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第270話 いきなりピンチ!?

短めです。

 で? スヴァ、どうすればいいの?

<ばかものが>

 うわ。なんかいきなり怒られちゃったよ。

<最後まで我の話をきかぬから、お主はまぬけにも窮地に立たされたぞ>

<え。なにそれ。どうゆうこと?>

<お主がこれから行うことは、聖力を使う実験なのだ。魔法士2人はともかくとして、この地の騎士や、東の領主の息子には聖力が使えることばれたくはないだろうが>

<そうだよ! なんだよ! スヴァ! そういう事は早く言ってくれよ!>

<言おうとしたところ、お主が聞かずに話を進めたのだろうが>

 わー! 私の馬鹿!

<スヴァ! どうする?! どうすればいい?!>

 半泣きになってスヴァに尋ねる。

<まったく、お主は仕方のない奴だ>

 ため息をつきながらも、スヴァは一つの案を示す。

<知られたくない秘密の重要度を考えた場合、聖力を使えると知られるほうが我々の自由が制限される可能性が高い。だから、この地の騎士と東の領地の息子には、聖力が使えることはあくまでも隠し通したい>

<うん。絶対拘束はされたくないよ>

<うむ。ここで、聖力が使えることを誤魔化す為に、ひとつだけ秘密をばらす>

<え~!>

 なんか、いやな予感がするよ。

<我の興味の欲求を満たす、いや、貴重な薬草を得る為には、聖力を使う必要がある。ならば身を切るしかない>

 あ、なんか、スヴァの本音が出たよ。

 スヴァがこほんと一つ咳をしながら、続ける。

<御使いの愛し子であることをばらす>

 やっぱ、やな予感は当たったよ。

<ええ~。私が国守さまの愛し子であるとはまだ確定してないし>

<まだそんなたわけたことをゆうておるのか。まあいい。そうならば、なおばらしても問題なかろう。それに東の領地の息子はもうすでに知っておるのだ。ばれるのは、この地の騎士にだけである>

<ブライトにばれたら、必然的にこの地の領主さまにもバレるじゃないかよ>

 ティティは口を尖らす。

<仕方がなかろう。其方が先走った結果だ。領主に報告は許可するが、それ以上は他言無用すれば、それ以上は広がらぬであろうよ>

<本当?>

<お主がまた下手を打たなければな>

<ぐっ。わかった。それで、私は何をすればいいの?>

 早く話を進めないと、また心配されちゃうかもだから、早く教えてくれよ。

<舞を舞う>

「はあ?!」

 なんだそれ?!

お話は最後まで聞いてから、行動しましょう(笑)

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