ピュアスターは特訓中
※一部ですが、敵キャラが無惨な姿に成り果てます。ロクな描写をしておりませんが、想像力が豊かな方はご注意をお願い致します。
本気でアレ、かつパラレルでパロディーなローファンタジー世界、チック=ニ=チアサ。
今回はドアマットヒロインズと言っていいかもしれない、地球の愛し子ピュアスターが主役の修行回。
修行回と言っても、仕上げにあいつらは何も言わずともやって来る。
20XX年。
毎年毎年、年を越えたから侵略者が超パワーアップしたり、強力な幹部ばかり出てきたり、正義の味方が策にはまって大ピンチ!が始まる時期です。
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現在現役の魔法少女達5人は焦っていた。
その焦りをなんとかすべく、学校近くの公園でみんな集まって会議中。
「マズいよ瑠流!敵がまた強くなってきてる!!」
「分かってるわよ。前回、あの謎の魔法少女がでしゃばってくれなければ、ワタシ達が危なかったなんてのは。
だからこそ、今それの対策でみんな集まっているんでしょうが」
「そうだよ陽華ちゃん、まずは落ち着いて、それから考えようよ……!」
「まあ落ち着き過ぎて、時間ばっかりかけてバレンタインの用意が間に合わなくなったら、悲惨なんだけどねっ」
……現在1月末。とっくにバレンタイン商戦は始まっている。
しかもこの時期だから既に後半戦で、これから過剰に仕入れたチョコをどう買わせるか?と言う悩みが販売店へのし掛かる頃。
「……おひー様にあげて、他の女どもへ牽制……」
焦っている理由が判明。
現在の敵、アゴの魔人で悩んでいる場合じゃねえ。こちとら恋する乙女やぞ!(意訳)
ちなみにおひー様と言われた相手は、高校生のお兄さん。
モブい男ながら玄人裸足な女子力で作り出したお菓子により、この5人は胃袋を完全に掴まれている。
とても親しみやすく、警戒心が湧きにくい顔をしていてシャイ、家事万能……を通り越して家事全能。一家に一人、お兄さん。
料理は美味しい、お菓子も絶品。掃除や洗濯バッチリこなし、アレやコレやも先回り!
デキる執事なお兄さん。
超が付くほどの甘やかされ生活が、お姫様ドリームを掻き立てる。
誰が恋人になっても恨まない、夜討ち朝駆けで出し抜き有りのバーリトゥードな淑女同盟も結んでいたり。
が、当のおひー様……田中久秀は、小学生の子達とそんな関係になる事自体考えていない。
シャイと目されているのは、事案通報が本気で恐いから。
料理はご近所や町内会とかの付き合いで出した位だし、お菓子類だってそういった場やご近所様から貰うお土産・お裾分け返しが大半だ。
家事全能っぷりはお兄さんの姉が、耳タコ級で自慢して回っている為に地域で有名。
魔法少女達もなんとかお近付きになろうと頑張っているが、クリスマスは町内のクリスマス会で久秀が裏方に徹していて接触不能。
正月は家族で、と彼を初詣に誘えなかった。
今度こそ!と言った意気込みで、現在燃えている。
「バレンタインばかりに気をとられるなテラ」
今注意したのは、テニスボール位の球体に羽根の生えた謎生物“テラ”。
どっかのロボアニメに居た、球体のコミュニケーション用ロボ玩具っぽい顔?がついていて、愛嬌はたっぷり。
そんな姿だが、地球の意思を伝える代理人を名乗る、魔法少女名物のマスコット。
声はほわほわお姉ちゃんチック。自称永遠の17歳。おいおい。
「分かってるから、こうして相談をしてるのよ」
テラに言われてようやく軌道修正を始めたピュアスターだが、少女としては戦いよりイベントや恋愛とか言いたいのだ。
折角の人生、楽しまないと損なのだ。
そこで陽華が、一番手っ取り早い手段を提案。
「ねえテラ、魔法少女は増やせないの?」
魔法少女のみならず、大抵の正義の味方は増員がある。なのにピュアスターは結成されてから1度も増員されていない。そこに不満が有った。
