第17話 森の向こうはどんだけ魔境?
レベリングするよー。
動画を見終わったところで休憩時間が終わったので、再びログインだ。
ひまり:おはよー!ってゲーム内夜だー!
ミュー:おはー。そこはほら、芸能番組系ノリで!< いつでもおはようございます!
玉兎:あー、確かにこのゲームが順調にいけば、そういうノリの挨拶文化になりそうではあるなぁ。
ミケ:おはこんばんちはではだめか?だめか?
北斗:キャラの姿と合わせる気はねーのか?ノシ
アン:おはようございます。寝ている間にも空腹度減るんですかねえ……
玉兎:それやると長期間ログインしてなかったらいきなりリスポンスタートとかありそうでちょっと嫌だなぁ。
ミケ:リスポンといえば強制で噴水前なの何とかなんねえかなあれ?混みすぎだろ
ひまり:確かにそう。わあい卵サンド!
ミュー:ひまりちゃん卵サンド好きねえ、確かに美味しいけど。
朝食として、と配られたサンドイッチを一つずつ食べたら狩りを再開だ。
そう、Lv12になれれば森解禁だからね!頑張るぞー!
オレンジの未完スライムは数が多くないというより多分レアポップだ。
なのでこのエリアにもいる大福兎や雑魚スライムも倒していく。
夜だからか、昼間いたけどあらゆる意味で美味しくなさそうだから狩らなかった巨大アブと大ネズミが、蝙蝠と蛇に変わっているけど、ノンアクかつ、メンバーの欲しい素材を落とさないのが検証スレで確定しているのでやっぱりスルーだ。
草原1~3エリアだと、昼はカエル、夜はムカデだったらしい。
……カエルいたっけ……全然覚えてないな……
(あー……我がいるとカエルは逃げる……)
そうなんだ?!まあカエルはあまり好きじゃないから、その方が助かるかな……!
ってそれよりも!これは!まずい!
ひまり:うわあ、かばんの中身がやばい、整頓せいとん!
途中から私とミケさんと玉兎さんに妙に戦利品が偏って流れてきて溢れそうなんですが!?
あっ自動整頓設定ある!!オン!!ちょっとマシになった!
ミュー:我々のかばんが先に埋まったせいでさっきからドロップ品の流れが偏ってたからねえ……で、お札引き取れる人いませんかー!?
ひまり:補充歓迎!こっちは整頓オンにしたら結構空いた!
アン:お肉とゼリー引き取りますよー。
北斗:毛皮引き受けるぜー。アンちゃんは肉と交換でいい?
ミュー:あ、色付ゼリーは売って!中級のインクの素材になるらし!
そんな感じで狩りを一時中断して個人トレードでさくさくと荷物を纏めていく。
ミューちゃんはお札を作れるだけ作ってきてくれたのでストレージの空きがやばいらしい……ありがたや……
玉兎:うちのストレージは余裕あるから、これ以上荷物がやばいって時には預かれるよ!
ひまり:うちもー!生産やらないし今いるメンバー以外の知り合いまだほとんどいないし!
ミケ:俺も整頓自動化したら思ったより余裕あるな?俺が使う素材ここじゃ出ないからかな
玉兎:そういや金属加工系の素材どこで入手するんだ?
北斗:エルリによれば村で取引かもしれんとさ。
ミケ:そんなことせんでも普通に町の鍛冶屋ギルドに参加すりゃ徒弟として賃金付きの鍛錬、つまりクエスト受注で熟練度上げできるのぜ
ミュー:オリジナル作品とか作れないじゃない?
ミケ:それは次の町に行けるようになったら、って話だったし、あちらさんからすりゃ、昨日今日来たばっかのヒヨッコにオリジナル?とか言われてもな感は判るのよな
む?ゲーマーとしての勘が。
それつまり街道通れる人が少なくて物流が止まってるとかいうパターンでは!?
アン:そういえば、ドワーフの小父様方がそんな話をしておられましたね。他所の町からの資材が止まってて一部の業務が滞っていると。
ミケ:それな!
北斗:NPC冒険者勢の数があまり多くないんで手が回り切らないらしいぜ。食料を優先で運んでるからって聞いた!
玉兎:この町、大陸のかなりど真ん中らしいからなぁ。
この黄金桜の町がある大陸は、大陸丸ごと一つの国で、自称は射干玉国。
三角形っぽい国土を檜扇に見立て、更に檜扇の名を持つ花の別名である射干玉を国号とする、だって。
ベータ版の間に行けるのは隣接エリアだけらしいけど、大陸の地図自体は既に公開済みだ。
隣接エリア、東西南北の四つだと思ってたら、南西にもう1エリアあって5エリア回れるらしい。
ミケ:王都到達とかベータじゃできねえかなあ。
玉兎:第二陣までは解放自体しないってなってるな。レベル制限上がらないと無理な奴かな?
