表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
219/496

第217話 ちょこっとまったり

短めです。

 仕分けを中断して、ささっと薬草を亜空間へと片付ける。

 と、同時ぐらいにブリアが部屋に入ってきた。

「あらまだ起きていたのね」

「初めてのところで、少し落ち着かなくて。ブリアさん、お疲れさまでした」

 視察団大人3人組は夕食後、なにやら話し合いがあるらしくどこかに行っていたのだ。

 となると、ティティは城の中をウロチョロする訳にも行かず、割り当てられた部屋でスヴァと戯れていた訳だ。

 その時間を使って、アーリデアルトの森で採った薬草類を整理することができた。

 ぜひとも視察の合間に冒険者ギルドに素材を売りに行きたい。

 それもなるべく早く。

 お金作らなきゃである。

「ブリアさん、視察の合間に、冒険者ギルドに素材を売りに行きたいんですけど」

「素材?」

「はい。ノアへのお土産を買いたいんですが、ヨハネ村で大分散財してしまったので、ちょっとお金を稼ぎたいんです」

 ブリアは少し考えてから口を開いた。

「それなら、ヘクタ様に直接買い取りをしてもらったら? きっとギルドより高くかってくれるわよ?」

 げえっ。いやっす。結構レアもんがあるし、その素材の採集場所とかで、国守さまとの関係がばれたら超いや。

「その手もありですが、ギルドに素材を下ろすことによって、ランクの評価にもつながりますから」

 そう、私のランクEにしてもらったけど、Eでもなかなか、しょっぱい依頼しか受けられないからね。目指せDランク!

「そうか。そうよね。わかったわ。そういうことなら、調整してみましょうね」

「ありがとうございます」

「さあ、私はお湯を頂いて来るから、ティティは寝てていいわよ。明日朝早いからね」

「わかりました」

 明日の予定を聞きたかったが、ブリアさんも疲れているだろう。

 邪魔をしてはいけない。

 どうせ私はおまめである。

 明日朝に予定を聞いても何の問題もない。

<よし! スヴァ寝るぞ!>

<寝るのに、そんなに気合を入れてどうする>

 ごもっとも。

 さあ、明日はどんなことが待ち受けているのかなあ。

 ノア、おやすみ。ねえねはがんばるからね。

箸休め的な回でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