴っている時点で疑っているんだよな。

 おかげで死に掛けたわ! つーか死んだじゃねーか!

 そんな事を考えていると父と母は神妙な面持ちで俺を見ている事に気がついた。

 思わず俺は聞いていた。

「父さん、母さん、如何したの?」

 全く如何したっていうんだ。

 俺の質問に親たちは顔を見合わせて互いに頷き、驚きの事を口づいた。


 

 昔、昔の話である。

 父と母が俺をお腹の中にいるときに神から神託を受けたそうだ。

〔いつの日か、そなた等の子供がこの世界が混沌に落ちるときが来る。

 その時にそなた等の子供が・・・・〕

「勇者になるんですか!?」

「勇者になるんですね!!」

〔・・・・・いや、違うんだけど〕

「「・・・・・・・」」

〔まあ、気を取り直して、

 そのたらの子供が子供を拾ってくるだろう。

 その子供が勇者となる。

 つまり、お前たちの子は勇者の父となる存在なのだ。〕

「ま、まさか我らの子が」

「な、何とも名誉な事・・・・」

 そういいながら複雑な思い出、2人は大きくなった腹を見る。

〔そして、そのときが来ればその子供とお前たちの子は、ココよりももっと東にある森の奥に勇者を守り育てる森がある。

 そこには決まった者しか入れぬ。もし、そのときが来れば子と別れる覚悟をしておいて欲しい。〕

 神様は、それは、それは申し訳なさがにじみ出るような、哀しむような声音が心の中に鳴り響いたそうな。

 そして朝起きると家の台所に家に有った大なべに黄金が一杯山盛りと一日500gの麦が出てくる不思議な袋があったという。

 ついでに父には、斧術Lv1がLv5になっており、身体強化が発現しLvも5から始まっていたのだという。そして丁度その頃コボルドの集団が村を襲いそれを父1人で圧倒し、結果森の木こりから木こりファイターに転職してと言う事らしい。

 用は、父は生まれながらの木こりファイターではなかった。

 ついでに、村から森の家を一件貰ったらしいが、ぼろくて汚かったから黄金で1から改修したと言う事だ。



 で、現在俺は家の外にいる、赤ん坊の籠を持って父と母の愛の巣の目の前にいる。

 父は言っていた。

 東の森は神様がそのときが着たら導いてくれる。と、お前が居なくなると寂しいといいながら母さんと非常にいちゃつき出しているのが少し気持ち悪い。

 これから何する気だよ、おい。

 それから、父が今まで使ってきた年季の入った臭い皮鎧一式とこちらも年季の入った鉈と、ナイフは結構新しいものをくれた。

 そして最後に父と母はしんみりという。

「ニート、俺はお前に何もしてやれなかったが、心からお前を誇りに思うぞ」

「ニート、私は・・・・さっき殴ってごめんなさい!!」

 母だけしんみりじゃなくて、本気のごめんなさいだった。

 父さんはそんな母さんに、

「大丈夫さ、ニートはそんなことを気にするような心の狭い男じゃないさ」

 なんていっているが、いやそんな事ねーよ。スゲー痛かったし、死んだし、ホントもっと謝れよ! とは言わない。絶対面倒なことになりそうだから、つーか母さんと、父さんが何か若返っている気がするんだが何故だ?

『あっ、それはね。子供を送り出したら、子供が育った年齢分若返らせてあげる約束を前にして居たんだよ。君がいなくなったらこの後二人はお楽しみだと思うよ』

 あんたが喋るるんかい!

 つーか毎回唐突に出てくんなや! しまいにゃ気持ちの悪い発現をしている中、父と母は子供と赤子目の前にいちゃつき、

「父さん今日は張り切っちゃうぞ!」

「いやん、お父さんッたらっ!」

 キスしだしたよ。もう、もう、勘弁してくんねーかな。

「お父さん、いやん。ニートが見ているから、あっ! だ、めよそんなとこに入れちゃっ!!」

 俺の前でいちゃつくバカップル。

 俺は無言で両親を家の中に押し込み、そっとドアの扉を掴み、勢い良く閉めてやった。

 そして、俺は・・・・・・・・。


「神ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 叫んでいた。



 【ミッション1 300m歩いて赤子の入った籠を拾うった結果】

 A(答え)

 籠を持って家に入ったら母親に誤解され、死に、神(雷様かも知れない)に問答無用に生き返され、いつの間にか仕事から帰ってきた父に説明し、家を追い出された。

 その後感動の別れの筈なのに、若返った父が若返った母に発情していちゃつき出して、もうね、色々きつい事が解かった。

 もう、皆ね・・・・・・・滅んでしまえこんな世界。









次、来月の1~3日予定


勇者の父のフルネーム=ニート ヒツキ

勇者の名前は=パンスト太郎 ヒツキ

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