「増やしたテラよ? 正確には外部への応援要請テラが」
「??? 増えていないわよ?」
事も無げに答えるテラだが、合流して力を合わせて~って言うお決まりの流れが無い増員など、増員と思えない少女達。
「知っているはずテラ。現場に急行しても処理されていたり、ピンチになったら代わりに処理してくれたり」
テラのヒントにより、誰かは分かった。
分かったが、魔人達を“処理”とまるでゴミか何かみたいな認識をしている、その割り切りに魔法少女達はちょっと寒さを感じた。
「でもその助っ人に頼りきりなのは、現役魔法少女として失格テラ。もっと努力するテラよ」
これには反論できない5人。みんなで秘密を共有して、色々頑張るのは楽しい。とは言え、まるっきりお遊び感覚じゃなく、ちゃんと真剣に取り組んでいる。
なんだかんだと充実した日々を送っているのに、それを失格と否定はされたくないのだ。
「分かってるよ!次の魔人は、ピンチにならず勝ってやる!」
こうしてテラから発破をかけられ、放課後に特訓するスケジュールが決定した。
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ここは大きい川の河川敷。
かなりのスペースがあり、草野球や草サッカーも出来る。
宿題が出されたら、それを誰かの家で済ませてから移動。そんな流れでここに居る。
既に変身もしていて、ピュアスター5人は特訓へ向けて気合い十分。
「今日はどんな特訓をする?」
ホムラスターがそうチームに尋ねれば、ミナモスターが応える。
「前回ピンチになった原因を考えましょ」
即体を動かしたかったホムラスターは不満がったが、間違いではない。まずは足らない部分を洗い出す事も重要だ。
ここで頭をひねるピュアスターだが、いつも一歩引いた場所に居るライカスターは普段から良く見ていたのか、遠慮無しで口を開く。
「……ホムラは突っ走りすぎ、ミナモは慎重すぎる。ツムジは支援にしてもワンパターンで、リクチなんて無駄が多すぎる……」
指摘された子達は心当たりがあるのか、ギクッといいリアクションで返すが、リクチだけは口を尖らせるだけ。
これに反論しようとミナモスターが動く、が。
「ライカこそ牽制弾をばら蒔く時は動けるけど、大きい攻撃の時はほとんど動……けないのよね」
まあそう言うことだ。固定砲台役に、動けとか何を言ってんの?である。いつも攻撃はバッチリ、これ以上は攻撃力の向上位しか無い。
各自の課題は決まった。さあこれから特訓だ!となるのだが、そこでテラから待ったがかかる。
「こうなるのは解っていたテラから、テラが特訓をプロデュースしたテラ!」
球体が胸を張るように歪み、テラがテラテラとやかましくドヤる。
「先生!特訓教材、よろしくテラ!!」
まるで芸人の前座。舞台裾へ下がるように、スススっとフェードアウトするテラと交代で、あの可愛らしい呟き声が響き渡る。
『……セルフ魔力、ピュアスター・写し身、変換』
その声と共に、各自の目前。自身と同じ姿を持った虚像……いや、実像が直立不動の姿勢で現れる。
区別のためか、それぞれの写し身にはお面が被せられている。
白狐面、黒狐面、おかめ面、ひょっとこ面、マスカレード(ヴェネツィアン)マスク。
順に赤、青、緑、黄、紫の順だが、黄……リクチスターの扱いと、ライカスターの豪華さ。なにか意図が有るのだろうか?
「ミナモと色違いかぁ」
「なによ、なんか文句あるの?」
「あはは、無いよ。お揃いだね!」
「~~~~っ!!」
写し身を見てはしゃぐものがいれば。
「おかめ……」
「ひょっとこ……面白いけど、可愛くないっ!」
扱いに嘆くものもいる。
……天狗面や般若面じゃなかった事に安堵するべきなのに。
「……ボクだけカッコイイ……!!」
ついでに大満足で顔真っ赤にして興奮する子も。
と言うかだ、これは明らかに謎の魔法少女を頼っていると、言わざるを得ない。
お前はそれに頼りきりはダメだと言っていなかったか?
