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大斗の童話 『カエルのももちゃん』

作者: モコたん

『カエルのももちゃん』


ケロケロ♪ケッッ♪


ぽかぽか暖か良天気




小さなお池の小さな蛙のお話・・・・・


「ねぇ・・・・どこに居るの ?」


いつもは、二人でお昼寝の時間なのに、可愛いもも蛙の姿がみえません。


あっちに行ったり、こっちに行ったり一生懸命探します。


鳥に食べられてたらどうしよう・・・・


蛇に食べれられてたらどうしよう・・・・


いっぱい、いっぱい、不安で涙がポロポロ


「どうして、泣いてるの?」


可愛い、ももいろ蛙がたずねます。


「泣いてないよ。目にゴミが入っただけだよ」とみどり蛙


「これ、ももが見つけたミミズだよ・・・可愛いんだよ^^棒でツンツンってつつくと、クネクネするんだよ」


可愛いもも蛙が、手のひらの小さなミミズを見せてくれます。


棒でつつくとくクネクネするの^^


じっと・・・その様子を見ながらみどり蛙が言います。


「それ、ミミズじゃないよ・・・蛇だよ。はやく逃がしてあげないといけないよ」


「これは、ミミズだよ。蛇はもっと大きいよ」笑いながら、もも蛙が答えます。


「今は、生まれたばかりだから小さいだけだよ。そのうち大きくなって食べられちゃうよ」みどり蛙


「ミミズは、蛙は食べないよ」と可愛いもも蛙が笑っていうから・・・


「大きく、なったら、逃がしてあげるんだよ」とみどり蛙


それから、いつも、もも蛙とミミズは一緒♪


「ねぇ・・・もう、手のひらにのらないぐらい大きくなったから逃がしてあげないといけないよ」と心配そうにみどり蛙


「まだ、小さいよ。こんなに、小さいのに可愛そうだよ」と可愛いもも蛙が怒っていうから


「大きく、なったら、逃がしてあげるんだよ」と、みどり蛙


でも、どんなに大きくなっても、可愛いもも蛙は、小さいのに可愛そうだよって言うばかり


もし、可愛いもも蛙が食べられたらどうしよう?


朝も昼も夜も心配で心配で仕方がなくて・・・・


とうとう・・・みどり蛙 は言ってしまいます。


「ミミズは、これだよ。もものミミズと違うでしょ?」ミミズを片手に説明します。


なのに・・・可愛いもも蛙は


「一緒だよ。手も足もなくて細長くてクネクネしてるもん」て言います。


「全然、違うでしょ」可愛いももの手を引っ張って、どんどん、小さな丘の上を歩いて行きます。


「ちゃんと、みて、あそこの遠くに居るのが蛇だよ。もものミミズと一緒でしょ?」てみどり蛙が怒って言うから


「似てるけど・・・違うもんもものはミミズだもん」っと泣き出した。


「ももが見つけた、もものミミズだよ。いっぱい、仲良しなんだよ。どうして意地悪言うの?」


泣きながら・・・言います


「そんな、意地悪いうなら、もものミミズにみどりちゃんを食べてもらうようにお願いするよ」っと言うか早いか・・・


ミミズがみどり蛙を食べちゃた><


お目を丸くして、ミミズの頭を叩きます。


「だめ・・・だめ・・・・みどりちゃんを食べちゃ駄目」


驚いて、ミミズがみどり蛙を吐き出した


「みどりちゃん・・・死んだら嫌だよ」


・・・いっぱい泣き喚いているももいろ蛙の声にみどり蛙が目をあける


「ほら・・・蛇だったでしょ?」


それでも、可愛いもも蛙は


「ミミズって名前の蛇だ っよ・・・」て泣きながら言うから


「ミミズって名前の蛇を逃がしてあげようね」


可愛いもも蛙は、ミミズって名前の蛇をぎゅうと抱きしめて、逃がしてあげた・・・・


帰り道・・・・・


可愛いもも蛙が・・・


聞こえないぐらい小さな声で・・・


「ごめんねぇ・・・・」ってつぶやいた




おわり

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