ひまり:王都は北の町の向こうだっけ。
玉兎:そうそう。んで主要な港があるのもだいたい北の方。この国、世界でも南の端っこ。
ミケ:鉱山は東方面だったかな?西に行くと地名が竹林だとか
アン:お茶の産地のような地名が複数あって悩ましいです。
玉兎:お茶で思い出したけど、和風っぽい地名の割にコメを見ない気がするな?
言われてみたら確かにそう。
アンファルがサンドイッチばかり作ってるのは、スキル上げかつ他に完成品レシピを持ってないからだとはいえ、露店でもおにぎりは売ってないし、大福なんて福兎からのドロップしかないときたもんだ。
アン:稲が王都の方でしか育たないそうですよ。理由までは聞いていませんが。
ひまり:世界地図だと結構南の端っこっぽいから、このあたりだと寒いのかなあ?
玉兎:言われてみれば三月設定でこの気温は少し寒いよなあ。
北斗:でも日本のコメどころって結構寒いとこ多くね?
玉兎:あれは歴史的努力の結果だからな。世界的には、コメは熱帯原産作物でもっと温暖なところで育てるのがスタンダードだったと思うぞ。
ひまり:アフリカ系の種類と東南アジア系の種類が別なんだよねえ、おこめ。
ミュー:ひまりちゃんはなぜそんなユルい口調で専門家みたいな知識を語れるのか……
ひまり:読書習慣!
そんな話をしながら狩り続けていたら、Lv12に到達ですよ!
ミケ:よっしゃ!まだちょっと時間あるし、森エリア覗いて来ようぜ!
玉兎:経験値ロストないタイプだし、死に戻りしたところでもうすぐ休憩時間だしな。
ひまり:GM動画で昼の様子は見たけど、夜がどんなのか興味ありまっす!
アン:フィールドに30分出られないだけ、でしたら問題なさそうですね。
ミュー:歩いて帰るのめんどくさい距離だし、アリだねえ。
北斗:死に戻りして休憩時間取ったら丁度ペナルティ終わる感じか?ならそれで!
そんな感じで話がまとまったので、全員で係員さんにレベルチェックして貰ったよ!
「こんばんはー!通っていいですか?」
「おう?おお!Lv12でパーティだな、通ってよし!だが夜間だ、骨には気を付けて行けよ!」
「はあい!」
ひまり:ちゃんとチェックしてくれてるねえ!
ミュー:死に戻り目的なのがちょっぴり気が引けてきたぞぉ?
アン:あんまり褒められた行動じゃなさそうですものね。
ミケ:止められなかったんだし平気平気!
……平気じゃなかった。骨、このゲームでも体力減少検知だった。
バックアタックでミューちゃんの体力減っちゃったもんで周辺の骨にわらわらと集られてしまい……うっうっ……私の治癒符じゃ間に合わなかったよ……
ミケ:死に損ねた件
北斗:レベル上がった石人かってえな……w
ひまり:うっうっ……治癒符の熟練度が足りてなかったごめん……
アン:予定通りとも言えますから、気にしない。
ミケ:おっ熊いた!特攻しとこう
玉兎:確かにちょっとこの場所からだとソロで歩いて帰るの無茶よな。
ミュー:リスポンはちょっと待ってね、戦利品欄片付いてからよ!
北斗:あっ
ああ、パーティだからプールされてる戦利品が残ってたか。
なおミューさんの言葉が終わる前に北斗さんがうっかり帰還しましたね。
ボタン一つで戻れちゃうので、こればっかりはしょうがないね……
ミケさんも無事?でっかい熊に薙ぎ倒されたので、皆で死に戻りして戦利品整頓したらゲーム内5日目はおしまい!
要らない素材は競売にかけようかと思ってたら、待ち構えていた玉兎さんのフレンズに買い取られていきました……手数料なしで宿代出来たラッキー!
*****プレイリザルト*****
プレイヤー:稲見ひまり Lv10→Lv12
種族:狐ノ命
体力 38→44
魔力 110→130
SP 54→64
力 8→9
耐久 8→9
敏捷 26→30
器用 15→17
知性 26→30
知識 23→25
信仰 -
運 -
呪符魔法 Lv8→Lv10
攻撃符:炎x40
攻撃符:水x72
攻撃符:雷x60
攻撃符:土x88
攻撃符:風x70
攻撃符:光x35
護身符:光x98
治癒符:光x26
一般魔法 Lv1
称号
[漂流者]
[使い魔を労わるもの☆]
[聖魔のあわいを征くもの☆]※秘匿
[Eランク冒険者]
[大福を狩るモノ☆]←New!
死に戻りしすぎると変な称号付くぞー?
骨は打特効なんでこのパーティだと石人とハンマー持ちにだけはカモである。
但しアンは今のところ装備の都合で柔らかいので……ばたり。




