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第19話 森を歩いてどこかまで。

どっかで見た設定が。

 さて、福引と荷物整理も終わったのでまたレベリングだけども、ちょっと時間が中途半端に夜だなあ。


 ひまり:森ゾーンはレベルだいたい一緒とかいう話だったよね。

 ミュー:そうらしいね?

 玉兎:エルリとイノによればそうらしい。あいつら鑑定系取ってないそうだから直感ベースだけど。

 ミケ:あーでもあそこらへん、南のスライムとレベル変わらんらしいぞ

 アン:そういえば質問スレ辺りにそんな話ありましたね。

 ひまり:スタンピード前に格上狼とか迷い出て来てたし、エリアチェンジ近くまで行けばそこそこレベル上がるんじゃないかな。

 北斗:それはありそうだな。当時の格上狼はもはや格下だが……


 多分そろそろ南エリアにも人が来るし、あそこの森は夜はいきなりレベルが上がる感じだったから、探索がてらに東の森行ってみたいんですよね、という話をしてみたら、割と皆ノリノリで同意してくれた。


 玉兎:エルリが言ってたような村が東にもあると面白いよな。

 ミケ:草原3なら少しレベル高いし行ってみるのはアリだよな

 アン:掲示板も意外と森の話題はないですね。

 北斗:それな?っつかいつの間にか、俺らレベルトップ集団になってるっぽいんだよなあ。

 玉兎:それなんだがな、生産職がいると経験値にボーナス付くって噂があってな。

 ミュー:え?存在がボーナスなん我々?


 ほへ?生産職ボーナス?人数で変わったりするやつ?

 東の草原を歩きながらの話題は、まさかの生産職に経験値ボーナスが付いてる説だ。


 玉兎:今Lv12まで来てるのは僕たちとLv14までいったらしいイノ、それにパーティ固定で組んでた二組くらいらしいんだが、ソロのイノは置いといて、残りの二組も生産者キャリーらしくてな。

 ミケ:あー、昨日の移動途中でドワーフ一人以外全員ヒューマン勢のパーティいたな。もう一つの少人数パーティもキャリーなのか

 北斗:正直マスクデータではあるけど、経験値テーブル微妙にきつめだよなあ?

 ひまり:ゲーム内一日で2レベルだからこんなものな気もする……?

 ミュー:むしろソロでそのレベルのイノさんがどうなの?

 ミケ:あいつはリアルでも鍛錬が趣味だから……


 そういえばイノさんって真っ先にLv10達成した人だっけ。ずっとソロなんだ……

 なんか称号付いてたらしいよ、掲示板によれば。


 現状では結論の出ない話をしながら、夜の草原をてくてく歩いて森に入る。

 ムカデはいるけど、やっぱりノンアクなのでスルーだ。


 なお蛇とムカデは、殴る、というかうっかり踏むと高確率で毒攻撃を食らう。

 スリップダメージは治癒符では解除不可だそうですよ?ダメージ入った分は治るけど。


 森に入ったら今度はなんかキノコに手足が生えたモンスターが歩いていた。


 ミケ:えーっと。【歩きたけ Lv12】

 アン:むぅ。食べられない。

 ミュー:食用の可否が判るんですか?

 アン:符術師がお札の素材が判るのと同じような感じじゃないかな?


 とりあえず同レベルなので殴ってみることにする私たち。

 ぶしゅー、と胞子を吐き出したので思わず息を止めたら、まともに吸い込んだ北斗さんが寝てしまった。


 ひまり:はわー、治癒符でいけるかな?

 北斗:お、起きられた。ファイトファンシーと同じ仕様の状態異常か。


 別のゲームでは睡眠状態はダメージを受けるか治癒魔法をかけるかで回復できるよな、と試したらうまくいきました!

 私の役目重要だな?全員寝ちゃったら目も当てられないもん。


 玉兎:それにしてもLv10で解禁されないのは知っていたが、スキルポイントは何時になったら使えるんだ……

 ミケ:俺はLv5で解禁だったから種族で違うんだろうなこれ

 ミュー:ありそうなのは生産職のLv15制限と同じあたり?

 ひまり:遠い……wSP64、何に使えばいいんだー!

 玉兎:なんか多いよそれ?

 ひまり:チュートリでいっこエクセレント出したらおまけがついた!

 北斗:なんだってー!!


 そんな話をしている間に茸はこんがり焼けてキラキラに変じた。


 ミュー:当然茸がドロップするのね?

 アン:ツキヨタケ、ササクレヒトヨタケ、ナメコ……

 ひまり:食えないのが!混ざってる!

 ミケ:なめこは草

 アン:ササクレヒトヨタケって食用なんですか!?

 北斗:ツキヨタケが食えないのは知ってる!


