5C=Ⅰ パーティー〈文化祭、開幕前〉
少々遅くなりました。
祝、十話記念っ!&PV1000&ユニーク500っ!来てくれた全ての人に感謝を!
◇
「せ、ん、ぱ~い! 先輩の所は喫茶店をやるんですよね? ならなら私が看板娘になってあげますよ~? 勿論純潔は先輩にあげますよ?キャー! 言っちゃった! こんな公衆の面前で! もう、先輩の所為ですからね? 責任取って私と結婚してください!」
「却下だ。そして出てけ」
「速答!? もう、つれないですね、先輩!あ、解りました! 公衆の面前だから照れてるんですね? じゃ、後でちゃんとデレてくださいよ?」
「再度却下だ。第一、華葵。お前らのクラスはお化け屋敷をやるんだろうが」
「むっふっふっふっふ~。私のクラスを楯に逃げる気ですね~? 残念ながらそれについては無問題! 担任の呉崎先生に先程先輩が如何に素晴らしいかを一時間トークモードで語ったら、二十分ぐらいで何故か遠い目と言うか死んだ魚の目みたい目つきになりながら「もういいよ……。お前はお化け屋敷の役から外させるからその先輩の所に行って帰ってくるな」と言われました! 何故でしょうかね? 先輩の魅力を語りすぎたせいでしょうか? ……ライバルが増えたらどうしましょう!」
それでいいのか? 担任。後華葵。俺は男を恋愛対象に見ては居ない。
「と言うわけで私、華葵架恋は! 全力で先輩のサポートをする所存であります!」
「じゃあ全力で帰れ」
「全力で拒否します!」
「……そこの光村の手伝いでもしてろ。俺は今から科学室に籠もっているハロルドに差し入れを持ってくんでな」
「はーい! 先輩の為なら例え火の中水の中! 宇宙の中だって泳いで見せます!」
「あっそ」
「スルー!? 先輩、もう少し構ってくださいよ!? 兎は寂しいと死んじゃうんですよ? ウルウル」
なんかほざいてる華葵を無視し、俺は教室を出た。……ちなみに言っておくが華葵。その話は迷信だ。
★
さてこの学校の文化祭は少し変わっている。各クラス、何をやるかを学校が決めているのだ。二年C組は喫茶店。一年B組はお化け屋敷と言う風に。
何故そんな風に決められているかと言うと、三年前のとあるクラスがやらかした後遺症らしい。
……閑話休題。
何をやるか決められていると言っても、喫茶店ならメイド喫茶でも何でも良いらしい。あくまでも決められているのは本筋と言う事か。
ちなみに俺達がやろうしている喫茶店はコスプレ喫茶らしい。まあ、要は好きな服装を披露すれば良いのだろう。
そんな事を考えている内に科学室に着いた。
◇
「おい、ハロルド。差し入れ持ってきたぞ……ってなんだこれ」
科学室のドアを開けるとなんかドラム缶の小型版みたいな物がツンツン足をつついてきた。
科学室備え付けのテーブルで何かを弄っていたハロルドが顔を上げてこっちを見る。
「ああそれカ。それは喫茶店の皿運びにしようとしているロボットダ」
「ロボット? これが?」
「あア。しかしやはリ、僕はロボットの設計は苦手のようダ。……姉上はやはり凄イ」
「姉上? お前姉いるのか?」
「あア。ロボット工学の天才と呼ばれていル。……そう言えば今日この町に来るとか言っていたナ」
「ふうん」
「デ、何の用ダ?」
「ああ。差し入れ」
「そこに置いてくレ」
「ああ」
近くの机に差し入れを置く。
「食べ終わったら感想をこの紙に記入してくれ」
「……感想? 何でダ」
「それ試作品なんだよ。んで、クラスの連中に味見させてるんだ」
「なるほド。……これも試作品カ?」
ハロルドが指差したのは色とりどりのサンドイッチやパフェの中でも異彩を放っている虹色の飲み物っぽい物体
「ああ。正直疑わしいけどな。門川が作りやがった」