そうツッコみたいが、なんかツッコむ空気ではないため、お流れになってしまった。
「はいはい!それじゃあみんな。自分と戦って、自分より強くなるテラ!!」
ちょっとだけ戻ってきたテラの掛け声で騒ぎは収まり、一斉に戦闘態勢。写し身も一緒に動き、戦う構えをとる。
「特訓、開始テラ!」
~~~
最初の2日間は互角だったがそれ以降、本物のピュアスター達は動きが次第に変わり、着実に写し身より上手く動き効果的な攻撃を行い、圧倒するようになる。
写し身で同じ能力を持っているはずだが、動きが良くなれば……戦いかたをより洗練させれば、もっと強くなれる余地があったのだ。
しかもピュアスターはバラバラに特訓していると思わせて、隣接した誰かと連携を瞬時に行ったり、かなり有機的な動きをする余裕もあった。
……例外はライカスター。
写し身とふたりで仲良く、あーでもないこーでもないと、より良い魔力運用法を模索していた。
試行錯誤中にふたりで指を絡めておでこをコツンと合わせた瞬間は、迷走の極致ともベストショットの永久保存画像とも言える。
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「オッケーテラ!短い特訓期間でも、確実に強くなっているテラ!」
4体の写し身がノックアウトされて、勝負がついたのを見計らって出てきた、テラの声で特訓終了が告げられた。
「あの魔法少女の力を借りれば、こんな効果的な特訓も出来るんだね~」
「自分との戦いって、漫画とかの世界でしか出来ないと思っていたわよ」
「今までより格段に強くなれた気がします……っ!」
「むふっ、ダイエットに最高だったよっ♪」
「……有意義だった……」
全員で強くなれた確かな実感を胸に、特訓をやり抜いた達成感がわき上がる。
そこでテラが、この場の〆として余計な言葉を放り投げてきた。
「よし!このままの勢いで、もうすぐやって来る魔人をやっつけるテラよ!!」
は……………………??
テラに視線を向け、固まる5人。
その様子に慌てるテラ。
「ど……どどどどうしたテラか!?強くなったピュアスターを見せてみろテラ!!」
それぞれの眼前にテラが飛び回り、気付けを行おうとしても効果無し。
テラが諦めてからたっぷり5秒。それからライカスターがポツリと一言。
「……魔力切れ……」
「…………テラ?」
今度はテラが固まる番だった。
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それから間も無く、川から水飛沫を上げて飛び出してきたのは、3体の魔人。
「我らは誇り高きアゴの魔人、秋三兄弟!秋・ビーン、秋・カーン、秋・ボロー!!」
見た目そのまま、ビンとカンとペットボトルに手足をくっつけた、着ぐるみ着込んだ男性3人組。
3人組のアゴは、それぞれの飲み口とその周囲を模していて、時折なにかの雫がポタポタと垂れている。
「ゴミとして真っ当な処分もされず川へと捨てられ、ずうっと放っておかれた悲しきゴミの代弁者!!」
「いくら注意の看板があろうとも、気にせず投げ捨てられるゴミ達の代表格!!」
「酷い奴らが全然減らないから、地球の環境が悲鳴を上げるんだ!!」
ビーン・カーン・ボローの順に口上を述べてからポーズなぞ決めて、最期の大見得。
『ゴミは自治体の指定通りに、きちんと従って処分しましょう!!』
どどーーーん!!!
背景で川が爆発し、飛沫と一緒にゴミも飛び散る。すげーきちゃない。
やって来た脅威を前に、戦う力がほとんど残っていないピュアスター。
テラもさっさと逃げて、この状態でどうにか連中を退けられるのか?
緊迫感ばかりが高まる状況だが、この場には姿を見せていないアレが居る。
『……写し身ピュアスター、邪魔者、排除』
ノックアウトしていた4体と、離れていた写し身ライカスターが、ピュアスターお馴染みの陣形にささっと組まれ、そこから赤・青・緑が躍り出た。
「ギャン!!」
白狐面ホムラスターがビーンを思い切り熱して、自然発火温度越えで真っ赤に燃えてドロドロのビンへと変えれば、
「ぼぼぼががぼぼ……っ!!」
黒狐面ミナモスターによってカーンの突き出た顔へ、水の塊を押し付けて窒息させ、
「!!!?、っ!?、っ!!??」
おかめ面ツムジスターなんてボローの周囲を真空へと変化させて、モザイク必須のナニカにまで貶める。
「…………」
この惨状を見ていたピュアスターは、言葉を詰まらせた。
やがて魔人達は光の粒へと変わり、この世から消滅すると、
ざばあっ!!!