 茸のドロップは、食用キノコと食えない茸がランダムで出てくる仕様らしい。

 アンファルの希望で数匹倒したけど、だいたい8割が食用、残り2割が毒キノコだった。


 アン:茸はこのくらいにしましょう……種類がバラバラすぎてかばんが死にます……

 玉兎:そうだなあ、ドロップは3個固定っぽいけど、種類はこれほぼランダムだよね。

 ミュー:ササクレてると食べられて、ただのヒトヨタケだとインク素材か……

 ひまり:調理法とかどうなってるんだろうね?

 アン:炒めるとか汁物に入れるとか焼くとか、ですかね?

 玉兎:モンスター自体は焼いても無臭なんだな……

 ひまり:もうちょっと美味しそうな匂いでもするかと思ったのにねー。

 ミュー:この世界アンデッドもいるから臭わないのはいいことかもよ?

 ミケ:スケルトンは臭いなかったが、ゾンビ、いるのかね?


 ゾンビはできたらあんまり見たくないよなあ、と思っていたら腐臭がするんですな!フラグ!


 ひまり:フラグ立てんなし!腐臭がするよ!

 ミケ:え?おわ、ウルフゾンビLv11!


 火札一斉射で倒れるよわよわだったけど、レベル下だったのであんま美味しくなかった。殴ったミケさんの手まで臭うし。


 ひまり:はいはい〈湧水〉。おてて洗いましょうねー。

 ミケ:染み込まない素材で良かったなあ俺……


(ゾンビになるとレベルが上がるのか……)

 ウルフの死体を作った心当たりのある朔夜がぼやいている。

 正直2桁になってからの1レベルは誤差だと思うから気にしない!



 南の森よりちょっとレベルの低いスケルトンもいたのでちまちま狩りながら進む。

 レベルが上がり切る前に夜が明けたので、最後に殴ろうとしたスケルトンは、投石が届く寸前にすうっと消えていった。


 ひまり:消えるんだねえ!

 アン:昇天するわけじゃなさそうですね。

 玉兎:一旦消えてリポップ時にはレベルも変わるから別個体になってるというのが通説だな。

 北斗:そんなとこまで検証してるんエルリくらいだよな。


 まっすぐ森を東に向かって歩いているから、結構な距離を来ているけど、マップ上では黄金桜エリアの半分弱くらいといった感じだ。


 徐々に、細い獣道のようなものが見えてくる。

 つまり、ここを行き来する何者かがいるわけだ。


 ミケ:お、なんかいる……ゴブリン?レベル表示ないな?

 ひまり:前からゴブリンがNPC種族って疑惑は持ってたけど、レベル表示がないならNPC、つまりやっぱりモンスターじゃないわね?

 アン:殴りかかるとレベル表示が出るらしいですよ。


 え、もう殴っちゃった奴がいるのか!面倒な!


 玉兎:そもそも言語が通じるんだろうか……


「ん?見た事ねえ顔ばっかだが、お客さんだべか?」

 シャベッタアアアアアアアアアアアアアアア!訛ってるけど!普通に!にほんご!


 なお見た目は緑色で耳と鼻が長い、髪の毛のないひょろりとした小人さんだ。

 服は……あれ?結構良いのを着ているな?


「おはようございます!私たちは漂流者でなりたて冒険者です。

 今日はちょっと探検しに来ました!」

 ここは速攻で素直に目的を話す。私の予想通りなら、普通に交流できる種族だと思う!


「おお!冒険者組合の人から聞いちょるよ!急にいっぺえ漂流者さんが来たで、村にも来るかもってなあ!

 うちの村は宿はねえけんど、休憩くらいはできるでよ!疲れた時には休んでくといいべ」

「ジャクベはん、どないした……おお、お客さんだべか!」


 そして後ろから来たのは、今度はヒューマンくらいのサイズでちょっとガタイよさそうな、でもやっぱり緑色の肌と長い耳に無毛の人外種さんだ。


 ミケ:そっちのでかいのはオークらしい。これあれか、ゴブリンからオークに成長するとかそんなんか?

 アン:成長だけで種族が変わるんですかね?


 友好的に迎えられたゴブリンさん達の村は、なんと裁縫素材がたんまりと!

 この世界のゴブリンさんは農業や製糸やら柳細工やらの手仕事を生業として、人類と普通に交易している亜人種枠らしい。


 玉兎:ゴブリンから自己進化でたまにオークになる、か……面白い設定だな!

 ミュー:わあ、素材が凄い上質!中級紙の素材にあの端材分けて貰えるかなあ。

 北斗:おお!レッキスに教えてやらねば……でもあいつレベリングからだな……?


 北斗さんのいうレッキスさんは裁縫師を目指しているお友達ね。顔とか種族は知らないけど。


 結構時間がかかったので、今日はここまでかな?

 レベルが上がらなかったから、明日ログインしたらゴブリンさん達にでも情報聞いてみるかー。


 クエストでもたまに経験値貰えてるっぽいからさ、話してみるのは大事だと思うんだ!

なお反対側の村で殴りかかった奴はゴブさん達に丁寧にボコされHP1で正座させられてお説教された。※ゴブさんLv15、オークさんLv25。


正直うちの設定のこれ、本来なら進化先、ホブゴブリンですよね()

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