「門川カ」
門川創路。迷惑料理製造者と呼ばれる変人。何か何かと独創的と言うか毒性的な料理を作る奴。ちなみに俺も一回奴の料理を食ったがその時は一瞬、川の対岸でこっちを見て尻尾を振っているタマ(ダックスフンド♂。享年12歳)が見えた。
「誰ダ。アイツを料理班に入れた奴ハ」
「松平の奴だ」
「アイツが元凶カ……」
松平門人。常常から「常にスリルを! 常にデンジャラスを!」とか言っている変態。
「……はア。まあ一口だけなら大丈夫だろウ」
そう言ってハロルドはその飲み物を口にした。……甘いなハロルド。俺はその一口でダウンしかけたんだぞ。
「!」
一口飲んだ途端、ハロルドは顔色を変えた。
手が小刻みに震え、ガシャンと飲み物が入ったコップを落とす。
そのまま吐き出すのかと思ったが顔色を百面相に変えただけで吐き出しはしなかった。……チッ。
「ゲホッゲホッ。……訂正しよウ。一口でも死ねル……。と言うか料理には絶対出すナ……!」
「ああ。他の奴らもそう言ってた」
「解っててやったのカ……!」
「そうだが?」
しれっと俺は言い、ハロルドが落としたグラスを拾おうとして、
「なあ。お前の作ったロボットって防水加工してある?」
ハロルドに質問した。
「ア? してないガ」
「……んじゃあコレ、どうする?」
そう言いながら俺はハロルドの足下を指差した。
「コレ?」
ハロルドは足下を見、目を見開き、呟いた。
「……確かにどうするカ」
そこにあったのはハロルドが落としたグラスと、その中にあった液体。そしてその液体をもろに被った皿運びのロボット。
「多分、故障していると思うんだガ……」
そう言いながらハロルドは屈み、ロボットを持ち上げようとして、
バチリッ。
「!」
ロボットの周りに電気が走ったのを見て、慌てて手を引っ込めた。
その直後、今まで微動だにしなかったロボットがけたたましい音を響かせ、走り出した。
「っ、まっ……!」
引き戻そうとしたが間に合わず、ロボットはそのまま俺が開けっ放しにしたドアを通り、廊下に飛び出した。
そのまま向かいの壁にぶつかるかと思ったのだがロボットは見事なカーブで横に逸れた。……っておい。
「追いかけるぞ!」
「あア!」
脳内の疑問やツッコミは一先ず置き、俺とハロルドは廊下を飛び出した。
ギギッ
とロボットが弧を書きながら曲がり、階段を
ガッガッガッ
と降りた。
それを追いかける俺とハロルド。
「チッ、ハロルド! お前、一体あのロボットにどんな機能付けた!」
「前方と後方に設置したセンサート、とてつもなく丈夫な車輪、ダ!」
「クソッ! やたらとハイスペックな物付けやがって!」
「あア! 僕も今、後悔してル!」
そんな事を怒鳴り交わしながら、ロボットに追いつこうとする。
が、追いつく事は出来ず、俺達は一階に着いた。
「……このまま外に出られたら不味いぞ」
「あア」
ロボットはそのまま廊下を進む。
廊下には少しの人が見えた。定期買い出しの帰りだろう。
ロボットが昇降口に達した。
前には黒い壁――否、学生服の生徒。それをロボットは壁と判断したのか右に曲がった。右――つまり出口。
「チッ」
ジャリジャリと音を立て、校庭に出るロボット。
俺達は息を整えながら、靴箱に寄り、素早く上靴から靴に履き替える。
「おい、ハロルド! どうやってロボットを止めるんだ!?」
「下にある緊急用の停止スイッチ、もしくは思いっきり衝撃を加えるカ、または膨大な電撃か水を浴びせるカ。確実なのこの4つしか無イ!」
下のスイッチを止めるのは無理。と言うか何故そこに設置した。電撃も無理。水は調達する暇が無い。残るは衝撃か。
どっちにしてもまずはロボットに追いつかなければ。