再び魔人が川から現れた。
「弱っているピュアスターなんて、秋三兄弟で終わると思っていた。驚いたぞ」
今度のは、いかにも自転車競技やツーリングが趣味です。とか言いそうな格好して、町乗り自転車を体にくくりつけた男性。
アゴはアゴ紐に隠れてよく分からないが、なにやらピカっとLEDみたいな光を灯しているっぽい。
「俺達ほどじゃないが、あいつらもかなり強いのにな!」
それと男性の頭に乗っかった、テラみたいに羽根の生えた、古式ゆかしい白黒5角形模様のサッカーボール。
…………アゴ?らしき部分は丁度黒くなっていて、さながら初代の機動する戦士の赤いアゴが連想される……と思う。きっと、多分、恐らく……メイビー。
「沈・チャリンコと流・サカボー!」
チャリンコが叫べば、
「俺達を川で見かけた時の、モヤモヤ感やインパクトは伊達じゃない!!」
サカボーも跳ねながら叫ぶ。
…………今度は川が爆発しなかった。
どうやら三兄弟の爆発は彼らの仕業だったようだ。
こんなのを見せられているピュアスターはたまったものではない。
意味は違うが、謎の魔法少女も。
『……排除、再開』
指示に従う写し身達。今度は黄と紫。
*おおっと*
「!?」
チャリンコはひょっとこリクチスターが生み出した*いしのなか*に囚われ、キャラロスト級の圧力で潰され即戦闘不能。
ぼぉんっ!!!
サカボーは危機を察知して跳ね、難から逃れようと着地した所をマスカレードマスクライカスターに狙われた。
普段からライカスターが使用している大きい魔力塊、それを千枚通し程度になるまで強く圧縮した物で撃ち抜かれ、勢い良く破裂。
「…………」
写し身と魔人が光の粒になる様子を眺めながら、相変わらずの早業にピュアスター絶句。
ライカスターだけ三角口、両拳を胸元で握って目がウルウル、光を飛び散らせて感激しているが。
「分かったテラ?ピュアスターもやる気になればアレくらい出来るテラ!」
戦闘終了を感じとり、偉そうに登場したテラ。
「でもライカスター以外は、参考にしてはダメテラ。清く正しく強くて可愛い魔法少女が、あんな可愛くない戦い方をしたらいけないテラよ!!」
言いたいことを全部言って満足したのか、ピュアスター達がこの場所へ持ってきた荷物に紛れ、ストラップへ化けた。
この間にも5人は集まり、ツノを突き合わせる。
「あれだけヤバいの、私達は使えるんだね」
「でもあの当てた時の酷い顔は、直視したくないわ」
「モザイクが無いと、正直無理です……」
「*いしのなか*なら、何も見ないで一撃で決められる。それにカッコいいっ!」
「……ダメ。もし間違えてピュアスターの誰かを入れちゃった時、すごく恐い……」
「あ、そっかー。それを忘れてたよ、ありがとねっ」
エグい手段の使用を本気で検討する、戦う小学生魔法少女達。
将来が少し心配である。
……まあ、淑女同盟なのにバーリトゥード式って時点で、手遅れなんじゃないか?とか言われるレベルなのだが。
ピュアスターによる協議の結果、最悪のパターンで久秀お兄さんに正体がバレた時を考え、ネコは被るべしと決まりました。
今まで通り、清く正しく可愛くて強い魔法少女道を貫くようです。
以下、チック=ニ=チアサ恒例の設定資料?と称した乱雑Q&Aを開始します。
そこまでは付き合いきれないと思われた方は、ここまでのお付き合いに本気で感謝です。読了有り難うございました。
また読んで頂ける機会がございましたら、その時はよろしくお願い致します。
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Q.秋三兄弟の設定とか、何か考えたの?
A.秋+空き缶(ビン・ペットボトルも含む)
舞台は冬。秋に捨てられ、川掃除されずにずっと沈んだままの悲哀を表現したかった。
川へのゴミポイ捨ては、現場を見てしまうと本気で虚しいです。ポイ捨て、やめてね?絶対。
Q.じゃあ浮き沈みコンビ(流と沈)は?
A.名前にひねった部分など無い。
今までで作者が見た川に捨てられていたゴミで、思う所がある2トップ。これの印象は本人達に言わせた通り。
折角楽しんで蹴ってたボールが、勢い余って川へ転落。拾えず流れていくボール。その記憶も刺激され、懐かしい気持ちと、拾い上げられない無力感がモヤモヤと。
Q.今までで一番強烈だった川に沈んでいた物は?
