表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/474

第100話 むう このままスムーズにはいかないか

「ふう。なんとか要望は通ってよかったよ」

 ギルド長の部屋での5人での話し合いの後、ギルド長とヒースとブリアはすぐにお城に向けて出発した。

 ティティはひとまず解放された。ただ、街から出ないようにとの釘を刺されて。

 ギルド長フットワークが軽い。

 それだけにあらず、イリオーネに、ゴルデバ五大湖の底を調べるよう指示をだしてからである。

 ティティの話の裏付けをとる為であろう。

 それを待たずに、城に報告に行ったのは、ティティの話をある程度信用しての事だろうが。

 しかし、いいのだろうか。植物スライムの対処方法など聞かないで。聞かれたら、そこまでは答えてもいいかなと思っていたのに。まあいい。今日話しただけでも金貨5枚は確実だろう。

 ギルド長との話し合いで、気疲れしたティティは、夕食を買うと、一旦宿へと帰った。

 そしてお茶を飲みつつ、一息入れる。スヴァにもお茶を出しつつ、尋ねる。

「なあ、このまま、報酬だけもらえると思うか?」

「難しいだろうな」

「あ、やっぱり」

 うええ。やだな。なんかやな予感がすんだよな。

 領主さま、話の分かる人だといいなあ。

「いきなり犯人扱いしないよな?」

「それも覚悟しておくことだ」

「ちょっ! なんで、そんなに冷静なんだよ!」

「そうなる場合も覚悟のうえで、話した筈だろうが」

「そうだけど」

「原因を知っていて、放っておくのは、気持ち悪いんだろう?」

「そうなんだよなあ」

「お人好しのつけだ。諦めておけ。もしもの時には我が出る」

「おい! だめだぞ! 絶対魔法を使うなよ!」

「危害を加えられるようなら、仕方あるまい」

「だめだ! 約束しろ!」

「できないな」

「スヴァ!」

「だが、ぎりぎりまで使わないと約束する」

 そこが妥協点か。

「本当に頼むぞ! 俺とお前は面白おかしく過ごすんだからな」

「わかっている」

「でも、まあ、ギルド長もヒースたちもいるし、きっと悪いようにはならないよな」

 そう思っておこう。

 でないと、精神衛生が不安定になる。

「お城に行かなくちゃいけなくなった時に、やっぱ武装はしておきたいよな」

「お主、やる気か?」

「いや、本当の武器じゃなくて、侮られないような武器を買おうかと思ってな」

 ティティはお茶を一気に飲み込むと立ち上がった。

「もう一回冒険者ギルドに戻るぞ」

第100話!

ここまでこれました!ありがとうございます!

これからもがんばります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