靴を履き、校庭に出る。タイヤが故にかロボットの歩みは遅い。
走り出す。数秒でロボットの背後を取った。
そのままの勢いで迫り、ロボットを蹴ろうとした瞬間、突然ロボットが左に曲がった。
車は急に止まれない。人間も急には止まれない。
俺は数メートル前進して、ようやく止まった。
左を向く。ロボットは真っ直ぐ校門に向かっている。
左を見る。ハロルドはまだこっちに向かって走っている。追いつく確率はゼロ。
後は俺だが日頃何の運動もしていない人間が追いつけるとは思えない。……息も絶え絶えだし。
結果。ロボットは何の障害も無く校門を通り過ぎた。
○
彼女が校門に来た時ロボットは校門を通り過ぎようとしていた。近づいてくる小型のドラム缶を見て彼女は呟く。
「何だあれは」
彼女の呟きに傍らのフードを被った者が答える。
「……ロボットノ様デス。排除シマスカ?」
「ああそうしてくれただし壊すな停止させろ」
「了解」
フードが腕を前に翳す。バチリバチリと腕から音が鳴った。
「エレクトリック、ウィップ」
翳された手から勢い良く、紐のような物が飛び出る。
紐はロボットに巻きついた。その次の瞬間、紐を伝って電気が流れ――ロボットの内部を破壊した。
プスプスと煙を上げるロボットを見ながら彼女は呟く。
「こんな機械いや機能を作れる奴は……ハロルド以外居ないな全くアイツは」
彼女――ミハエル・ディスクレイスは。
◇
俺とハロルドが校門に着いた時にはロボットは機能を停止させていた。
遠目から見た所、金髪の女の傍らに居るフードの奴が腕からなんか光る紐を出して停止させた様だが……。
俺が様々な疑問に囚われていると、ハロルドが声を上げた。
「……姉上?」
姉上? って事はこの女、先程言っていたハロルドの姉……って事か?
さらなる疑問に絡み囚われ悩む俺を余所に女は言った。
「ハロルドお前かこのロボットを作ったのは」
「あア。皿運びにするつもりだったんだガ……。見ての通り暴走しタ」
「何故だお前は暴走には人一倍気をつけていた筈だ」
区切り無し、句読点無しで一息に喋る女。
「世にもおかしな液体をかけてしまったんダ」
「成る程解った」
納得するのか? それで。
心の中で俺は突っ込む。
「……でハロルドこれを持って帰っていいか?」
「いいガ、何に使うんダ?」
「いや先日ロボットを作ってみたんだが昨日事故で脚部がぶっ壊れたんだこれを組み込めば平面だけだが移動する事が出来るようになる」
「解っタ。但し条件が有ル」
「……ほう条件とな」
女の目つきが鋭くなる。
「何、簡単な事ダ。完成させたロボットを僕達のクラスで使わせて欲しイ」
「……お前らは喫茶店をやるんだったか」
「あア」
女はしばし思案していたが、やがて頷いた。
「解った1日だけいいだろうこれ以上は駄目だ上の堅物が目をつけるからな」
「あア。十分ダ」
交渉は成立した様だ。
女はロボットを持ち上げ小脇に抱えた。
「じゃあ私はこれからこの学校の校長に会いに行くから」
そう言って女は歩き出す。影の様にフードもそれを追った。
遠ざかるその姿をただ訳が解らずぼうっと見る俺にハロルドは言った。
「さテ、僕は科学室に戻ル。お前の差し入れが有るからナ。まア、試食し終えたら教室に行くヨ」
「あ、ああ。そうしてくれ。……じゃ、俺は教室に戻る」
「あア」
○
文化祭開幕まで後4日。とある喫茶店のマスターと客の会話。
「文化祭?」
「ああ。後4日で始まるそうだ」
相も変わらず頭上には夜想曲が流れる店内にて。カウンターに座る彼女はコーヒーを啜った。
「文化祭……ねぇ。まあその高校の知り合いが居ない俺にゃあ何の関係もねぇ話だけどな」