A.2・30年前から落ちる落ちる言われていた石?コンクリート?のオンボロ橋。台風やそれに準じた大雨で発生した洪水により、ついにポッキリと崩落。被害が出てから1ヶ月以上経っても放置されていて、中々に強烈。
Q.川ゴミ5人衆、弱かったの?
A.強いですよ?4クール放送で、冬ですよ?これで弱かったら詐欺ですよ。ええ(具体的にどう強いかは、決して言わない)
Q.写し身ピュアスターは魔人達を魔法で倒してたけど、魔力は特訓で使い尽くしたんじゃないの?
A.そのような描写はしてないですね?本物の方は使いきった……戦えるほど残っていないとは書きましたが。
まあ描写していても、謎の魔法少女が作った写し身だから、そこから魔力の補充をするだけです。
Q.写し身ピュアスターは、特訓では手加減してた?
A.していませんよ?あくまでも本物のピュアスターと同等の存在。特訓時はそれぞれの子達の動きをトレースしていただけです。
Q.対魔人戦では、本物のピュアスターを真似してなかったって事?
A.はい。彼女達の使える魔法で、こうすれば効率的に倒せるんじゃね?と、謎の魔法少女がやらせたのがアレ。
Q.おかめ面はひどいんじゃね?
A.ねえ知ってる?おかめさん(正確には女性の能面)を怒らせると、般若さんになるんだよ?
Q.ピュアスターの正体名とか口調とか性格とか、決まった?まとめて欲しいんだけど。
A.一応ですが、備忘録的に。名字や生い立ちはノー設定。
ホムラスター……陽華(読み方ひばな・火花そのまんま)男の子よりの口調、態度「私」
ミナモスター……瑠流(読み方るる・水をイメージ)ややツン気味だけど世話焼きな女の子「ワタシ」
ツムジスター……乃和(読み方のわ・野分……台風から)ちょっと内気で、慌てるとドモる「わたし……」
リクチスター……瑪瑙(読み方めのう・岩の中に埋まっている宝石)慌てん坊、ちょっとズレてる、あざとイエロー「ウチっ」
ライカスター……愛菜(読み方まな・魔力の事ですね)しっかり者でちゃっかり者、それでいて面倒臭がりで言葉少ない「……ボク……」
テラ……今後登場するか不明の、魔法少女名物謎マスコット。基本ノリと勢いのみで生きる。本体?の地球から出される指令や他言厳禁なNG項目が有るにはある。魔法少女への安全考慮はしっかりやっているが、性格ゆえちょこちょこ不安になる。
おまけ1謎の魔法少女……久秀(読み方ひさひで)女子力モンスターなモブ顔男で家族想い。主張はちょっと苦手な「僕」 変身時は基本単語ぶつ切り、それで通じないとか分からない文になるなら繋げる「……僕」だが、一人称を基本使わない。
おまけ2謎の魔法少女にまとわりつく不審者……ねね。久秀の姉で、初代戦う魔法少女サンコロナ。強すぎるせいで国民に危機意識が芽生えず、活躍は2クールで終了。2クールで終わったのは、その強さを存分に振るって早期に壊滅させてしまったから。
Q.おまけ1・2の詳細をもっと!
A.チック=ニ=チアサシリーズ、外道の魔法少女ディルティネス観察記録を参照の事。
Q.ピュアスターが主役とは一体……うごごご。
A.ピュアスターがメインの話ですので、主役なのです。活躍出来るとは言っておりません。
Q.ピュアスターの変身衣装、どこに描写が書いてあったかな?
A.戦隊VS魔法少女の所ですが、ここに転載。
セーラーワンピとドレスを掛け合わせ、動き易くも要所はカワイイ装飾で彩られた、とても乙女チックなバトルドレス。
それぞれで性格に合わせ、意匠に違いは見えるが統一感を感じる。
Q.今後ピュアスターを華々しく活躍させる予定は?
A.特に無いですね。
補足ですが、一応謎の魔法少女より先に現場へ到着して、頑張って戦い勝利するシーンも、書いてはいませんが存在しているので活躍していないわけではありません。