「ほお。何の関係も無いとな?」
「何だよ。含みの有る言い方しやがって」
彼がそう言うと、彼女はコップを机に置き、カウンターの中に居る彼に向かって身を乗り出した。
傍で見ているその喫茶店の従業員はその光景が気になるようで、ちらりちらりと彼と彼女を見ている。
「な、何だよ」
「これは私の妹から聞いたのだがな。二年C組は喫茶店をやるらしいぞ」
「……何?」
ピクリと彼の眉が片方上がる。
「喫茶店……か。つー事はコーヒーを出すって事だよな……?」
「ああ」
「……フフッ」
バン! と彼はカウンターを思いっきり叩いた。従業員がびくりと肩を竦ませる。
「っよし! んなら行くしかねえ! ふふふ、見てろよインスタントコーヒーを飲んでいる高校生のクソガキ共が! 喫茶店ノクターンのマスターで有るこの俺が、真のコーヒーとはどんな物かとくと教えてやるぜ!」
「……お前はたかが学園祭の喫茶店に本職のコーヒーを淹れるのか? と言うか乗っ取る気か」
「まあな! よっし、月架! 4日後は休業だ!」
「は、はい!?」
従業員――月架は戸惑ったように声を上げた。彼はそれを了解の意と見做したようだ。
「繰り返す! 喫茶店ノクターンは4日後の文化祭の日は臨時休業! いいな? 美鈴!」
「なんでオレにも言う」
「ノリだ!」
「……そうかよ」
「しかし美鈴。お前もそろそろその男っぽい口調は辞めろよ。婚期逃すぜ?」
「余計な世話だ。伴侶ぐらい自分で見つける」
「……ならいいんだけどな」
○
彼と彼女がそんな会話をしている喫茶店。その片隅に彼らは居た。
「ねえねえげんろー」
「文化祭ってなに?」
「……あー。まあ、学生が屋台とかをやる祭りだな」
「お祭り?」
「お祭り?」
祭りと聞いた途端に鏡のようにそっくりな子供達は、目を輝かせた。
「ボク行きたい!」
「ボクもボクも!」
合唱するように言う子供達。
それに従業員の服を着た男は返答する。
「……先程の話だとこの喫茶店は休みらしい。金もここでアルバイトをしたおかげで有るには有るし……まあ、休憩するのもいいだろう」
「わーい林檎飴~」
「わーい綿あめ~」
「……それが売ってるとは限らないぞ」
◆
文化祭開幕まで後3日。とある住宅で。
「なー、兄ちゃん。聞きたい事があんだけどー」
マットにゴロゴロ寝転がりながら縁は言った。
「何?」
テーブル越しに、ゴロゴロ転がる縁を蹴ろうどうか迷いながらぼくは聞く。
「兄ちゃんのクラスってさ。今年何すんの? 去年は射的だったよね」
「あー。今年は喫茶店だよ」
「喫茶店ねぇー」
ゴロゴロゴロゴロ転がりながらぼくの言葉を繰り返す縁。
本当に蹴ろうかと迷っていると、クイクイッと袖を引かれた。
「?」
何かと思ってそっちを見ると、決まり無さ気な顔つきのメリーが居た。
「……ぶ、文化祭とはなんだ?」
「むさ苦しい野郎共が裸で踊るむさ苦しい祭りの事だぜ!」
「縁、二酸化炭素を吐くように嘘を吐くな」
近くにあったサルのぬいぐるみを縁に向かって投げつける。ぬいぐるみは吸い込まれるように縁の顔面に当たり、縁は「ゲフオ!」と奇声を上げながらのた打ち回った。そんな妹を無視し、ぼくはメリーに言う。
「文化祭って言うのは――まあ、ぼくの学校のお祭りかな」
「祭り……? ハロウィンみたいな物か?」
「あー。まあ、近いかな?」
「で、兄ちゃんはそこで喫茶店をやると」
のた打ち回るのをやめ、会話に加わる縁。
「ふむ……行ってみたいな。お主が働いている所も見てみたいし……」
「ぼくはコックだけどね。まあ、来たいんなら来てもいいよ」
「夫の仕事を見るのも妻の役目。是非行かせて貰おう」
「……」
ぼくは黙り込む。……黙り込む以外にどうすればいい?
混乱しているぼくに縁が質問を投げかけた。
「そういや、兄貴は参加しないのか?」
兄貴。百棟蒼空。ぼくの兄さんで有り、無論妹の縁にとっても兄で有る。
「ぼくも昨夜聞いたけど参加しないらしいよ。なんだか用事が有るらしくて」
「ふーん。何の用事だろ?」
「さあ? それは聞いてなかったから解らない。まあ、休日は取ったとか言ってたから仕事じゃ無いとは思うけど」
○
文化祭開幕まで後2日。とある路上にて。
「ヘイ、ハニー。知ってるかい?」
「知ってるわよ。文化祭の事でしょ?」
「oh! まさか知っているとは! これがホントの以心伝心か! やはりハニー、君以外には僕の伴侶は考えられない! 後世まで語られる程の結婚生活を送ぶべし!」
「何でもう結婚した事になってんのよ。殴るわよ」
「もうすでに殴ってるよ、ハニー……」
「……しっかし日向高校文化祭の日は休校、ねぇ。うちの校長は何考えてんだか」
「日向高校の素晴らしさを見させようとしてるんじゃ無いかな~。ほら、わたしたちの通り名も日向高校内のあだ名を真似た物だから」
「だから日向高校文化祭の日は休み、ね。ったく学業を何だと思ってるのかしら」
「それには同感だけど、試験一週間前は大丈夫大丈夫とか言って遊びほうけてたのに、試験前夜になった途端に半泣きになってわたしに勉強教えてとか言った姫が言う台詞じゃないよね?」
「うっ……。そ、それはそれ、今は今! もう昔の話だし!」
「なんて現実的な言葉なんだハニー! 僕はまた惚れ直したよ! だからぼぐとぅる!」
「黙りなさい。蹴るわよ」
「す、既に蹴ってるよハニー……」
「で~? 姫とにっしーはその日どうするの? 無論わたしは行くよ?」
「そうね……。行ってみようかしら。どうせその日は何もする事が無いし」
「僕はハニーが行くなら何処にでも行くよ! 僕とハニーは赤い糸で結ばれって、待って殴らないで蹴らないで! 言葉攻めなら歓げふぼえら!」
「頭突きなら良いでしょ?」
「……そ、それもアウ、ト……」
ガクッ。
○
文化祭開幕前夜。とあるビルの屋上にて。
「……ねぇ、シンワ。聞きたい事が有るんだけど」
「なんですか?」
「文化祭って何かしら?」
「祭りか屋台の集合体か何かです」
「……要は祭りって事ね」
「そうとも言います。もしかして行きたいんですか?」
「勿論よ。そろそろこの街を出なくちゃいけないからね」
「いいですけど……一人で行ってくださいよ」
「あらどうして?」
「ぼくは今行方不明者扱いです」
「それで?」
「そして文化祭をやるその高校は、ぼくが通っていた所です」
「それで?」
「ばれたら騒ぎになります」
「それで?」
「……どうしても行きたいんですか?」
「うん」
「……仕方有りませんね。解りました。フードやサングラスなどで顔を隠せばなんとかなるでしょう。ただしもし、ばれたら、フォローやなにやらをお願いします」
「賛成りょーかい合点承知。楽しみだな~。 アイスクリームとか売ってるかしら?」
「……出来るだけ目立たないで下さいよ」
……様々な人間や様々な思いを乗せ――日向高校文化祭は開幕する。
今回の登場人物紹介は無し。
さて、とうとう日向高校文化祭が始まろうとしています。登場した人もしてない人もみんな集合。果たしてどうなるのやら。
~次回予告~
開幕した文化祭。そこに殺し屋やら破壊者やら死神やら吸血鬼やら様々な奴らが登場!
文化祭は果たしてどうなるのか。
the next title
「カーニバル〈文化祭、開幕〉」
お楽しみにしてて下さい。




